近年、生活におけるあらゆることが、スマホ一つで完結できるようになってきました。検索やゲームはもちろんのこと、決済や健康管理、乗り物への乗車など…できることが広がってきている分、アプリやサービスを提供する企業も増えているのも事実です。本日はその中でもアプリをリリースするにあたって最大限グロースさせるためにはどんなことが重要なのかについて簡単にご紹介します。
はじめに
「グロース」とは成長を意味する言葉で、一般的にはサービスの成長の意味で使われることが多いです。
今回取り上げるアプリにおけるグロースで一番指標となり得るのが、ダウンロード数でしょう。一概にダウンロード数を増やすと言っても決して簡単ではなく、なかなかうまくいかないケースも多くあります。
では、アプリのダウンロード数を増やすためには一体どんなことを行えばよいのでしょうか。3つのポイントをご紹介します。
アプリのダウンロード数を増やすには?
1. マーケットの把握
まず行うべきは市場の把握です。マーケットをしっかりと見てどのマーケットで挑戦するかを見極めることが大切です。自分でマーケットを作り上げるという手段もありますが、手始めには既存のマーケットでかつ供給が混戦していないところを狙う方がおすすめです。
ただし、混戦していない市場と言ってもあまりにニッチ過ぎるマーケットで市場規模が小さすぎると、ダウンロードに誘導できる母数を確保することが難しくなってしまうため、ある程度の市場規模があってなおかつライバルが少ないマーケットこそが、狙い目となります。
マーケットを選定する上では他アプリにはない自社アプリの独自性を確立できるかどうかも見極めていきましょう。
2. 訴求するためのストーリーの検討
市場把握をしリリースするジャンルを決定した後は、アプリ自体のストーリーを考えて訴求力を高めることが必要です。
ストーリーは共感を呼ぶだけでなく、抵抗感を薄れさせたり興味を惹きつける役割があります。より多くの人に魅力的に感じてもらえる物語を考えることがポイントとなります。
3.チャネルの拡大
グロースの最大化には接点、つまりチャネルを多く用意して出合いの機会を増やすことが重要です。
例えばアプリを紹介するチャネルが自社サイトのみだと、言うまでもなくアプリを見つけてもらえる可能性は小さくなります。どれだけ魅力的な製品を開発しても、存在を知ってもらわなければ、ユーザーはダウンロードをするか否かの選択すらできません。手間やコストが掛かるとしても多くの人の目に留まるためのチャネルの用意が不可欠です。
3-1. アプリストア(SEO)
アプリはいわゆる情報のまとめサイトなどで知られるケースもありますが、意外なことに大半はストアで見つけられたり興味を持ってダウンロードが行われています。このことからも、ストアに掲載する情報の重要性は思いの外高いことがわかります。検索に引っ掛かりやすいような工夫が必須と言えます。
ストアにはストアの戦略がありますが、ネット全体でみるとSEOがカギを握っているといえます。SEOが効果を発揮するのは、ユーザーが検索エンジンを使ってアプリの情報を探そうとする場合です。つまり、最初に興味を持ってもらう段階ではなく、興味を惹いてから次にどのような製品か知りたい人を導くのに有効です。知らない人に知ってもらうチャンスにもなるので、SEOは特に力を入れて対策することをおすすめします。
3-2. SNS
SNSも活用できるチャネルの一つです。近年では、インフルエンサーが発信する情報の影響力は凄まじく、ひと度話題に取り上げられるとダウンロード数が急激に伸びることもあります。コストを掛けて取り上げてもらう方法もありますが、影響力の大きい人に依頼すると依頼自体に多額の費用が発生し、コストを回収できないリスクもあります。最近ではマイクロインフルエンサーやなのインフルエンサーなど一般人に近い人の中でも影響力を持つ人達も増えてきているので、依頼先の一つとして考えてみてもいいかもしれません。
また、SNSはユーザー同士での拡散を期待できることから、大幅にダウンロード数を伸ばせる可能性があります。この本来の特性を活用して、ユーザーが情報を拡散しやすいような施策や工夫を行えば、話題を呼ぶ可能性が高まります。
3-3. その他
他にも有料広告や口コミ、レビューサイトなど、多くの人達の目に触れる機会は沢山あるので、グロースを最大化するにはチャネルを拡大していくことが重要になってくるでしょう。
まとめ
アプリをグロースするためのポイントとして紹介してきましたが、すでにアプリをリリースされている場合には今一度基礎部分を見直してみることも重要です。
名前やアイコン、アプリ概要の説明文など基本的な部分もダウンロード数には大きく影響します。土台をしっかりと固めた上でチャネルを拡大していきましょう。覚えにくい名前になっていないか、アイコンはわかりにくくないか、説明文は簡潔に要点をまとめてあるか、読みやすいものになっているかなど…。
人は視覚を頼りに情報を得ようとする性質があるので、ひと目で見て機能が分かるUI・UXのデザインを心掛けましょう。
今一度ユーザーの視点に立って考えてみるのはもちろん、ユーザー視点を持った人に意見を募るというのも成功への糸口になりえます。
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