「インスタってそもそもどういうSNS?メリットとデメリットは?」
「企業がインスタを活用する方法が知りたい!」
「個人アカウントとプロアカウントの違いがいまいち分からない…」
若い世代を中心に活用されているインスタ。
名前は知っているけれど、それを実際に利用した時のメリットやデメリットがわからないという方は多いのではないでしょうか。
今回の記事では
- そもそもインスタってどういうもの?
- インスタのメリット・デメリットを解説
- 個人アカウントとプロアカウントの違い
- インスタを活用するべき企業の特徴
といった内容を解説しております。
「インスタという名前は知っているし、やった方がいいということは分かっているけれど、なかなか最初の一歩が踏み出せない…」
と感じている方におすすめの記事となっております。
インスタの概要からメリット・デメリット、そして企業目線の活用方法まで分かりやすくご紹介しておりますので、ぜひ最後までご覧くださいませ!
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目次
1. インスタとは
そもそもインスタとはいったい何ができるのか疑問に感じている方もいるのではないでしょうか。
写真をメインとしたSNSということは知っているけれどそれ以外のことはちょっと…という方も少なくありません。
まずインスタというのは世界で約10億人、国内では約3,300万人のユーザーがいる非常に活発なSNSです。国
内で3,300万人となると約3~4人に1人がインスタを利用している計算になります…!
またInstagramという名前は「InstantTelegram」を略した言葉であり、その場ですぐ発信できる電報のようなサービスという意味を持っております。
実際にフィード投稿・ストーリー投稿・リール投稿などその場ですぐに発信できる機能が備わっています。
その中でもストーリー機能はスマホのカメラを使って動画を撮影できる機能で、撮影した動画は1回タップするだけで発信することが可能です。
ではここではインスタで出来ることを機能別に簡単に見ていきましょう。
こうして見るとほかのSNSと比べて「画像や動画」に特化したSNSということが分かりますね。
またインスタを使用しているユーザーは
- 男女比率は「男性が43%・女性が57%」と女性の利用が多い
- 年齢層は特に10~20代のZ世代が特に多く、50代以上のユーザーが少ない
といった内訳になっております。
そのため一番ターゲットに適しているのは「10代~20代の女性」ということになります。
1-1. インスタのメイン機能「#ハッシュタグ」
インスタの特徴を語るうえで外せないのが「#ハッシュタグ」という機能です。
こちらは投稿を行う際、テキスト部分に入力する「#~~~」というキーワードのことを指します。
飼っている猫の投稿をアップする際に「#ねこ」といったようにハッシュタグをつけるといった具合です。
さらに投稿のハッシュタグをタップすると同じハッシュタグが付いた投稿を一覧でチェックすることができます。
上記のパターンだと「#ねこ」というハッシュタグをつけている投稿を見ることができます。
また特定のハッシュタグをフォローすることも可能です。
「猫の写真がたくさん見たい!」という方は「#ねこ」というハッシュタグをフォローしておくと、ほかのユーザーが#ねこ とつけた投稿を一覧で見ることができるというわけです。
▶インスタのハッシュタグの付け方!リーチ数を2倍にする選定方法とは
2. インスタのメリット・デメリットまとめ
ここでは簡単にインスタのメリットデメリットを表でまとめてみました。
では1つ1つ詳しく見ていきましょう。
3. インスタのメリット
ここからはインスタのメリットについて解説いたします。
ただ個人で運用する場合と企業で運用する場合でメリットが異なるので、今回は個人と企業それぞれの観点からメリットをお伝えいたします。
3-1. 個人でインスタを活用するメリット3選
個人のメリットは下記の3つです。
- ハッシュタグの活用で情報収集が可能
- 画像や動画を直感的にアップできる
- ほかのユーザーとのコミュニケーションに最適
では1つずつ見ていきましょう。
①ハッシュタグの活用で情報収集が可能
インスタは情報収集に非常に適しているSNSといえます。
インスタでは「今話題のカフェ、飲食店、旅行のお出かけスポット、ファッションコーディネート」など写真を活かしてさまざまな投稿がされています。
