始めてのホーチミン暮らし、現地には友人も相談できる人もいないまま、着の身着のままトランクひとつでやってきました。初めての海外での長期生活。一番始めにやることといえばまずは身の回りのインフラ整備ですよね。その中でも特に重要なのがやはり住居です。生活の拠点なわけですし、日本の住居環境とは全く異なります。ですが私は日本での下調べもほとんどしないまま来越して、わずか一週間で物件を決めることができ、住むことができました。具体的にどのようなステップを踏んだのか、ここでシェアしたいと思います。
1. ホーチミンの物件の特徴
日本とホーチミンでは物件を借りる際の条件が異なります。
例えば日本で物件を借りる際は、敷金や礼金を支払う物件が多いですが、こちらでは礼金のようなシステムはありません。
ただ最初に入居する際にデポジット(直訳すると保証金のこと、ここでは敷金のことですね。)を1ヶ月、または2ヶ月支払うことが一般的です。
日本人がベトナムで住居を借りる場合、ベトナムの不動産会社に行ってもベトナム語を話せないとコミュニケーションを取ることが難しいため、日系の不動産仲介会社に依頼するのが良いでしょう。
ただし会社によっては家賃の価格が低価格の物件は扱っていなかったり、短期契約の場合にも手数料が別途かかったりします。
また最初に契約書を交わす際に、契約期間を決めますが一年間の契約を結ぶことが一般的だそうです。
ですが私の場合、旅行にも来たこともない土地でいきなり暮らすのですから、最初の住居で1年間の契約を結ぶことはちょっとリスキーだと感じ、契約期間は短めで交渉できる方法はないかと考えた結果、今回は自分で物件を直接探すことにしました。
ホーチミンの町並み
2. どんなツールを使って探す?
単刀直入に言ってしまうと、住居探しにはFacebookしか使いませんでした。
上記挙げたように不動産仲介会社を介さずに、直接契約期間を交渉したかったので、Facebook内にあるグループで探しました。ちなみにこのグループはハノイに住む友人と会社の同僚の方から教えてもらいました。
ホーチミンで物件を探したい人が使う非公開グループに「自分が住みたい家の条件を投稿して、それに該当する物件があればレスポンスを貰う」という方法です。
まず最初にグループに対して参加のリクエストを送ります。
住む理由やどんな物件を探しているのかを簡単に書いて送り、承認されるのを待ちます。
私は以下のグループで自分が探している物件の条件を投げました。
・Expats in Ho Chi Minh City (Saigon)
・Housing for expats in Ho Chi Minh City ( Saigon)
こんな感じで投稿しました。
ベトナム人だけではなく、ホーチミンに住んでいる色んな国の出身の人がいるのでベトナム語でなくても英語でコミュニケーションが取れます。
私の例で言うと、4つの条件を記載して投稿しました。
・ベトナム人または外国人が住んでいるシェアハウス
・会社の住所から徒歩20分圏内
・月の家賃はUSドルで250ドルから400ドル(光熱費込み)
・その他Wi-Fiと机や椅子、エアコンが付いていること
まずはベトナム語や英語の環境になれたいと思ったので、シェアハウスが第一条件でした。
(日本でもシェアハウスに2年ほど住んでいた経験があったので、抵抗は最初からなかったです。)
人によっては「網戸付きでないとだめだ」とか(ホーチミンの物件は網戸がない家が多いそうです。)、細かい条件を書いてもおおよそ条件に沿った物件を紹介してくれます。
私も投稿してから数分で何件もレスポンスがありました。
その後は、個別でFacebookメッセンジャーでやり取りをして、内見したい時間の調整をします。
どの方も皆フレンドリーで、何か質問や疑問点を聞くと快くすべてに返答してくれました。
そして、5件ほど内見して決めた物件の結果を言うと、、、
なんと希望したすべての条件をクリア!
詳細はこんな感じです。
・月400$(電気ガス水道等の光熱費、wifi全て込み)
・会社まで徒歩15分
・シェアハウスだけどドミトリータイプではなく一人一室、計4〜5人が住んでる
・エレベーター付きで部屋には冷蔵庫、机椅子、金庫付き
・1階がカフェになってる
・屋上はルーフトップになっていて見晴らしがいい
・週に一回部屋のクリーニング、洗濯付き(無料)
・シェアスペースにその他の家具家電付き、キッチンの利用自由
場所はホーチミンの中でも栄えている地区なので、こんな好条件はまず東京では借りられないですね。
もう少し料金を下げて250ドルや300ドルの物件も内見しましたが、100ドル違うとこれほど変わるかと思うほど、衛生的に日本人が住むには中々ハードだなと思ってしまうほどでした。
日本人の平均的な感覚よりも、私は少々汚くても住める方だと思っていますが、そんな自分が無理だなと思ってしまったので、潔癖な方は少し家賃をあげて生活水準のクオリティを保つことをオススメします。
それでも都内に住むよりは家賃物価は全然安いです。
3. どんな物件に決めたのか?
大きな通りから少し脇道を入ったところにあり、騒音もほとんど感じません。
なにより部屋がとても清潔感があって、綺麗でした!
家のすぐ近くにはカトリックのタンディン教会という有名な名所もあって、観光客も多いです。
実際に契約書を結ぶ際には、
「自分は初めてホーチミンにきてまだ1週間なんだ。家もここにずっと住めるのかまだ不安がある。」
ということを正直に説明したら、最初は3ヶ月の契約にしようと提案してもらいました。
内見した次の日にメッセージで入居したい意向を伝えてその2日後、休日の日に合わせて入居することができました。
4. 様々な人が助けてくれる
他の物件を内見したときも、条件面はほとんどクリアしていました。
なのであとは大家の印象とか、近くにコンビニやスーパーがあるのか?とか他にも家の近くには何があるのか?など。
当初の条件には考えてなかった他の要素も加味して、一番よかった部屋を選びました。
「ベトナム人は親切な人がとても多い」というのが現地に来てから何よりも一番の印象です。
というよりその親切さが日本人にとっては異様に感じ、「何か騙されているんじゃないか?」と勘ぐってしまうほどでした。
現地にきたらまず友達や知り合いを作ると、色んな人が人の手を借りて情報を集めてくれたり、助けてくれます。
住居探し以外にも、生活面で日本とは勝手が違うことが多いです。
そんな時は臆さずに人に聞いて助けてもらうのがいいでしょう。
5. ベトナムでオフショア開発をするなら頼れるパートナーのバイタリフィへ
ベトナムでのオフショア開発、ベトナムでITビジネス展開をお考えなら、ホーチミンで2008年から約10年間、ベトナムオフショア開発のパイオニアとして蓄積したノウハウを元に、経験を積んだエンジニアを活用したソフトウェア開発を提供しているバイタリフィ・バイタリフィアアジアへお気軽にご相談ください。
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