オフショアでアプリ開発の相場

2020.08.11

オフショア開発

オフショアのアプリ開発にはいくらかかる?相場や見積もりの注意点を解説

長引く新型コロナウイルスの状況もあり、コスト削減に動いている会社も多いのではないでしょうか?その中でも新しくプロダクトの作成などを考えている人は、オフショア開発も選択肢に入ってきているかもしれません。

オフショア開発もすっかり定着し、アプリやWebサービスをベトナムなどのオフショア先に開発を委託する会社も多くあります。これからオフショア開発委託をしようとしている人は、実際に相場がどのくらいなのか、見積もりはどのように行われるのかが気になっている人も多いでしょう。

今回は、オフショアでのアプリ開発の相場や、見積もりについての解説を行います。

目次

1. アプリ開発の見積もりの流れは?

そもそもアプリ開発の見積もりの流れとはどういうものなのでしょうか?こちらは、日本・オフショア限らず大体同じ流れになっています。

基本的には、最初に開発の委託を考えている会社へ連絡し、自分たちが作りたいものや開発委託をしたいことについて伝えます。その後開発会社から詳しいヒアリングなどを行い、大体の見積もりを出す流れになります。

ほとんどの会社では、いくつかの開発会社へ見積もりをお願いして相見積もりをとるかと思います。実際に話して合いそうだったり、予算内に収まりそうな開発会社にお願いするというのが一般的です。

2. オフショア開発の契約形態は?

見積もりの項目や契約形態は会社によって様々です。オフショアで一般的に行われる契約についても解説します。
オフショア開発では、日本でもよくあるようなウォーターフォール開発を想定した契約形態から、仕様の変更がしやすいアジャイル開発に対応する契約形態まで、幅広い選択肢があります。

2-1. ウォーターフォール型開発

最初に要件定義をきっちりと行ってスケジュールをたて、必要なエンジニアやPM、テスターのアサインをして開発を行っていきます。
基本的に最初の時点で下記のような項目の見積もりを行い、プロジェクトが終わるまでの見積もりを一括で出すところが多いです。

  • 要件定義
  • 設計
  • デザイン
  • デザインコーディング
  • バックエンド開発
  • プロジェクトマネジメント
  • テスト
  • リリース作業
  • 保守、運用

ただし、プロジェクトの進行具合で開発人員を増やしたり、途中で仕様を変えた場合などには追加で費用がかかります。すでにきっちりとやりたいことや形にしたいものが決まっており、変更が少ないプロジェクトの場合にはウォーターフォール型の方が適しています。

2-2. アジャイル型開発

そもそも作りたいものもまだ曖昧な場合や、プロトタイプなどを作って検証をして行きたいなどの要望がある時には、アジャイル型の開発が適しています。

仕様がまだはっきりと決まってない状態で始まったり、途中で出た要望を柔軟に取り入れていくアジャイル開発での特徴上、一括での見積もりを出すのは難しいため、基本的に見積もりは一括ではなく月ごとや、最低契約単位(例えば半年ごとなど)になるでしょう。

見積もる項目はウォーターフォールと同じような項目になると思いますが、項目ごとの見積もりにするか、アサインされたエンジニアやPMの人月単価ごとの見積もりにするかは会社によって異なります。

2-3. ラボ型開発

上記二つは主にプロジェクトマネジメントの進め方に付随した契約形態の話でしたが、オフショア開発では「ラボ型開発」という形態も一般的です。

ラボ型開発では、チームを丸ごと貸し出すことになります。基本的には日本の会社とのプロジェクトでは現地の日本人PM+現地エンジニアのチーム単位で貸し出されることがほとんどです。

契約はチームの単価に従って結ばれます。例えば、日本人PM+エンジニア二人で1ヶ月150万円、チームの契約期間は半年、などの形です。

自社の体制によっては、PMが自社にいるのでエンジニアだけでOKだったり、テスターは絶対に入れたい、などの要望があると思います。そのような要望も話し合って、オフショア先に自社専属の開発チームを持つ形になるのがラボ型開発です。

3. 見積もりの前に準備するべきことは?

