テクノロジーの発達により様々な電化製品がインターネットに常時接続され、大きな役割を果たすようになってきました。
IoTという言葉はすでによく知られたものとなっていますが、今後より生活に浸透していくものと言われています。今回はIoTとは何か?ということから、IoTの事例までご紹介します。
目次
1. IoTとは?
IoTとは「Internet of Things」の略で、日本語ではモノのインターネットと訳されています。元々はコンピュータやその他専用の機器のみがインターネットに接続し情報のやり取りをしていましたが、携帯電話、時計、家電などもインターネットに接続されるようになり、あらゆるモノがインターネットを通じて情報をやり取りするようになりました。
モノがインターネットに接続できることで何ができるかというと、遠隔で操作をしたり、IoTデバイスで取得した情報を離れている場所から確認できたり、IoTのデバイス同士でのやり取りを行うことが可能になりました。
2. IoTの仕組みは?
IoTの仕組みとはどうなっているのでしょうか?IoTに必要なことやその仕組みを簡単にご紹介します。
IoTには、4つの要素が必要となります。
1つはIoTデバイスと呼ばれるデバイス、つまりモノの部分です。例えば、Apple Watchなら時計本体、家電そのものなどです。
次にこのデバイスに内蔵されているセンサーなどが必要となります。画像センサー、温度、光、磁気、加速度などを感知するセンサーが、目的に合わせて内蔵されています。そうして感知した情報を、3つ目の要素であるゲートウェイが集約し、インターネットを通して送られます。
4つめに必要な要素は、IoTを使うためのアプリケーションやソフトウェアです。IoTで取得した情報を分析し、機械学習などを使用して分析して、何かしらの形でユーザーに見えるようにしたり、データの分析結果から何かしらのアクションをさらに起こすといったことに使われます。
3. IoTの事例は?
IoT製品をすでに使っている人は多いかもしれません。私たちが思っているよりIoTは生活や産業に浸透しています。その事例をご紹介します。
3-1. アマゾンダッシュボタン
最初にIoTが意識されたようなプロダクトといえば、アマゾンダッシュボタンではないでしょうか。アマゾンダッシュボタンは、ボタンを押すだけでそのボタンに登録された商品を注文できるものです。2015年にリリースされて、「いつも買うものを、手元のボタンを押すだけですぐに注文できる」ということから話題になりました。
例えばいつも使う洗剤を登録したアマゾンダッシュボタンを、洗濯機のそばに置いておけば、洗剤が切れそうな時にボタンを押すだけで注文が完了します。
このダッシュボタンは、エンジニアのなかで話題になり、改造する人も多くいました。
3-2. みまもりほっとライン
みまもりほっとラインは、一見すると普通のポットですが、「見守り機能」がついています。ポットを使うと、何時にポットを使ったのかというデータがデータセンターに送られ、それを見守る側のユーザーがその情報を受けることができます。
これにより、離れて暮らす家族に異変がないかを確認することができます。
3-3. Fitbit
運動量を計測することができるのは加速度センサーもついていることからです。
どのような運動でどのようなデータが取れるのかを徹底的に研究しデータとして持っていることで、Fitbitの端末でユーザーがどのような運動をしているのかを自動的に識別することができます。
3-4. Philips Hue
Philips HueはスマートLED照明で、スマートフォンのアプリ、ブリッジと呼ばれるライトを操作するためのデバイス、ランプがあれば、アプリからライトを操作でき、自分にあった証明にカスタマイズすることができます。
Bluetoothにも対応しているため、スマートフォンとランプをつなげばアプリ一つで操作することができます。
今までは物理的なスイッチを押しに行かないと行けなかったのが、スマホ一つで操作できるのは非常に便利ですね。
3-5. スマート・ペットハウス・コージー
飼い主がアプリで操作するほか、ハウス自体に温度・湿度のセンサーがついているため自動で調節することも可能なため、暑くなりすぎたり、寒くなりすぎたりすることを防ぐことができます。
また、犬や猫がハウスにいるかどうかも感知するセンサーがついていますので、外出先でも今ペットが寝ているかどうかなどを確認することができます。
3-6. トイレの空き室情報
身近な例で言えば、トイレの空き室情報もIoTの一つですね。
大きな駅で、トイレの空室状況を可視化したディスプレイを見たことがある人も多いと思います。
トイレのドアの開閉を感知するセンサーをつけることで、今どのドアが空いているのか、どこがしまっているのかを分析してディスプレイに映し出すことが可能になります。
3-7. デザミス
農業分野などでも多くIoTの導入が進められており、今後テクノロジーを活用して効率的に生産ができるような仕組みが作られていくでしょう。
3-8. mamaro
利用者が快適に過ごせるように考え抜かれた個室では、導入企業の配信したいコンテンツを配信したり、長時間利用者を感知してアラートをあげる機能などがついています。利用データは専用のページで確認できるようになっており、結果に応じて改善したりと言ったことが可能です。
4. まとめ
IoTでできることはどんどん広がっており、より生活に密着したものになっています。
興味のあるものは試してみて、IoTを活用していきましょう!
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