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2022.05.24

インタビュー[受託開発] インタビュー

AIの活用で除雪業務を効率化〜新規ビジネスの創出に向けたPoCでのシステム開発とは〜
【NTTコミュニケーションズ社インタビュー】

こんにちは。バイタリフィでWEBマーケを担当している藤木と申します。

本日は、通信やクラウド、AI、セキュリティなどの提供を行うNTTコミュニケーションズ株式会社の佐藤様に独占インタビューをしてまいりました。

下記インタビューの模様をまとめましたので是非ご一読ください。

■最初にNTTコミュニケーションズ様の事業内容について教えてください。

NTTコミュニケーションズサイトトップ

弊社の事業内容としては、主に通信やクラウド、AI、セキュリティなどの提供を行なっています。

その中でも私はICTコンサルティング・PM/SE・保守/運用・ソリューションモデル創出・提供を行う事業部に所属しております。

■佐藤様の業務内容について教えてください。

NTTコム佐藤様

普段私は、メインの業務として公共のお客様へのソリューション提供、セキュリティを核とした実証事業に関するプロジェクトマネジメントなどを担当しています。

また、現在弊社では、ビジネスイノベーションチャレンジという新規ビジネス開拓を目的とした取り組みが活発に行われています。社内のメンバーであれば、部署間の隔てなくチームを組むことができ、新しいビジネス創出のための活動ができるというものです。私自身も同じ案件を担当しているメンバーとチームを組み、この取り組みに参画しています。

■ご依頼いただいた開発内容を教えてください。

開発概要画像

設置型のカメラで集めた積雪状況の情報をプラットフォーム化し、それらが除雪業務に携わるドライバーや地方自治体の職員の方の業務に活用できるかを評価するためのシステム開発を依頼しました。

■今回の制作・開発プロジェクトを実施することになった背景を教えてください。

ビジネスイノベーションの取り組みの中で、今回は「除雪」というテーマに絞ってプロジェクトを始動することになりました。

我々の新規ビジネス創出のコンセプトの一つに「ドライブレコーダーなど、街を走っているモノや、人が持っている写真などのデータを何かしらの価値にできないか?プラットフォームとして提供できないか?」という考えがありました。このビジネスアイデアを基に、どういった社会課題の解決に貢献できるかについて議論する中で、挙がったのが「除雪」というテーマでした。

■「除雪」をテーマに絞った理由はなんですか?

今回我々のビジネスイノベーションの取り組みをサポートしてくださる方の一人に地方自治体出身の方がいらっしゃいました。その方の知恵も借りつつ、実際に活用できそうな分野を探っていた時に「除雪」というテーマが挙がり、社会課題の解決という点で構想が広がっていったため今回のテーマに決めました。

■今回の開発にあたってバイタリフィのことはどうやって知りましたか?

「除雪」というテーマに絞ってから、ビジネスイメージを膨らますために弊社内でも簡単なモック環境の制作などを行いました。商用化にあたっては今回の開発がWebサービスに近いサービスということもあり 、この部分について知見のある会社を探していました。上司に相談したところ、バイタリフィ社を紹介してもらい、以前やりとりがあったとのことだったので、お声がけさせていただきました。

■なぜ数ある開発会社の中からバイタリフィと契約することを決めていただけたのでしょうか?

決め手は大きく2点あります。

まず一つにアプリケーション開発も得意としている点です。今回はWebブラウザのみの想定ですが、将来的にはモバイルアプリも提供ラインナップに加えていきたいと思っています。ユーザーが利用用途に合わせて閲覧できるようにと、当初から検討しています。この点、バイタリフィ社ではアプリの開発にも強みを持っており、今後についても併せて相談できると思いました。

もう一つは金額面がマッチしたことです。今回はPoCということもあり、ユーザーがいないサービスの開発でした。そのため、コスト面においても弊社のニーズとマッチするか不安視していましたが、我々の要件とバイタリフィ社から提示いただいた額がマッチしたため、正式にご依頼させていただくことにしました。

今回開発会社を探し始めたのが秋頃かつ、実証実験が雪の降る冬に限られていたことから短い期間でベンダーを探さなくてはならなかったのですが、無事にバイタリフィ社に依頼ができ、ビジネスアイデアを形にしていけたのでよかったなと思っています。

■バイタリフィで制作中の対応やプロジェクトの進め方はいかがでしたか?