見積もりを頼む際にはある程度の準備がある方がスムーズに行きます。
下記の項目の情報があると、開発会社との話もしやすく、また開発会社としても様々な提案ができるようになります。

  • プロダクト開発の目的
  • 想定ユーザー
  • デバイス
  • 最低限実装したい機能
  • あると良い機能
  • 納期の幅

目的を知ることでもっと良い提案をできる可能性もありますし、見積もりを出す際にも目的に見合っているのかを考えていらないところは削ってコスト削減できたりということがあります。想定ユーザーに関しても、想定するユーザーが分かっていればどのようなシステムが適しているかを考えやすくなります。

デバイスは、パソコンだけでいいのか、スマホやタブレット対応が必要か、スマホアプリもほしいのかなどです。この選択により、技術の選定にも影響がありますし見積もりの際に開発チームの構成を考える時にも必要です。

想定する機能やUIに関しては、具体的なものがあればより開発の見積もりをしやすくなります。アジャイルの際にはそれほどきっちりと決めている必要はなく契約した後に一緒に考えることも多いですが、ウォーターフォールでやるならばなるべく具体的にしておいた方が後で手戻りが出にくくなるでしょう。

また、各機能の優先度付けをしておくと、予算に合わせていくつか見積もり案を作れます。

納期は最短の納期と最長の納期を出しておくことでどのようなペース、開発人員で行っていくかの参考になります。例えば、最短の納期に間に合わせるためにはエンジニアが5人必要になるが、最長の納期ならエンジニア3人でできる、などオプションに幅が出ます。会社によってはあまりに早い納期だと「特急料金」という早く開発するための費用を追加する場合もありますね。

4. オフショアでのアプリ開発の相場は?

見積もりや契約形態についてご紹介してきました。では、オフショアでのアプリ開発の相場を、エンジニアの単価から考えて行きます。

ベトナムでオフショア開発を委託する場合、現在のエンジニアの平均単価は日本の25%程度と言われています。
しかし実際には使う技術やアサインするエンジニアのレベルによって幅があるので、場合によっては日本で頼む方がいいということもあります。

一般的なWebエンジニアだと、ベトナム人エンジニアの単価は2020年現在平均33万円ほどだそうです。ただし、ベトナムの経済成長に伴って物価も上がっているため、実際に聞いてみるとほとんどのエンジニアは下限が40万円前後のことが多いです。当然ですがジュニアレベルだと安く、シニアレベルはそこそこ高くなります。

スマホアプリのエンジニアも同様に、1ヶ月の単価は30万円〜60万円ぐらいのレンジに収まります。

オフショア開発の場合は、日本人PMや通訳が入ることも多いため、ここにプラスして60万円〜100万円程度かかることが多いです。

そのため、こちらの記事でも紹介していますが、小規模なチームで開発できるものであれば日本の方がコストメリットが出て、大規模チームで開発する場合はオフショア開発の方がコストメリットが出やすいということが多くなります。

コスト削減を目的にオフショア開発をしたい場合は、作りたいものや必要な人員の規模に合わせて、よりコストメリットが出る方を選ぶようにしましょう。

5. まとめ

オフショア開発での見積もりや相場についてご紹介しましたが、会社によって契約形態や単価は大きく変わることがあります。会社によっては「納品がない受託開発」を売りとしているところもあるほどです。まずは興味のある開発会社とじっくりと話してみましょう。

6. ベトナムでのオフショア開発がメリットとなる9シーン

シーン1:開発を外注するならベトナムのオフショア開発で

ベトナムオフショア開発メリット
コロナウイルスの影響で派遣やSES契約を終了してしまい即戦力となる人材を探している。
自社サービスを行っているが社内のエンジニアが少ない。
予算の縮小が決まったため外注費用を抑えたい。

派遣・SES任せはリスクがありませんか?開発を外注するなら完全日本語対応のバイタリフィのオフショア開発がおすすめです。

シーン2:ハイエンドなエンジニアをスピーディーに確保するならベトナムのオフショア開発で

ベトナムオフショア開発メリット2
新規サービスの構築を検討中でスピーディーに開発を進めたい。
既存システムのリファクタリングを考えている。
該当する言語に対応できるエンジニアのリソースが社内にはない。

Laravel、ReactNative、Go言語など、ハイエンドなエンジニアをスピーディーに確保するなら完全日本語対応のバイタリフィのオフショア開発がおすすめです。

