インスタ 心理学 アイキャッチ

2023.01.04

SNS

インスタで使える心理学15選!実例も合わせてご紹介!

「インスタを運用しているけどなかなか伸びない…」
「文字入れ投稿のタイトルやキャプションに悩んでいる」
「インスタの投稿で使える心理学が知りたい!」

最近は企業もインスタ運用を行うことが多いですが、そんな中でなかなかフォロワーが伸びない…といった声もお聞きします。

現在は文字入れ投稿など雑誌に近いようなコンテンツが多くなってきており、一昔前に流行った「インスタ映え」と呼ばれるようなものは伸びづらい時代になってきました。

そんな中、フォロワーを伸ばすためには「心理学」を活用することも大切です。

今回はなかなかフォロワーが伸びなくなってきたインスタ業界において、他の企業から一歩抜け出すために「心理学の活用」をテーマに解説しております。

具体的には

  • インスタで使える心理学15選

を解説いたします。

「最近なかなかフォロワーが伸びない…」といったSNS運用担当者は必見の内容となっておりますので、ぜひ最後までご覧くださいませ。

今回の記事を図解付きでまとめたお役立ち資料を配布しています。
下記リンクよりダウンロード可能です▼

資料内容(一例)

1. インスタで使える心理学15選

1-1. バンドワゴン効果

バンドワゴン効果

バンドワゴン効果とは、周りの人がやっている選択と同じ選択をとってしまう心理で、簡単に言うと「多くの人がやっているから自分もやろうと考える心理」になります。

例えば、飲食店を選ぶ際「行列ができている店」と「ガラガラの店」があったとしたら、どちらを選びますか?
この時、前者を選んでしまう心理をバンドワゴン効果というわけです。

行列のお店の方が美味しいのかな?と考えてしまいますよね。

このように人は無意識のうちに世間や周囲の評判を気にしており、選択を迫られた際には大多数が選んでいるものの方が安心と考える傾向があるわけです。

【インスタでの活用方法 -バンドワゴン効果-】
「みんなが持っている〇〇!」
「10万人のフォロワーが選んだアイテムはコレ」
「20代女性の9割が愛用している」
▶多くの人が使っている・やっているという文言を入れるのがおすすめ

1-2. カリギュラ効果

カリギュラ効果

カリギュラ効果は禁止されるほどやりたくなる心理です。

「子供が大人から深夜番組を見てはいけない」と禁じられると見たくなったり「ゲームをしてはいけない」と言われるとゲームをしたくなったりする現象もこれに当てはまります。

見ないでくださいと言われると見たくなっちゃいますよね…!

インスタでの活用方法 -カリギュラ効果-】
「本当は知られたくないお得情報」
「誰にも教えたくない〇〇の話」
「閲覧注意!!〇〇」
▶見るな・教えたくない・ダメなど禁止の文言を入れるのがおすすめ

1-3. ハロー効果

ハロー効果

ハロー効果は目立ちやすい特徴に引っ張られて評価が変わってしまう心理です。

例えば面接だと「有名大学卒業や美男美女などプラスの印象」がある方は能力が高く見られ採用される可能性が高く「大学中退などマイナスの印象」がある方は、能力が低く見られて不採用となる可能性が高いですよね。

このように事実に関係なく、ある特徴の印象だけで判断してしまう心理をハロー効果というわけです。

インスタでの活用方法 -ハロー効果-】
「インフルエンサーに大人気のあの商品」
「有名人の〇〇も愛用しているアイテムはこちら」
「芸能人御用達のお店」
▶このようにプラスの印象を持ちやすい有名人やインフルエンサーの文言を使用することで、良い先入観を持ってもらえます。
(SK-Ⅱの広告塔に綾瀬はるかさんが起用されていると、ものすごく肌に良い商品に見えますよね…!)

1-4. フレーミング効果

フレーミング効果

フレーミング効果は同じ情報でも焦点の当て方で見方が変わってしまうという効果になります。

「50%オフのコスメ」と「半額のコスメ」は表現方法が違うだけで実際には同じ価格になりますが、多くの人は半額という表記を魅力的に感じます。
また商品のリピートしない人は1%と書くより「リピート率99%」の方が魅力的に感じられますよね。

インスタでの活用方法 -フレーミング効果-】
「9割の人は知らない〇〇(1割が知っている〇〇)」
「前年比200%増加(前年比3倍)」
▶同じ情報でもこのように焦点の当て方で印象は大きく変わります。どの焦点の当て方が一番印象が良くなるか考えてみてくださいね。

