スマートフォンアプリの企画・開発やAI事業、ベトナムでのオフショア開発を行っているバイタリフィアプリ開発ラボマガジン編集部です。
今回は、バイタリフィの大黒柱である制作部 部長の“里山 智秋”にインタビューをしてまいりました!
プロジェクトを成功するためのノウハウに関しても教えていただきました!
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
目次
Q1. 里山さんのプロフィールを教えてください。
新卒でSIerに就職して、約10年間、官公庁などのエンタープライズ系のシステム開発に従事していました。
その後、よりコンシューマーに向けたサービスに関わりたいと思うようになり、WEB系SEとして、バイタリフィに転職しました。
現在、バイタリフィに入社してから約11年目になり、ポジションとしては制作部部長として会社の経営に携わりながら、主にPMやディレクターとして働いています。
Q2. ディレクターとプロジェクトマネージャーの違いって何ですか?
ディレクターはキャプテン、プロジェクトマネージャー(以下、PM)は監督という感じですかね。
会社による違いはあると思いますが、バイタリフィのPMやディレクターでは、下記のような業務内容になっております。
プロジェクトを引っ張っていくのはディレクターです。お客様のニーズをヒアリングして、どのようなサービスを作りたいかを決めます。
例えば「こんな画面を作ろう」「こういうユーザー導線にしよう」などです。作りたいものが決まったらデザイナーにビジュアルデザインを依頼したりエンジニアに開発を依頼します。進捗状況や、成果物をチェックしお客様への報告も行います。
また、他社との違いで言うと、ディレクター業務の幅が広いところかなと思います。
例えば、シンプルなWebページの制作はあまりなく、Webとアプリをあわせたサービスであったり、外部システムと連携するWebサービスの制作が多いです。そのため、過去にディレクターを経験していてもバイタリフィでは新しく覚えることが多いケースが多いです。
PMはプロジェクトの責任者です。自身の経験からディレクターの業務をサポートすることはもちろん、進捗の遅延や課題の発生状況を検知して対策を検討したり、状況によってはプロジェクトの体制強化なども含めた調整役も担います。
バイタリフィのPMは全員過去に30~50以上ものプロジェクト経験があるような人材がそろっています。
Q3. なぜPMになろうと思われたのでしょうか?
実は、元々はDirやPMをやりたいわけじゃありませんでした。(笑)
エンジニアからSEになった経歴があり、その延長線上です。
SIerでは、一般的に、キャリア前半はプログラムや詳細設計、テストを中心に行う仕事(いわゆる下流工程)が与えられ、キャリアアップするにつれて要件定義・基本設計・プロジェクト管理(いわゆる上流工程)といった業務も行うようになります。
その業務経験をしていく中で、自分としては、要件定義や設計の領域が非常に面白かったので、そのままPMになったという流れです。上流工程は、企画に近い部分の仕事ができ、プロジェクトを成功に導く舵取りができるのが面白いと感じましたね。
そこに魅力を感じなければプログラマーとしてスペシャリストを目指していたかもしれません。
Q4. これまで携わってきたプロジェクトはどんなものがありますか?
主にWebサービスやスマートフォンアプリの開発に携わってきました。プロジェクトの規模も大小様々です。
一例として、制作実績にもあるサーフレジェンド様のサービスを担当しています。Webとアプリの両方で展開している海の気象情報に関するサービスです。
該当の制作実績ページ:https://vitalify.jp/works/sl/
Q5. お客様のプロジェクトを成功させるために心掛けていることは何ですか?
PMだけに限らず全職種に言えることですが、お客様がサービスに掛けている思い(=何を達成したいのか)を知ることだと思います。
受託開発を進める上で、お客様はバイタリフィに下請けではなく「ビジネスパートナー」になることを求めているので、ご要望頂いたことに対して良い意味で断って代案を提示するといった振る舞いも必要です。
そのためにはお客様のことや、サービスの目標(達成したいこと)を理解する必要があると思います。
Q6. プロジェクトの体制の作り方・進行のコツを教えてください
体制の作り方に関しては、基本的にはPM1名、ディレクター1名、デザイナーやエンジニアが3~4名程度の体制が多いです。Webなのかアプリなのかなど、プロジェクトの性質やメンバーの得意領域も考慮して体制をつくります。
また、WEBサイト制作の場合は、フロントエンドエンジニアがディレクターを兼任する体制が多いです。その体制の方がスピード感が上がり、お客様の満足度を高く維持することができるからです。
進行に関しては、まずはプロジェクトのゴールを定義してお客様と共通の目線を持つことから始めます。全員でキックオフミーティングを行いますよ。
キックオフ後の進行は、なるべくこまめな情報共有・アウトプットが重要だと思います。認識齟齬などの手戻りはどうしても起きてしまうものですが、こまめに共有を進めれば早く気づくことができ、遅延を軽減できます。
進行のコツとしては、エクセルで機能一覧の資料を送るだけでなく、モックアップを作って紙芝居のように説明する事を心がけております。
紙に書いてある仕様やワイヤーフレームではわからなかった問題点もわかりますし、認識齟齬や修正点を早期に洗い出すことができるようになります。
Q7. ○○の里山さんと言えば、何が当てはまりますか?
いろんなプロジェクトに手を出しており、良くも悪くも広くかじっている状態なので代名詞というと悩ましいですね…。(笑)
上述したサーフレジェンド様のサービスでサブスクリプションを使っていることもあり、そのあたりの知見は他の人より少し強いかもしれません。
Apple/Google決済やクレジットカード決済でそれぞれ作り方やルールも違うので、ある程度経験が無いとハマりやすいところだと思います。
そのため、強いて言えば、サブスクリプションの里山ですかね。(笑)
強みで言うと、これまでたくさんのプロジェクトを経験してきたので、どんな案件であってもスピード感をもって柔軟に対応が可能なところだと思います。
ほんの一例ですが、これまでには、下記のようなプロジェクトを経験してきました。
・サブスクリプションのWeb/アプリ
・ファッション系のEC
・家庭菜園のSNS
・ウェアラブルデバイスと連携させるアプリ
・工場の点検・管理業務サポートアプリ
・防災支援アプリ
等の経験があります。
Q8. 里山さんの今後携わっていきたい案件があれば教えてください
家に猫がいるので、そこで役立つサービスに携わりたいですね。
猫飼い同士のコミュニティとか、獣医さんと連携したアプリなど作ってみたいですね。
そのアプリを開発して、自分もユーザーとして日常的利用したいですね。(笑)
Q9. 最後に里山さんの感じるバイタリフィの魅力を教えてください
とにかく、チャレンジできる環境だと思います。
トレンドやお客様のニーズは日々変わっており、toCが多いが故に、新しいプロジェクトに取り組むと大体何かしらのチャレンジはあります。
仕事の幅という面でも、手を上げれば積極的に役割が与えられるので、自走できれば成長もしやすいと思います。
■まとめ
いかがだったでしょうか?
バイタリフィには、今回紹介した里山以外にも経験豊富な人材がたくさんいます。そのため、PM、ディレクター、エンジニア、デザイナーなど、お客様の課題に応じた人材をアサインさせていただくことが可能となっております。ぜひお気軽にご相談いただけますと幸いです。