シーン3:研究開発やモック制作など新商品開発を能動的にサポートするならベトナムのオフショア開発で

ベトナムオフショア開発メリット3
新商品開発をしたいが最低限動くものを作らないと社内プレゼンできない。
企画予算内で技術的な可否の検証をしたい。
社内の企画部門で対応できるエンジニアがいないのでサポートが必要。

新規事業に挑戦しませんか?研究開発やモック制作など新商品開発を能動的にサポートするなら完全日本語対応のバイタリフィのオフショア開発がおすすめです。

シーン4:スタートアップ企業であり、スピーディーにサービスのリリースをするならベトナムのオフショア開発で

ベトナムオフショア開発メリット4
起業から間もない為、優秀なエンジニアを採用できない。
開発を継続的に依頼できるアウトソース先を探している。
スタートアップなので初期コストを最低限に抑えたい。
問い合わせボタン

スタートアップ企業を支援します。新たなスマホアプリやWebサービスをスピーディにリリースなら完全日本語対応のバイタリフィのオフショア開発がおすすめです。

シーン5:アジアに進出してグローバル展開するならベトナムのオフショア開発で

ベトナムオフショア開発メリット5
現在は日本を中心にサービス展開しており、今後はアジアに展開したいと目論んでいる。
国内需要の頭打ちを懸念しており、海外進出戦略を立てている。
グローバル展開を考えており、海外に専属チームが欲しい。

時代はアジア!ベトナムに進出して、グローバル展開するなら完全日本語対応のバイタリフィのオフショア開発がおすすめです。

シーン6:コスト50%削減可能?!受け身の保守から攻めの改善に変えるならベトナムのオフショア開発で

ベトナムオフショア開発メリット6
既存事業をよりパワーアップさせたいがコストは限られている。
定期的にアプリやWEBサービスのバージョンアップを行いたい。
ユーザーからの要望をスピーディーにサービスへ反映させたい。

エンハンス開発のコストを50%削減?!受け身の保守から攻めの改善に変えるなら完全日本語対応のバイタリフィのオフショア開発がおすすめです。

シーン7:ECcubeやWordpress,Salesforceのカスタマイズならベトナムのオフショア開発で

ベトナムオフショア開発メリット7
なるべく安いコストで自社に合ったカスタマイズ開発をしたい。
パッケージサービスのカスタマイズ実装をしたいが社内で対応できるものがいない。
ノウハウのある優秀なエンジニアチームにスピーディーに対応して欲しい。

ECcubeやWordpress、Salesforceなどカスタマイズ専門部隊が理想を形に変えるなら完全日本語対応のバイタリフィのオフショア開発がおすすめです。

シーン8:DX推進に向けた御社専属チームを作るならベトナムのオフショア開発で

ベトナムオフショア開発メリット8
既存のシステムが複雑化しており新しい手法やテクノロジーを導入できない。
DX専属チームを作りアジャイル開発でプロジェクトを成功させたい。
DXを推進すべきと理解しているがリソースやノウハウが足りない。

これからはDX時代のIT戦略が必要です!DX戦略の御社専属チームを作るなら完全日本語対応のバイタリフィのオフショア開発がおすすめです。

シーン9:D2C企業必見!ECサイトの構築ならベトナムのオフショア開発で

ベトナムオフショア開発メリット9
管理画面や自社の独自機能などを自由度高くカスタマイズできる開発チームが欲しい。
最初はコストをなるべくかけずにECサイトを構築したい。
D2Cの環境を構築したいが社内のリソースが十分に確保できない。

「D2C」を始めたい企業必見!ECサイトの構築なら完全日本語対応のバイタリフィのオフショア開発がおすすめです。

7. ベトナムでオフショア開発をするなら+αのサービスとメリットがあるバイタリフィへ

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バイタリフィ並びにベトナム子会社のバイタリフィアジアでは、ベトナムでのオフショア開発に加えて、将来ベトナムのマーケットを狙っていきたい企業のお手伝いができるよう現地情報の提供を行っております。

また、ハイリスクかつ費用の高額な現地法人設立の前に低コスト&リスクでベトナム進出を試せる拠点開設プランなど、11年以上に及ぶベトナムでのオフショア開発経験を活かした+αのサービスとメリットを提供しております。ぜひ一度お気軽にお問合せください!

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