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2021.12.13

オフショア開発

ミャンマーオフショア開発の最新動向と特徴~メリットとデメリットとは?~

「ミャンマーオフショア開発の特徴って?」
「ミャンマーオフショア開発の現状は?」
「ミャンマーオフショア開発のメリットデメリットってどんなものがある?」

オフショア開発を採用する企業が年々増加している中、どの国へ委託するか?悩む方も多いのではないでしょうか。ミャンマー、ベトナム、中国、インドなど複数の国を比較検討するには、自社と合う国かどうか?確かめる動きが必要不可欠です。

本記事では、ミャンマーオフショア開発の特徴や、最新の開発動向、ミャンマーオフショア開発のメリットデメリットは何か?解説しています。最後には、ミャンマーオフショア開発を選ぶ際、特に押さえておくべき注意点もご紹介しています。ミャンマーオフショア開発を自社で活用するか?判断できるようになりますので、ぜひ最後までご一読ください。

※本記事は、ベトナムオフショア開発老舗企業No,1株式会社バイタリフィのアプリ開発ラボマガジン編集部が執筆しています。

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1. ミャンマーの最新動向

まずは、ミャンマーについて新型コロナウイルスの影響や最近の経済動向についてみていきましょう。

ミャンマーオフショア開発_ヤンゴンの街並み

1-1. 新型コロナウイルスの影響

結論、ミャンマーIT業界においては、コロナ禍への適応期間が一時的にあったものの大きな経済影響はないと言われています。

しかし、全体的にみると、2021年7月頃に新型コロナウイルスの感染者数が1日7,000人近くに上り、入国制限やロックダウンなどの政策が実施されました。2021年12月現在、新型コロナウイルスの感染者数は1日あたり400人前後と言われています。全体的な数量は減少傾向にありますが、予断を許さない状況が続いています。

1-2. 経済成長率と今後の見通し

次に、ミャンマーの経済成長率と今後の見通しについてです。

日本貿易振興機構の調べによると、ミャンマーの2021年GDP成長率(前年比)はマイナス18%へ落ち込むと見込まれており、決していい状況とは言えません。

しかし、昨今の世界的な経済状況やミャンマーが後発開発途上国であることを考慮すると「近々、後発開発途上国からの脱却ができるのではないか?」と示唆されています。

今すぐに爆発的な成長を期待することはできませんが、今後の成長を十分に期待できる国だと言えるでしょう。

2. ミャンマーオフショア開発の特徴とは?

ミャンマーでオフショア開発を行うに当たって押さえておくべき4つの特徴をご紹介します。

  • 2-1:国民性
  • 2-2:日本語力
  • 2-3:人月単価
  • 2-4:技術力
ミャンマーオフショア開発の特徴

2-1. 国民性

ミャンマー人は日本人と親和性の高い国民性を持っていると言われています。日本人は穏やかで勤勉な人が多く、遠慮深い点や我慢強いところが世界的にも高く評価されています。これらの性格はミャンマー人の性格と共通しており、優しくて真面目な人が多いと言われています。

文化や国民性の差異はトラブルにつながりかねないこともあります。そのため、日本人に近い国民性を持つ国を選ぶことで安心して開発作業を任せることができると言えます。

2-2. 日本語能力

ここ数年、ミャンマーでは日本語学習の人気が高くなっています。2019年の日本語能力試験の応募者数では世界5位を記録したほどです。また、使用する言語がSOV型(主語・目的語・動詞の順で構成されているもの)であることからも、日本語の学習意欲が高いだけでなく、流暢に使いこなせる人が多いと推察できます。

日本語能力に長けた人材を確保できる可能性が高く、依頼できる仕事の幅を広げやすいと言えるでしょう。

2-3. 人月単価

ミャンマーのエンジニア単価は20万円から25万円程度であり、これは他国と比べても非常に低い単価です。

例えば、日本の人月単価は60万円から65万円程度。中国やインドの場合、38万円程度。フィリピンやベトナム、タイやインドネシアの場合、30万円から35万円程度。と言われています。これを見ると、ミャンマーでのオフショア開発は人件費をかなり抑えられると言えるでしょう。

2-4. 技術力

オフショア開発を行う場合、単価だけでなくエンジニアの技術力も重要です。

ミャンマーでは年々人材育成が進んでいることから、リソースも増え、単価が下降傾向にあると言われています。しかし、最近までは、ブリッジエンジニアやPMに就ける人材が豊富ではなく技術力を不安視する声もありました。これは、エンジニアの平均年齢が28歳と比較的若い傾向にある点も関係しているかもしれません。

3. ミャンマーオフショア開発のメリットとは?

