Facebook、Twitter、Instagram…皆さんも普段から使っているSNS。
一般的に、SNSは自分の生活や考えていることをシェアして身近な人と交流したり、趣味を通して誰かとつながったりするのがほとんどです。
そんなSNSの中にも、交流よりも特定の目的にフォーカスして作られているものもあります。その中の一つがPinterest(ピンタレスト)です。実はPinterestはSNSではない、と公式でも言われています。デザインなどをしている人によく使われている印象のあるPinterestですが、今回はPinterestがどのようなサービスなのか、どのような人におすすめでどんな使い方をするのかを詳しく紹介していきます。
目次
1. Pinterestとは?
Pinterest(ピンタレスト)とは、Pin(ピン)とInterest(興味)を合わせた造語から付けられたサービス名です。2008年にアメリカでスタートしました。
ピンボード風のUIが特徴的で、サービスでできることは「インターネット上の興味がある画像を集めて貼る」ということです。ほとんどのSNSでは自分が撮った写真をあげるのに対し、Pinterestはインターネット上にあるものを載せるのが特徴です。
Pinterestでは自分が好みの画像やビデオをシェアし、好みがあう人と交流するというのもできますが、日本では主にデザイナーなどクリエイティブ職の人が、誰かがピンしている画像を見に行ってデザインの参考にしたり、ファッションなどで好みの合う人のボードを見に行って参考にしたりといった使い方が多いようです。
写真やビデオをシェアし、視覚的に優位性が生じる点に関して言えば、SNSでいう”Instagram”と少し使い方が似ているといえます。
日本国内でのユーザー数は約530万人で、そのメインユーザーは30代以上の女性となっているそうです。グローバルユーザーは4億人を超えています。
2. Pinterestはどんな人にお勧め?
Pinterestは「未来・自分のためのツール」と公式でも述べられており、「SNSではない」とされています。それは、SNSが過去に起こったことや今起こっていることに対してフォーカスして投稿を行うのに対し、Pinterestは「未来の自分のためにアイディアを集めておく」ツールだからです。
例えば、自分が来月買いたいと思っている新作コスメ、次の季節に流行りそうなファッション、週末の旅行に来ていきたい服のコーディネートアイディア、次のクライアントが好みそうなデザイン…このようなアイディアをPinterestでピンしておくことで、未来の自分がそれを参考にして役立てるという使い方をPinterestは期待しています。
人との交流を目的に始めたい、自分の今を発信したいSNSとはすこし用途が異なると思いますので、Pinterestを使うのに向いているのは「未来の自分のためにアイディアをためておきたい人」だと考えられます。
企業の場合であれば、「視覚的に訴えやすい商材であること」がまずPinterestを活用できる第一条件になるかもしれません。ファッション、インテリアなどのライフスタイル、メイクアップ、デザイン、レストランなどはユーザーも画像を検索して意思決定をすることが多いので、Pinterestでもマーケティングがしやすいでしょう。
3. Pinterestで何ができるの?
Pinterestでできることは主に下記のようなことです。
3-1. 自分の好みの画像やビデオを、マイページにスクラップする
自分の気になる画像などを、マイページに貼り付けることができます。
テーマごとにボードを作成することができるので、買いたいと思っているものなどをマイページにスクラップしていき、マイページのボードを見ながらデザインを比較してみたり、好みのwebデザインをマイページに並べておいて、何かをデザインするときに参考にしてみたりといった使い方が可能です。
3-2. 人のボードを見る
人の作ったボードを見に行くこともできます。自分の作ったものと同じように、テーマごとにまとめている人も多いので、例えば「可愛い部屋」などのテーマでボードを作っている人を探して見にいくなどの使い方ができます。
他の人のアカウントをフォローすることでその人がピンした写真なども自分のフィードで見ることができるので、「このユーザーのセンスが好き」といったようなユーザーを見つけることができれば、フィードを自分好みのデザインや画像で溢れさせることができます。
3-3. 他の人のピンをRepin(リピン)する
他の人がピンしている画像などを、自分のボードにも表示させたい時は「Repin(リピン)」を行うことができます。これは他のSNSの「シェア」「リツイート」に近く、他の人の画像でもRepinをすると自分のボードに表示されるので、自分をフォローしている人からもその投稿が見られるようになります。
3-4. メッセージのやり取りをする
Pinterestにはメッセージ機能もあります。フォローしている人などに向け、カジュアルなメッセージを送ったり、Pinterest上で見つけたお気に入りの写真を送ったりすることが可能です。
友達とフォローしあって、次の旅行先の候補を送りあったり、洋服の好みを聞いてみたりするのに良さそうですね!
最大10人までならグループでのメッセージもできるようです。
4. Pinterestを使っている企業
Pinterestを使っている企業は他のSNSに比べれば多くはありませんが、うまく活用しているところはあります。特に写真映えするようなコンテンツを持っている企業は、Pinterestを使うことで顧客獲得のチャネルを増やせるかもしれません。
実際にPinterestを活用している企業の例をご紹介します。
4-1. HIS
https://www.pinterest.jp/hisjapan/_created/
旅行会社のH.I.Sは企業としてPinterestを活用しています。
H.I.SはPinterestに自社のメディアなどの記事をピンすることで、自社メディアへの流入を促したり、旅行先地域ごとに自分以外のユーザーもピンすることができる「グループボード」というものを作成し、そこに旅行先の写真が集まるようにしたりといった運用を行っています。
日本国内の企業ではPinterestを活用しているところが少ない中、旅行記事などが豊富にあるH.I.Sは自社のメディアをピンするだけでも相当数のコンテンツをPinterestに載せられるので良いですね。
4-2. VOGUE JAPAN
https://www.pinterest.jp/voguejapan/_created/
女性誌を発行しているVOGUE JAPANは、現時点でPinterest上で最も多くのユーザーにフォローされている日本国内のアカウントの一つです。
こちらもWebメディアを持っているため、記事をピンすることで自社メディアへの流入を促しています。ボードは記事のカテゴリーごとに分けており、自社メディアまでまだたどりついていない人も興味のあるカテゴリからVOGUEの記事へ飛ぶことができます。
4-3. RoomClip
https://www.pinterest.jp/roomclip/
RoomClipはインテリア実例共有サイトですが、こちらもPinterestを自社メディアへの導線として使用しているようです。
インテリアという視覚に訴えやすいコンテンツとPinterestの相性はよく、ユーザーはいわばGoogleの画像検索でインテリア例を探すように、Room ClipのPinterestでもテーマごとにインテリアの写真・記事を探すことができます。
RoomClipでも、カテゴリごとにボードを作成しており、「可愛い部屋が作りたい」「この小物を活用したい」「キッチンをきれいに」といったニーズに応じて細かくカテゴリ分けをし、ユーザーがすぐに情報に行きつけるように工夫しているようです。
5. まとめ
Pinterestの活用事例などを紹介していきました。もしまだPinteresを始めていない人は、一度試してみてください。自分の未来のためのアイディアスクラップ用ツールとして使えると良いですね。今を発信するSNSと使い分けることで、今と未来を網羅することも可能ですので、使い分けて試してみるのもおすすめです。
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