発展めざましい東南アジアの国々ですが、よく言われるのは交通事情のこと。東南アジアと言っても国や地域によっては道が全然整っておらず不便なところ、逆に日本並みに舗装されており渋滞が少ないところ、様々です。
ベトナムはまだまだ交通事情がよくはなく、激しい渋滞、舗装されていない道、雨が降ると冠水してしまう道路…と課題は多くありますが、年々整備されてきています。今回は、ベトナムの交通事情やよく使うタクシーアプリなどをご紹介します。
目次
1. ベトナムの交通事情
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ベトナムはほとんどの人々がバイクで移動するバイク大国です。バイク2人乗りで移動は当たり前、家族3人〜4人で子供と一緒に乗っている姿すらも見られます。そんなバイク大国なので、通勤時間や退勤時間、学校の送り迎えの時間の渋滞は激しく、全く動けなくなるようなこともあります。
ホーチミンやハノイなどの都市部の道は舗装されているところが多いですが、特にホーチミンではメトロ建設のために工事が入っているところも多く、昨日は通れた道が通れなくなっていることもあります。
また、多くの道は舗装されているもののまだまだ開発中の区域では舗装が間に合っておらず土埃が舞う道を通る必要があったり、田舎はまだまだ舗装すらされていない道もあり地域差が激しいのが特徴です。
歩きで移動する人があまりいないからなのか、歩道は日本ほど整備されていません。歩いているとボコボコとした道でつまづくことも多く、慣れるまでは少し大変かもしれません。
2. ベトナムのバイクの普及率
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そんなバイク大国ベトナムですが、バイク普及率はどのくらいなのでしょうか?
2020年の記事によると、ベトナムのバイクの普及率はバイクの運転が認められる国民1人当たり0.8台と高い水準となっているようです。
ベトナム人は週6.9日バイクを利用する、という結果が出ている通り、ほとんど毎日バイクに乗っており、人によっては歩いて5分ほどのコンビニなどどんなに近くてもバイクを使用するほどです。
3. ベトナムの車の普及率
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また、経済の発展に伴って車を所持する人も増えてきています。2017年のデータによるとベトナムの車の普及率は2017年時点で自動車所有率1.6%. 人口1000人当たり16台になります。
日本の2017年のデータでは、日本は人口1000人あたり594台なので日本に比べるとまだまだ少ないですが、2012年から2016年の間でベトナムの自動車産業は年平均+38%も成長していることを考えると、今後どんどん普及していくと思われます。
4. ベトナムでタクシーはどうやって乗るの?
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ではバイクを持っていない人や、複数人で移動したいときはどうするかというと、タクシー移動が一般的となります。ベトナムではタクシーの料金が安く、また配車アプリの普及も相まって多くの人が気軽にタクシーを利用します。。タクシーも車とバイクを選ぶことができ、一人で近距離移動であればバイクタクシーを利用することが多いでしょう。
ベトナムでのタクシー会社と、よく使う配車アプリをご紹介していきます。
4-1. よく使うタクシー会社は2種類
ベトナムでは、白タクもあり正規よりも高い料金を請求されるようなこともあるので、そういったことが起こりにくいタクシー会社を選ぶ必要があります。よく使われるタクシー会社は下記の2社です。
マイリンタクシー
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マイリンタクシーは緑の車体が特徴的なタクシーです。白の車体もありますが、どの車体も上にマイリンタクシーのロゴの入ったサインを掲げているのでわかりやすいです。
ビナサンタクシー
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ビナサンタクシーは白の車体に赤と緑のラインが入った車体が特徴的なタクシーです。予約アプリもありますので、確実に捕まえたいときはアプリを使用することをおすすめします。
どちらのタクシーも初乗り約1万~1万6,000ドンで、1キロごとに加算されていくシステムになっています。メーターがしっかり作動しているかを確認しましょう。
支払いは現金、クレジットカード、タクシーカードが使えます。クレジットカードを使いたがらない運転手もまれにいるので、念の為現金は持っておいたほうが無難です。
4-2. 配車アプリGrab
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タクシー、バイクタクシー、個人タクシーを配車できるのがGrabです。アプリからピックアップポイントと行き先を指定すると、先に料金が表示されるので安心して乗ることができます。
車は4人乗りか7人乗りかも選ぶことができます。料金は、混んでいるときや雨などで捕まりにくい時は値段が上がってしまうので、タクシーを直接捕まえる方が安くなるときもあります。
支払いは現金、電子マネー、クレジットカードが選べます。
Grabは配車のみならずデリバリーなども行っているので、アプリを入れておくと非常に便利です。
4-3. 新興配車サービスはBeとGojek
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ベトナムにはGrabの他にもBeeとGojekという配車アプリがあります。
Beは車、バイクがGrabよりも安い料金で利用できますが、アプリにはベトナム語表記しか無いためなれるまでは少し大変かもしれません。
Gojekはインドネシアの配車サービスで、もともとはGo-vietとしてサービス展開していましたが2020年にGojekと統合し引き続きベトナムでサービスを拡大させています。
5. ベトナムの公共交通機関は?
タクシーやバイクをよく使うベトナムですが、公共交通機関ももちろんあります。
5-1. バス
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ベトナム、ホーチミンやハノイ市内での公共交通機関はバスがメインです。料金も安く、本数も多いので多くの人が利用しています。日本のようなICカードはなく、現金での支払いです。
5-2. 高速バス
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遠出をするときには高速バスや寝台バスを使うことが多くなります。
ホーチミン市内からだといくつかのバス発着所があるので、そこでチケットを買ってバスに乗ります。
5-3. 飛行機
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都市間の移動には飛行機も使用します。ホーチミンからハノイやダナン、また離島のリゾートであるフーコックなどは飛行機で移動するのが一般的ですし、中部の都市にも空港があります。
ベトナム航空やベトジェットを利用することが多くなります。
5-4. 電車
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チケットの購入などが難しく外国人はあまり使いませんが、ベトナムには国有鉄道があります。ハノイーホーチミン間を移動できますが、移動には33時間かかるため寝台列車となります。
途中の駅でも下車できるので時間があるときにのんびりベトナムを横断するのも楽しいかもしれません。
6. ベトナムの交通事情まとめ
まだまだ整っていないところも多いベトナムの交通事情ですが、タクシーが安く移動がしやすいなど日本と比べると便利な面もたくさんあります。メトロも建設中なのでこれからより暮らしやすくなるでしょう。
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