では、これまでの内容を踏まえて、ミャンマーでオフショア開発を行うメリットは何でしょうか?ここからは特にメリットと呼ばれる2点をご紹介します。

  • 3-1:エンジニア単価
  • 3-2:国民性の近似
ミャンマーオフショア開発のメリットについて

3-1. エンジニア単価

1つめのミャンマーオフショア開発のメリットは、とにかくエンジニア単価が低いことです。他の国で実施するよりも、1人につき約10万円ほど人件費を節約できる可能性があります。

なるべく投入コストを抑えたいと考えている方には大きなメリットといえるでしょう。

3-2. 国民性の近似

2つめのミャンマーオフショア開発のメリットは、日本語が得意な人材や勉強意欲の高い人材、真面目な人材が多いことです。人柄面がよい点、仕事を確実にこなしてもらえる可能性が高いと言えます。

人柄を重視したい方にとっては大きなメリットといえるでしょう。

4. ミャンマーオフショア開発のデメリットとは?

反対にデメリットになり得る部分についても押さえておきましょう。

  • 4-1:国全体としての経済状況
  • 4-2:高度な人材の確保
ミャンマーオフショア開発のデメリットについて

4-1. 国全体としての経済状況

1つめのデメリットは、国全体としての経済状況に懸念がある点です。

経済状況の安定に見込みはあるものの、まだまだ万全の状態とは言えません。基盤の安定は、オフショア開発依頼における安心材料となり得ます。

国全体の経済的な安定を重視したい方にとっては、デメリットといえるでしょう。

4-2. 高度な人材の確保

2つめのデメリットは、高度な人材の確保に懸念がある点です。

年々PMやブリッジエンジニアになり得る人材は増えてきてはいるものの、オフショア開発を行う他国と比較すると、まだまだ潤沢とは言えません。高度な人材を確保する場合は、多少単価が上がる可能性があります。人月単価が低い点は大きなメリットと言えますが、高度な人材の確保がしづらい点押さえておくとよいでしょう。

技術力を特に重視する人にとっては、デメリットといえるでしょう。

5. ミャンマーオフショア開発を選ぶ注意点

最後に、ミャンマーオフショア開発を選ぶ際、最も気にしておくべき注意点をご紹介させていただきます。

ミャンマー

最も押さえておくべき注意点としては「ミャンマーでオフショア開発を実施している例が多くない」ことがあげられます。

事例が少ない分、オフショア開発会社の参入を検討している方にとっては今がチャンスと言えます。しかし、オフショア開発の活用を検討されている方にとっては、参考になる事例が少ない分、自社の開発を依頼するときのイメージが湧きづらいなど、懸念に感じる部分が出てくるかもしれません。

ミャンマーのオフショア開発を選ぶ場合、そもそも開発の事例が少ない点押さえておくようにしましょう。

6. まとめ

ミャンマーでのオフショア開発は、特に「コスト」「国民性」にメリットが出る一方、「技術力」「経済面」「実績面」でデメリットや注意点がみられます。

開発に対するコストをあまりかけられない方や、特に人柄を重視したい方にはおすすめの国である一方、技術や経済基盤、実績などを重視している方にとってはあまりおすすめとはいえません。

もし、ミャンマーのデメリットや注意点が気になるという方がいれば、他の国を網羅的に調査しましょう。自社に合う国かどうか?比較検討して、決めるのがおすすめです。

参考:「そもそもオフショア開発国の選び方が分からない」という方は、【徹底解説】オフショア開発会社の選び方は?会社によって特徴が違うの?をご覧ください。
※国の選び方に加え、会社の選び方を解説している記事となります。

7. オフショア開発国、人気NO.1「ベトナム」

バイタリフィ_オフショア

僭越ながら、最後にベトナムでオフショア開発を行う弊社についてご紹介させていただきます。

本記事を執筆した、弊社バイタリフィ並びにベトナム子会社のバイタリフィアジアでは、ベトナムでのオフショア開発に加えて、将来ベトナムのマーケットを狙っていきたい企業のお手伝いができるよう現地情報の提供を行っております。

ベトナムは、オフショア開発で利用されるNO.1国として、「豊富な実績」「高いGDP成長率」「親日国ならではの安心感」を備えています。

もし、ベトナムでのオフショア開発を詳しく知りたい方がいらっしゃれば、まずは、ベトナムバーチャル視察会にご参加ください。リアルタイムで、ベトナム市場の近況からベトナムオフショア開発実績、ベトナムIT人材の国民性を確かめられる無料イベントとなっています。

ベトナムオフショア開発の特徴とは何か?理解できるはずです。

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