2019.10.28

ベトナム情報

ベトナムの物価は実際どのくらい?1ヶ月の生活費を計算してみた

日本の物価の3分の1と言われているベトナムですが、経済成長も著しく物価がどんどん上がっているのも事実…。実際に住んでみるとどのくらいのお金がかかるのか、気になりませんか?今回は、本当にベトナムの物価は安いのか、実際に住んでいる私のベトナムでの生活費を計算してみました。

1. ベトナムの食費はどのくらい?

毎日お金を使うのはやはり食費ですが、ベトナムには和洋中全部揃っていて、どんなものを食べるかでかなり差が出るところです。
ベトナムの物価が安いとは言え、日本食などは日本とそれほど変わらず、500円以上はしますし、洋食もレストランへ行けばそれなりのお値段です。

一方、ローカルの人が食べるような路上で買えるストリートフードや、カジュアルなベトナム料理のお値段は非常に安く、50円〜400円程度で食べることができます。ベトナムの物価が安い!と言われる所以はここではないでしょうか?
ローカルの居酒屋なら、満足いくまで飲み食いしても1000円ほどで済みます。

ローカルの人と同じように、自炊やベトナム料理だけで生活すれば、

◇朝ごはん = 約100円
◇昼ごはん = 約200円
◇夜ごはん = 約300円

1日計600円ほどで過ごせるでしょう。
全てストリートフード中心であれば、外食ばかりでも1ヶ月合計で2万円程度ですね。

しかし、実際にベトナムへ来てみるとこのようには行かず…。
確かに物価は安く、最初のうちはストリートフードで良いのですが、やはり栄養面や満足感が足りないと感じたり、飽きたりすることもあります。

こちらに来て友人や知り合いが増えると、人との食事は日本食や洋食が多くなります。
日本食は日本よりは少し安いかも?くらいで、日本食を食べる分にはそれほどベトナムの物価の安さの恩恵を受けることはできません。

私の場合、自炊はほどんどせず日本食や他国の料理を週に2回〜4回ほど食べる生活なので、私の実際の食費は4万円程度です。

2. ベトナムでの交通費はいくら?

ベトナムでの交通手段は主にタクシー移動になります。
自分でバイクを買って乗るのであれば、ガソリン代のみで済みますが、安全面を考えてもなるべくタクシーで移動した方が良いでしょう。

Grabのバイクタクシーの場合は、サブスクリプションサービスがありそれを使うのがお得です。
1ヶ月約2000円で、30日分のバイクタクシーチケット、約4000円で30日分のバイク+車のチケットが買えます。

雨の日は車に乗ることが多くなるので、雨がよく降るベトナムの雨期は車のチケットが入ったものを選ぶと良いでしょう。
私のベトナムでの交通費は1ヶ月約3000円程度です。自分でバイクを運転するベトナム人からすると、かなりの出費だそうです…。

3. ベトナムの通信・水道・光熱費は?

ベトナムでは、通信費が安いのが特徴です。ここも暮らしていてベトナムは物価が安い!と感じる部分ですね。
携帯電話はだいたい12GBプランで月500円、家にWifiがありますが、そちらは月1300円程度なので、合わせても2000円行かないくらいです。
日本だと1万円は普通にかかってしまうので、とても助かっています。

水道、光熱費はベトナムも日本とあまり変わらない印象で、合わせて月に5000〜6000円程度です。
物価の安いベトナムだから、水道や光熱費も安いだろうと思っていたら意外に高いので驚きました。

4. ベトナムの家賃は安いと聞くけれど…

ベトナムでの家賃も人やグレードによってかなり差が出ます。私の周りの日本人の多くはサービスアパートメントと呼ばれる、週に何度か掃除や洗濯サービスのある賃貸に住んでいますが、家賃はだいたい5万円〜6万円程度です(ホーチミンの場合)。

おそらく多くの現地採用の日本人はこの価格帯のアパートメントに住むことになるので、ベトナムは物価が安いから2万円くらいで住めるだろうと予想して来ると意外に出費が大きくなることになります。

もちろん、物価は初任給3万円と言われる国なので当然ベトナム人が住むようなアパートメントは安く、2万円〜3万円で住めるところも多くあります。
しかし、現実的に考えて衛生面や防犯面で日本人がそこに住むのは結構厳しい印象です。

ベトナムの物価
上記はベトナムの物件サイトでの部屋例

私もベトナムへ来た時にローカルの安い物件をたくさん見ましたが、キッチンがなかったり、トイレとシャワーがほぼ一体化している、簡素なベッド、部屋が古い、虫が多く出る、カビ臭い…など、正直住むのは厳しいなと思いました。

2万円でローカル物件に住むよりは、5万円出して綺麗なサービスアパートメントに住む方がストレスが少なくおすすめです。

少し予算に余裕があれば、ジムプール付きのタワーマンションに友達と住むのもあり!
防犯面も安心ですし、3LDKで1300ドル〜1800ドル程度なので、日本に比べるとかなりお得です。
ここは物価の安さによってかなり得をできる部分です。

5. 忘れてはいけない所得税・その他の支出…

ベトナムで働く際に考えないといけないのが、所得税と健康保険料です。
ベトナムでは収入に応じて個人所得税がかかりますが、それが思っていたより高い!ベトナムの物価が安いとは言え、それでも外国人はベトナム国内では高めの給与をもらう人が多いので、この個人所得税の割合が大きくなります。

詳しい説明はここではしませんが、最大35%の税率になります。
健康保険料も給与から引かれるものになりますが、税率は1.5%です。

ベトナムの医療費
健康保険料を払っていれば、政府指定の病院は無料で診療が受けられるそうですが、ローカルの病院になり不便なので、大抵の外国人は民間の保険に入って外資系の病院の診察を受けられるようにしている人がほとんどかと思います。

ちなみに保険に入らずに外資系の病院に行く場合、大抵は1万円越えるのが普通なので気をつけてください。

その他、お洋服などは買う場所によって違いますが、安ければ500円程度で洋服が買えますし、季節もずっと夏で衣替えがないので日本よりは安く住むでしょう。

女性の化粧品は日本を含めた海外ブランドを買うことになるので、日本と変わらないか、ドラッグストアで買えるようなプチプラ化粧品がない分少し高くなってしまうかもしれません。
なので、メイクやコスメが好きな人は日本に帰ったら化粧品を買い込むことになります。

6. まとめ

さて、ここまで読んでベトナムの物価相場のイメージはついたでしょうか?

まとめると、

◇食費    :3万円〜4万円
◇家賃    :5万円〜6万円
◇交通費   :3000円
◇通信・光熱費:6000円〜8000円

固定支出は約8万9000円〜11万円となります。
初任給3万円と言われているベトナムのイメージからすると、意外に高いのではないでしょうか?

もちろん本当にベトナムのローカルに馴染んで生活をするともっと安くなると思いますが、クオリティや衛生面をある程度保証された生活をするとこのくらいになると思います。
逆に、本当に日本と同じようなものを食べて、いい家に住む時はもっと高くなりますが、中心部近くのタワーマンションなどでも家賃がまだまだ日本よりは低いので、ハイクオリティな暮らしをする時は日本で同じような生活をする時に比べてかなり安くなるのではないかと思います。

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