またハッシュタグ検索を活用することで自分の知りたい情報を一気にチェックすることが可能です。
例えば大阪旅行の予定がある際は「#大阪旅行」「#大阪カフェ」などと検索することで、大阪旅行先で行きたいスポットやカフェを探すことができます。
また企業もハッシュタグを活用しているため「#ルイヴィトン」「#ティファニー」などブランド名で検索をかけることも可能です。
②画像や動画を直感的にアップできる
インスタは基本的に写真や動画をメインとしたSNSなので、TwitterやFacebookなどのようにテキストを考える必要がなく、直感的に投稿をすることができます(キャプションと呼ばれるテキストを書く部分はありますが、特に記載がなくても投稿可能)
冒頭でも記載しましたがストーリー機能はフィード投稿・リール投稿と比べて気軽に発信することが可能です。さらにストーリーにはフィルターやスタンプといった機能で装飾も簡単に行うことができるので、手間をかけずにおしゃれな写真や動画をアップすることができます。
ちなみにストーリー機能は国内のデイリーアクティブアカウントの約70%が利用しているという調査結果もあり、非常に多くのユーザーに活用されております。
③ほかのユーザーとのコミュニケーションに最適
インスタにはフィード・リール・ストーリーなど情報を発信する機能に加えて、DMやコメントといった機能も存在します。
特にストーリーとDMは深い関係にあり、他人のストーリーに対し“返信する形”で、コミュニケーションをとることができます。
また最近では、Z世代を中心に「LINEでやりとりせずにインスタのDMでやり取りを行う」といったユーザーも増えています。
3-2. 企業がインスタを活用するメリット5選
企業のメリットは下記の5つです。
- 企業や商品のブランディング向上
- 自社商品やサービスを視覚的にアピールできる
- SEOなどに比べてライバルが少ない
- 多くのユーザーに訴求することができる
- 情報収集など検索で利用するユーザーが多い
では1つずつ見ていきましょう。
①企業や商品のブランディング向上
企業はインスタを活用するメリットはひとえに「企業・商品のブランディング向上」にあります。
特に自社商品を持っている企業は写真や動画で投稿することができるので、ブランドのイメージを固めやすくなります。
- 化粧品会社が化粧品の投稿を行う
- ファッションブランドがコーディネートを発信
- 美容院がヘアスタイルを発信
など自社のサービスや商品を発信することで、ブランディング向上に役立てることができます。
②自社商品やサービスを視覚的にアピールできる
インスタの特徴は何といっても写真や動画を主としたSNSということです。
そのためサービスや商品を鮮明にイメージしてもらいやすいといったメリットがあります。
こちらは画像優位性効果(がぞうゆういせいこうか)と呼び「文字や言葉だけで伝えるよりも、同時に画像を含んで伝えた方が記憶に残りやすく理解しやすい現象」を起こすことができます。
分かりやすい言葉で表すと「百聞は一見にしかず」ということわざと一緒ですね。
テキストだけではなく、画像を使って自社のサービスや商品をアピールできるのは、インスタの最大のメリットといってもいいでしょう。
③SEOなどに比べてライバルが少ない
企業が自社サービスや商品やアピールしたいときに利用するのはSEOや広告、SNSなどさまざまありますが、その中でもSNSというジャンルはSEOに比べてライバルが少ないといえます。
というのもインスタが始まったのは2010年ごろで、まだスタートしてから12年しか経っていません。
そして広告が導入されたのはその5年後の2015年です。
つまりまだまだ発展途上なサービスなのです。
個人で発信する方は多くいますが企業での発信はまだまだ多くはありません。
SEOや広告に比べてライバルが少ないインスタはブルーオーシャンなので、この機会に参入するのがおすすめです。
④多くのユーザーに訴求することができる
冒頭でも記載しましたがインスタを利用しているのは約3,300万人で、日本人口の約3~4人に1人が利用している計算になります。
つまり多くのユーザーに訴求することができるわけです。
またSEOや広告と比較して、企業で運用しているアカウントも少ないため、インスタで眠っているターゲット顧客を大きく独占できる可能性を秘めているともいえるでしょう。
より多くのユーザーにリーチする方法が知りたい方は下記の記事がおすすめです!
▶インスタのリーチ数を増やす10のポイント|伸びないときはこれを見て!
