2017.09.08

ベトナム情報

オフショア開発が熱い国・ベトナムのスマホゲーム事情に迫る!〜街中アンケート調査〜

こんにちは!インターン生の瀬野、田口、藤田です。

以前ご紹介した記事にて、ベトナムのオフショア開発をしているVitalify Asia社内では、ゲームアプリがあまり人気ではないといった内容をお届けしましたが、果たしてそれはベトナムと言う国全体でも言えることなのでしょうか?

確かめてみるべく、今回はホーチミンの街に出て、道行く方々にアンケートを取ってみました!

1. アンケートの概要

こんな感じで、街を歩いているベトナム人にどんなゲームアプリを持っているかなどのアンケートを実施いたしました。

2. アンケート結果

今回アンケートにご協力くださったのは61人でした。

まず、最初の質問で「ゲームアプリを持っている」と答えた人は46人(75.4%)ということで、少なくともベトナムでは、ゲームに関心が全くないということはなく、スマートフォンでゲームをプレイした経験は大体の人にあるようです。

遊ぶ頻度の質問に関しても、「ときどき」と答えた人が30人(65.2%)で最も多く、続いて「毎日」と答えた人が11人(23.9%)で2番目に多い結果となりました。

「ゲームをインストールしたはいいものの、最近はほとんどプレイしていない・・・」という現象はあまり起こってはいないようで、一つのアプリにハマっているのか、新しいゲームにどんどん移行しているのかは不明ですが、この統計をみる限り、ゲームアプリはしっかりとベトナム人の生活に浸透しているようですね。

ゲームアプリをしない理由を「ゲームアプリを持っていない」と答えた方に訊いたところ、1番多かったのが8人(53.3%)で「忙しい」、2番目が4人(26.7%)でその他の理由、3番目はほぼ同率の3人(20%)で「面白いゲームがない」という結果に。その他の欄では、「ゲームをプレイするよりも、SNSや動画を観ている方が楽しい」という意見も見られました。SNSアクティブ率の高いベトナムならではといったところでしょうか。

ゲームアプリをプレイする場所の質問では、「自宅でプレイする」と答えた人が34人(75.6%)、「移動中にプレイする」と答えた人が10人(22.2%)でした。中には移動中にしかプレイしない人もいるようで、ゲームはあくまで暇つぶし、という風に捉えている人も一定数いることがわかりました。

しかしながら、「カフェでプレイする」と答えたのは8人(17.8%)のみと、思ったよりも少ない結果となりました。フリーWi-fiが飛び交うベトナムと言えど、やはり自宅が一番のびのびとプレイできるのでしょうか。

 

どんなゲームを普段プレイするのか記述式で答えてもらったところ、私達が知らない海外のゲームアプリの回答が目立ちました。後ほどいくつか紹介いたします。

6つ目の質問で訊いた「課金をするかどうか」にYESと答えた人は11人(23%)と、私たちが想像していたよりも高い結果となりました。月に支払う金額についても、100,000VND(約500円)くらいの人もいれば、中には900,000VND(約4,500円)使うと答えた人もいました。平均月収がおよそ3万円と言われているベトナムですから、この金額はかなりのものです。ちなみにこの質問でYESと答えたベトナム人全員の課金額の平均は225,000VND(約1120円)で、この結果も思っていたより高めでした。

以上の結果から、ベトナムではすでにスマホゲームがかなりのパワーを持っていることが推測できます。毎日アプリを起動するほどハマっている人がほとんど、というわけではありませんが、これほどスマホゲームが普及しているのならば、それが今後もどんどん勢力を増していくコンテンツであることは想像に難くありません。

3. ベトナム人がよく遊ぶスマホゲームとは?

スマホゲームをよくプレイすると答えた方に、そのゲームのタイトルを伺ってみたところ、日本人である私たちも知っている名前の中に、あまり聞き馴染みのない名前が多く見られました。それらも含めていくつかをご紹介いたします。

 

Candy Crush Saga

日本でも高い認知度を誇るパズルゲームアプリですね。iOSやAndroid向けであることに加えてFacebookアプリでもあるため、Facebookの利用率が非常に高いベトナムではプレイヤーが多いようです。プレイしているのは社会人の女性が多いという印象を受けました。

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Pokemon GO

こちらも、もはや日本で知らない人はいないといっても過言ではないほどヒットした、人気のゲームアプリです。ベトナムでもその人気は爆発的で、バイクの運転中にプレイする人があまりにも多いために、交通看板に「ポケモン禁止」と表示されたほど。現在はその人気も落ち着いているようですが、今でもプレイしている人はたくさんいそうですね。

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My talking Tom

こちらは日本ではあまり馴染みのないゲームアプリです。Tomというカワイイ猫にごはんをあげたり、トイレに連れて行ってあげたり、一緒に遊ぶこともできます。日本で一世を風靡した、たまごっちに似ていますね!自分好みの服を着せたり、目や毛の色も変えることができるので、オリジナルのTomを育てることができます。さらには、Facebookと連動して、友達のTomの部屋にお邪魔することができるようです!アンケートを取っている最中、女性ユーザーが多いと思いきや、男性にもそこそこ人気があるような印象を受けました。

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Liên Quân Mobile

これまた日本では見ないゲームアプリですね。ホームページなどを見る限り英語版なども存在せず、どうやらベトナム向けにリリースされたもののようです。内容としてはアクションRPGで、中世ヨーロッパの世界観がモチーフになっています。非常に美麗かつ洗練されたグラフィックが魅力的で、今回のアンケートでもこのゲームがお気に入りだと答えた人が最も多いという結果になりました。

 

この他にも、農場を開拓していくゲームやレーシングゲームなど、本当に様々なジャンルのゲームをプレイしていることがわかりました。これらのゲームに共通しているのは「やりこみ要素」が深いという点で、コツコツと進めて行く系のゲームが人気を集めているようですね。

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4. アンケートのまとめ

ベトナムでは多くの人がゲームアプリを利用しており、移動中や休憩中にちょこっとだけプレイできるものや、自宅でしっかりと腰を据えてプレイするものまで、そのジャンルは多岐に渡ります。課金に関してはさすがに日本以上とまではいかないものの、ある程度している人も何人か確認できました。思っていた結果とは異なる点が多く、非常に興味深いベトナムのスマホゲーム事情が垣間見えたと感じています。

多くのベトナム人が関心を寄せるスマホゲーム市場・・・今後の成長が期待できる、注目のビジネスではないでしょうか?

 

*本ページのアプリのロゴ及びキャプチャ画面はすべて各ウェブサイトやアプリより引用したもので、その権利はアプリの提供元に帰属します。

5. ベトナムでのオフショア開発なら・・・

ベトナムへ進出されるなら、若くて優秀なエンジニア達とホーチミンで約9年、オフショア開発・アプリ開発を展開しているバイタリフィバイタリフィアアジアへお気軽にご相談ください。上記のようなベトナムのビジネス情報提供に加えて、オフショア開発のリスクや費用を極限まで抑えた『拠点開設プラン』も用意しております。またベトナム向けIT・WEBサービス/アプリの開発支援、ローカライズ、テストマーケティングといった進出支援に加えて、日本や他国向けのオフショア開発やアプリ開発も行っております。ご興味がありましたら、ぜひご連絡下さい。