1-5. ザイオンス効果

ザイオンス効果

ザイオンス効果は、何度も接触することで次第に評価や好感度が高まることを指しています。
単純接触効果とも呼ばれていて、接触機会が多ければ多いほど関心が高まっていきます。

テレビや動画サイトで同じCMや広告動画が何度も流れるとき、初めのうちは鬱陶しいと感じられるかもしれませんが、何度も接触していると徐々にその製品やサービスが気になってきますよね。

この効果を「ザイオンス効果(単純接触効果)」と呼ぶわけです。

インスタでの活用方法 -ザイオンス効果-】
投稿に一貫性を持たせて「〇〇の投稿だ!」と分かってもらう
毎日同じ時間にストーリーやフィードを更新する
トンマナなどを決めて文体を統一する
▶定期的に発信を行うことで、好感度や関心が高まっていきます。YouTuberが毎日同じ時間に動画をアップしているのもザイオンス効果が発揮されています。

1-6. スノッブ効果

スノッブ効果

スノッブ効果はある商品の消費が増えると購買意欲が低下することを指した言葉です。
他者が持っていないアイテムに価値を見出す心理が働き、多くの人がそのアイテムを持つようになると価値が下がったと思うようになります。

簡単に言うと「希少価値が高いものほど手に入れたい」という心理です。

ファッションでも自分が持っている服が流行りだすと着たくなくなったりしますよね。その心理を「スノッブ効果」と呼びます。

インスタでの活用方法 -スノッブ効果-】
「限定品〇〇が買えるのはここだけ」
「残り1点…!お早めに…!」
「先着10名様限定でお渡しします」
▶このように多くの人が手にすることができないと感じ取れる書き方をすると良いでしょう。あえて少人数を対象としたり販売個数を少なくしたりするのも効果的です。

1-7. テンション・リダクション効果

テンション・リダクション効果

テンション・リダクション効果は、心理的な緊張がなくなり警戒心が弱まる心理のことを指します。

商品購入シーンの例でいえば、悩みに悩んで製品を購入したタイミングで他の商品を紹介すると、それまでの緊張がなくなって紹介された商品まで購入してしまう可能性が高くなります。

日常シーンの分かりやすい例では、飲食店で料理を注文したときに「ご一緒にお飲み物はいかがですか?」と聞かれると、頼むつもりがなかったのについ注文してしまうといったことがあげられます。

インスタでの活用方法 -テンション・リダクション効果-】
1投稿の中で別の投稿も紹介する
▶こうすると他の投稿にも興味を持ってもらえる確率が高くなります。

1-8. カクテルパーティー効果

カクテルパーティー効果

カクテルパーティー効果は、多くの音の中でも自分に必要な情報や重要な情報を無意識に取り入れようとする心理です。

騒がしいパーティー中でも、自分の名前が呼ばれたときや自分の気になる人が話しているときはスッと内容が入ってきたことから、このような名前がつけられたと言われています。

インスタでの活用方法 -カクテルパーティー効果-】
「30代からできる〇〇」
「フリーランスの方は必見!!」
▶特定の属性の人に向けた情報で「自分のことかも」と思わせると興味を持ってもらえる可能性が高くなるというわけです。

1-9. ジャムの法則

ジャムの法則

ジャムの法則は選択肢への行動に関する法則です。
「選択肢が多ければ多いほど選択が難しくなってしまう現象」を指しています。

別名を決定回避の法則と呼びます。

インスタでの活用方法 -ジャムの法則-】
「おすすめのアイテム3選」
「知っておくべきこと5選」
▶このように厳選して紹介を行うことで興味を持ってもらいやすくなります。アイテムなどを紹介するときは100個など大量に紹介するのではなく、3~7個程度に留めるといいでしょう。

1-10. プロスペクト理論

プロスペクト理論

プロスペクト理論は人は損失を回避する傾向があり、そのときの状況によって判断が変わるという理論です。

  • A. 確実に10万円もらえる
  • B. コイントスで裏が出れば30万円、表が出たらマイナス10万円

このような場合、Aを選ぶ方が多いのではないでしょうか?
このように多くの人は得をすることよりも損をしたくないと思う傾向があります。

これをプロスペクト理論といいます。

インスタでの活用方法 -プロスペクト理論-】
「買って後悔したもの〇〇選」
「失敗している人がやっていること」
▶このように"損を回避するための情報”が書かれていると興味を持たれやすくなります。