⑤情報収集など検索で利用するユーザーが多い
個人のメリットの部分でも記載しましたが、一般ユーザーは写真や動画を使った投稿の発信のほか「情報収集」としてもインスタを活用しています。
情報収集として活用しているユーザーがいるということは、そこに「需要」があるというわけです。
ユーザーが欲しいと感じている情報を適切に発信することでフォロワーが増加し、ひいては企業のブランディング向上、売上UPにつながっていくでしょう。
4. インスタのデメリット
ここからはインスタのデメリットについて解説いたします。
4-1. 個人でインスタを活用するデメリット3選
個人のデメリットは下記の3つです。
- 画像や動画を悪用されてしまう可能性がある
- SNSとの連携で特定されてしまう
- 画像・動画が中心のSNSがゆえにプレッシャーを感じやすい
では1つずつ見ていきましょう。
①画像や動画を悪用されてしまう可能性がある
「友達のインスタで自分の写真が勝手に使われてる…!」
「自分の画像が勝手に商用利用されていた」
といった経験はないでしょうか。
インスタ自体には画像や動画を保存する機能はないものの、外部ツールなどの仕様で簡単に保存することができるため、悪用される可能性も少なくありません。
もちろん悪用してしまう方が悪いのは当然なのですが「全世界に発信しても大丈夫だろうか?」という視点を持ち、自衛も同時に行っていくのが大切です。
②特定されてしまう
たびたび話題になる「特定」も注意しなければいけません。
- 映っている建物や背景から自宅や職場を特定されてしまった
- TwitterやFacebookと連携したことで本名を特定されてしまった
テキストと異なり画像や動画にはさまざまな情報が映っています。ひょんな映り込みから自宅の特定などされる場合がありますので、そういった部分は気を付けていくのが大切です。
③画像や動画中心のSNSがゆえにプレッシャーを感じる
一昔前に「インスタ映え」という言葉が流行りましたが、写真や動画メインのSNSということで「良い写真を撮らなきゃ」とプレッシャーを感じてしまうユーザーも少なくないようです。
特に友人・知人が綺麗な写真や動画を発信している場合は「自分もおしゃれで綺麗な写真を投稿しなければ…!」と感じてしまうようです。
楽しむためのインスタで疲れてしまわないように気を付けてみてくださいね。
4-2. 企業がインスタを活用するデメリット3選
企業のデメリットは下記の3つです。
- 拡散する機能がない
- 若いZ世代がメインユーザー層である
- BtoB企業の活用が難しい
では1つずつ見ていきましょう。
①拡散する機能がない
TwitterにRTという拡散機能、Facebookにはシェア機能が存在しますが、インスタにはそういった拡散機能は備わっていません。
そのためインスタは拡散力が低いといわれおり、TwitterやFacebookと比べると少しクローズドなSNSという印象があるかと思います。
しかしインスタには「発見タブ」という機能があります。
こちらはインスタアプリの左下にある虫めがねのマークの部分で、インスタユーザーの5割が利用しており、各ユーザーにパーソナライズされた(一人一人に合わせた)投稿が表示されるといった機能です。
コンテンツの質が高く多くのユーザーの発見タブに掲載されると、いわゆるバズを起こすことができ、拡散機能のないインスタでも多くのユーザーにリーチすることができます。
バズる方法についてもっと詳しく知りたい方は下記の2記事がおすすめです!
▶【初心者向け】インスタでバズるために見るべき2つの数値について解説!
▶【徹底解説】インスタのリールでバズる方法は?7つのポイントを解説!
②若いZ世代がメインユーザー層である
冒頭でも記載したようにインスタは10代~20代の若い女性がメインユーザー層になります。そのため逆に50代以上のシニア層へのリーチはあまり見込めません。
50代以上へのリーチを行うにはインスタではなく、TwitterやFacebookなどのSNSがおすすめです。
③BtoB企業の活用が難しい
飲食店やファッションブランド、化粧品会社などのBtoCの企業はインスタに非常に適していますが、そのほか機械製造業や土木建築といったBtoBの企業では、インスタでの活用が難しいと言われています。
BtoBの企業であればTwitterやFacebookでの運用がおすすめです。
化粧品メーカーのインスタ運用について詳しく知りたい方は以下の記事がおすすめです!