NTTコム佐藤様

スピード感を重視して開発していただけた点がとてもよかったです。我々のメンバーも他業務と並行していたこともあり、限られたリソースかつ短期間でプロジェクトを進める必要がありました。バイタリフィ社には弊社のそういった状況を素早く飲み込んでいただきました。チャットでも素早くレスポンスしていただいたり、定例会での進捗確認を円滑に行なっていただいたりなど非常に感謝しています。

■納品物の品質はいかがでしたか?

大変満足しています。

約1ヶ月間のPoC期間で、大きなシステムトラブルもなく、終えることができました。またDockerコンテナも納品物として提供いただけたことで、構築いただいたシステムを我々のローカル環境で動作検証することができました。我々が当初想定していなかった部分までカバーいただけた点がとても心強かったです。

■開発部分を含め、今後弊社にどのようなことを期待されますか?

今回のシステムはモジュールの一部にAIモジュールを活用しており、現段階では外部の既存サービスで実装しました。今後はグループとしてなるべく社内で完結していきたいと考えています。そのため、AIを活用したプラットフォームを構築する際の適切なシステムの構成だったり、個人情報を取り扱うためのAWS上での構成のベストプラクティスであったり、そういった知見をいただけるとありがたいです。

また、今回はPoCでのシステム開発だったので、「どういう課題があるか」を明確にすることが目的でした。我々はWebアプリケーションについてもまだわからない部分が多いので、弊社で得た課題の抽象的な部分をバイタリフィ社と手を取りながら具体化していければいいなと思っています。

■今後の貴社のサービス展開について教えてください。

今回の取り組みで出したニュースリリースを契機に、今年度も別の自治体様と継続して一緒に商用サービス化を見据えた共同研究を始動しています。

今後NTTグループ全体としてもDXの推進がミッションになっていくと考えています。グループで連携しながら、今後もICTを通して社会課題の解決に貢献していきたいと考えています。

※撮影時のみマスクを外しております。

■まとめ

バイタリフィバナー

インタビューのお時間いただき誠にありがとうございました。

バイタリフィでは、今回ご依頼いただいたようなPoC段階での開発はもちろん、準委任でのアプリ開発やシステム開発も可能で様々な開発実績を保有しています。エンタープライズ系、エンタメ系、IoTなど多種多様なジャンルを得意としておりますのでご興味ある方はぜひお気軽にご相談いただけますと幸いです!

問い合わせ

■バイタリフィサービス一覧

大容量ファイル共有サービス「ShareDrive」

ShareDriveトップ


「ShareDrive」は自社専用オンラインストレージ上で簡単・安全にファイルやフォルダの送受信ができるオンラインクラウドサービスです。ページのデザインを会社独自の仕様にカスタマイズできる上に、独自ドメインのためプロモーションを併用することも可能です。

脱PPAPに伴い、お客様とのファイル共有をもっと手軽にしたいという方におすすめのサービスです。

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AIチャットボット「FirstContact」

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チャットボットをWeb上で実用化するなら弊社「FirstContact」がおすすめです。

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シナリオ作成はExcelでのインポートプランもご用意しております。こちらのプランではExcelを編集しインポートするだけでシナリオの作成、更新、追加が可能です。

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SNS運用プラン

SNS運用バナー

バイタリフィでは、投稿の写真撮影はもちろん、アカウント立ち上げからデータ分析まで幅広くサポートします。

また、ランディングページの作成までワンストップで自社対応可能で、チームになって価値のあるものを作り上げていきます。

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DXパートナー事業

バイタリフィ

弊社では2008年より開始したベトナムのオフショア開発サービスを、2021年4月よりDXパートナーサービスとして事業展開することになりました。

主に3種類の開発サービスを通して、ITによるお客様ビジネス促進のサポートに携わります。

  1. DXを促す伴走型オフショア開発
    お客様専属の開発チームを構築し、ビジネス・DX並びにプロダクト開発を成功に導くためのパートナーとして開発業務にあたります。WEBサービス・業務システム開発やシステム保守・運用、iOS・Android・PC用アプリ開発など、幅広いニーズに対応します。
    
  2. モバイルとAIを組み合わせたサービス開発
    課題解決や新たな価値創造に繋げるべく、AI(人工知能)の開発や導入を支援します。Googleが主催する世界的機械学習コンペ「Kaggle」にて2749チーム中10位(Top0.3%)、Kaggle Masterを獲得したAIチームが対応します。
    
  3. Unityを用いたゲーム・AR・VRほか各種コンテンツ開発
    モバイルの利用率が高まっている時代の流れに沿って、世界で最も使用されているゲーム開発プラットフォーム「Unity」の専門チームを構築し、カジュアルゲーム・AR・VRほか各種コンテンツ開発が可能です。
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