1-11. クレショフ効果

クレショフ効果

クレショフ効果は無関係の画像や映像でも、連続してみることで関連づけて考えてしまう心理です。

実際に行われた研究では、3つのグループに「スープ皿」「遺体の棺」「ソファに横たわった女性」という異なる写真を見せ、そのあとに無表情の男性の写真を見せました。

すると

  • スープ皿のグループは「空腹」
  • 遺体の棺を見たグループは「悲しみ」
  • ソファに横たわった女性は「欲望」

といった印象を無表情の男性に抱いたと言われています。

このように全く関係のないものでも関連付けて考えてしまう心理のことを「クレショフ効果」といいます。

【インスタでの活用方法 -クレショフ効果-】
コスメを紹介するときに植物や自然と一緒に撮影する
▶こうするとオーガニックやナチュラル製品という印象を持たれる可能性が高くなります。このようにユーザーに持ってもらいたい印象というのは写真の内容によって簡単に変えることができます。

1-12. バーナム効果

バーナム効果

バーナム効果は誰にでも当てはまるような内容でも、自分だけに当てはまると思ってしまう心理です。

血液型占いや星座占いなどがこれに該当します。
同じ血液型や星座の人は数多くいるのに、テレビや本で占い結果を見ると、何故か自分だけに当てはまると考えてしまいますよね…!

インスタでの活用方法 -バーナム効果-】
「ダイエットが続かないあなたにぴったり」
「自炊をする時間がないあなたへ」
▶たくさんの人が当てはまるけれど自分向けだと思わせるような書き方が有効です。ダイエットに効果的と書くよりも、続かない人と書いてしまうことで「自分のことだ」と思われる可能性が高くなります。

1-13. シャルパンティエ効果

シャルパンティエ効果

シャルパンティエ効果は、イメージが錯覚を招く心理学になります。

5kgのダンベルと5kgの羽毛布団をイメージするとき、同じ5kgのはずなのにダンベルのほうが重そうに感じられますよね。

このように同じ内容でも表現や単位を変えてしまえば違った印象が与えることができます。

「ビタミンC500mg」と「レモン20個分のビタミンC」であれば、何となく後者のほうがたくさんビタミンCが含まれてそうと感じるのも同じ心理が働いています。

インスタでの活用方法 -シャルパンティエ効果-】
(1万円の商品を紹介するときに)
「3か月1万円」と「1日当たり111円」では印象が異なり「1日当たり111円」の方が安いと思われやすくなります。

1-14. ウインザー効果

ウインザー効果

ウィンザー効果は、同じ情報でも当事者自らが発信するより他者が発信したほうが信頼されやすいという心理です。

飲食店の料理について、お店の人が「美味しいです」と書いてあっても心を動かされる人は少ないですが、利害関係のないお客さんが「美味しかった」「また食べたい」という風に書いてあれば、自然と美味しい店という印象を持ちます。

インスタでの活用方法 -ウインザー効果-】
他のユーザーの意見を紹介する
実際に購入した方の声を掲載する
▶自分の感想や意見だけを発信するのではなく、他のユーザーの意見も紹介すると信頼を獲得しやすくなります。

1-15. ツァイガルニク効果

ツァイガルニク効果

ツァイガルニク効果とは終わったものより、途中で中断したものの方がよく記憶に残る心理現象になります。

簡単に言えば中断されたものは「最後までやり遂げたい」といった気持になること。

こちらは他人から行動を制限されると反発して自分のやりたい欲求が高まる心理現象の「心理的リアクタンス」が大きく関わっています。

インスタでの活用方法 -ツァイガルニク効果-】
ランキングなどを分けて「続きは明日!」とする
コンテンツの冒頭部分だけ載せる
▶このように途中まで見せることで続きが気になるといったツァイガルニク効果を発揮することができます。

2. インスタの心理学を学んでフォロワーを増やそう!

今回は「インスタで使える心理学」を15個紹介しました。

またインスタ運用でフォロワーを増やすためには「保存率」も非常に大切です。

以下の記事では「Instagramの保存率UP施策」を図解付きで詳しく解説しているので「保存率を上げてフォロワーを増やしたい!」といった方は、こちらもダウンロードしてみてください。

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また自社のリソースが足りないといった方は外注に依頼するのもおすすめです。以下のページでは弊社バイタリフィの"SNS運用プラン”について解説していますので、こちらも合わせてご検討ください!

▶企業が失敗しがちなSNS運用プランはバイタリフィにおまかせ!