IoTサービス同士をつなげるサービスたち

IoTのデバイスやサービスも、一つではいまいち味気ない物もあります。
しかし、それらに他のサービスを繋げるだけで便利さが大きく向上することもあるのです。

サービス同士のハブになる定番サービス「IFTTT」

IFTTTとは、「IF This Then That」の略称で、エンジニアの人には非常に馴染み深いワードになります。
プログラムを記述する際に用いる文章で、日本語にすると「もしもこうならば、あれをする」という内容でしょうか。
サービスの内容としては、本当に名前のままで、特定のサービスで何かしらが起こると、それをトリガーに他のサービスにも影響を与えてくれる、というものです。
上の文だけでだとわかりづらいので、具体的な例を書いてみます。
遠隔で自宅の鍵を閉めることができるIoTデバイスと、スマートフォンのGPS機能を組み合わせてみます。
組み合わせ方としては、「もしもスマートフォンが、家から100m離れると、自宅の鍵を遠隔で閉める」というものです。
このような形で、簡単にサービスとサービスを繋げることができるので、IoTの幅がより広がります。
IFTTT

日本語化対応が魅力！Yahoo!の「myThings」

IFTTTは海外のサービスということもあり、全て英語で書いてあるので少しだけ敷居が高いですが、myThingsは日本語で扱えるのでとっつきやすいです。
※myThingsアプリは、2019年1月31日をもちまして、サービス提供を終了しました。
名前の大文字と小文字の組み合わせもキャメルシンタックス的で可愛いですね。
また、日本に最適化されているので、例えば「ぐるなび」や「ニコニコ動画」なども組み合わせることができ、より日本人にマッチしているように感じます。
myThings

色々なサービスが登場！IoTサービスたち

色々なIoTデバイスが生まれ、それらに対応する色々なIoTサービスが登場しています。
それらについてもご紹介します。

コンパクトなスマートキー「Qrio Smart Lock」

Bluetoothを用いることにより、キーがなくても自宅の鍵を開閉できる機能を備えたスマートキーです。
一時的に鍵の開閉権限を他人に付与することができるので、例えば遊びに来る人にその権限を一時的に付与したりするときに便利そうです。
また、昨今話題のAirbnbなどの施設提供者が、鍵を手渡ししなくても入居者を家に入れることができる、というような使い方もあるかもしれません。
Qrio Smart Lock

照明個別制御システム「T/Flecs（ティーフレックス）」

こちらは、照明を遠隔操作できるものですが、オフィス向けに特化した製品になっています。
また、人感センサも搭載しており、夜間や休日等、オフィスにいる人の周りだけを照らす、ということもできるようです。
T/Flecs

まとめ

IoTというワードが人気なこともあり、様々なサービスが登場していますね。
色々な新規技術が登場しては消え、を繰り返していますが、IoTは確実に広まっていく技術だと確信しています。
みなさんも、是非調べてみてください。
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