▶化粧品メーカーのインスタ運用マニュアル!成功事例や撮り方など
5. インスタの個人アカウントとプロアカウントの違い
ここからはインスタの個人アカウントとプロアカウントの違いについて解説していきます。
5-1. 個人アカウントとは
個人アカウントは一般ユーザーが利用する至って普通のアカウントを指します。
プライベートでインスタを利用する際は個人アカウントになるかと思います。
5-2. プロアカウント(ビジネスアカウント)とは
個人アカウントに加えてもう一つ存在するのがプロアカウントです。
こちらは著名人や企業やインフルエンサーが使用するアカウントのことを指し、その中でもクリエイターアカウントとビジネスアカウントの2つに分類されます(機能はほとんど一緒です)
そんなプロアカウントの特徴としては
- プロフィールの名前の下にカテゴリ表示をすることができる
- メッセージや連絡先といったボタンの表示ができる
- ウェブサイトのURLリンクを貼ることができる
- 広告出稿を行うことができる
- インサイトを閲覧することができる
などさまざまありますが、その中でも大きく変わるのが「インサイトの閲覧」です。
インサイトでは投稿のリーチ数や保存数など投稿の分析を行うことができます。
そのためこの機能を利用してユーザーの分析を行い、フォロワーを増加させ、集客につなげることができます。
企業がインスタを運用するといった際は、こちらのプロアカウントでインサイトを分析しながら運用していくのがおすすめです。
6. インスタを始めるべき企業の特徴3選
「インスタについては分かったけど、うちの会社はインスタをやるべきなのかな…?」
「インスタを始めるべき企業ってどういうところだろう?」
ここまで読んでこう感じている方も多いのではないでしょうか。
というわけでここからは「インスタを始めるべき企業の特徴」について解説していきます。
インスタを運用すべき企業の特徴は
- BtoCで消費者をターゲットにしている
- ビジュアルが活きる商品やサービスがある
- 10代~20代の女性をメインターゲットとした商品を持っている
では1つずつ見ていきましょう。
6-1. BtoCで消費者をターゲットにしている
インスタはBtoBではなく、BtoCのサービスに適しております。
具体的には「飲食店」「ファッション」「料理」「化粧品」「美容師業界」といった消費者をターゲットにしている企業がおすすめです。
特に美容師業界はカット前とカット後のビフォーアフターのヘアスタイルを発信することができるので、非常にインスタ向きの業界といえるでしょう。
実際に美容師自身が、カウンセリングから仕上げまで、一連の流れを動画で公開し、新規来店率がアップした実例もあります。
6-2. ビジュアルが活きる商品やサービスがある
写真や動画がメインのSNSになるため、ビジュアルが活かせる企業が特におすすめです。
- ファッションブランドであればコーディネート
- 料理系であればカレーの作り方などのレシピ動画
- 化粧品会社であれば実際の使用感の画像
などビジュアルが活かせるサービスや商品だと非常にインスタ向きといえるでしょう。
6-3. 10代~20代の女性をメインターゲットとした商品を持っている
インスタのメインターゲット層が10代~20代になるので、若い女性をターゲットとしている企業はインスタを始めると集客の効果が出やすいと思われます。
7. 企業で運用する際のポイント
企業で運用する際はユーザーも巻き込むように投稿していくのがおすすめです。
例えばとあるカフェに訪れたユーザーが、そのお店の店名をハッシュタグにつけて投稿をすると、そのユーザーの投稿が口コミになり集客につなげることができます。
そのため飲食店の場合はインスタでアップしたくなるようなメニューがあると、多くのユーザーが投稿を行い、より集客につなげることができます。
またインスタのフォロワー限定で、ドリンク一杯が無料になるといった限定の特典を設けると、既にフォローしている方が直接お店に来てくれるようになり、新しくフォロワーを増やすチャンスにも繋がります。
8. 企業はプロアカウントでインスタを活用して集客につなげよう
今回は「インスタの概要やメリット・デメリットを知りたい」といった悩みを抱えているあなたに向けて「インスタとは?」といった基本的なところからメリット・デメリットなどについて解説しました。
またインスタ運用でフォロワーを増やすためには「保存率」も非常に大切です。
以下の記事では「Instagramの保存率UP施策」を図解付きで詳しく解説しているので「保存率を上げてフォロワーを増やしたい!」といった方は、こちらもダウンロードしてみてください。
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