「SEOと文字数の関係性はどうなってる?」
「SEOの文字数の最適解について知りたい」
「網羅性の高いコンテンツを作るコツは?」
SEO対策を効果的な記事の文字数が分かれば、検索で上位表示を目指すのも簡単になります。
昔から色々と言われてきているSEOと文字数の関係性は一体どんな感じなのでしょうか?
- SEO記事は1000文字以上説
- SEO記事に文字数は関係ない
- いやSEO記事だったら5000文字くらいないと意味ない
などSEOと文字数に関しては色々と噂が多いですよね。
そこで今回の記事では最新版のSEOと文字数のベストをテーマに様々な観点から解説していければと思います。
具体的には…
- SEOと文字数の関係性を解説
- 結論:文字数より網羅性
- 網羅性の高いコンテンツを作成するポイント
- 文字数のざっとした目安を出すには
などについて解説していきます。
この記事を最後まで読めば文字数という概念にとらわれず、ユーザーのためになる記事が執筆できるようになるので、ぜひ最後まで読んで活かしてみてくださいね。
目次
1. SEOと文字数の関係性を解説
最初に結論を記載しますが文字数が多ければ多いほどSEOに効果的というわけではありません。
極端な話ですが「あああああああ」という文字列が10000文字あったところでSEOに効果的かといわれたら効果的じゃないことは明白です。
しかし少ないより多い方がSEOに効果的というのは事実です。
ただそれは文字数が多いからというより「文字数が多い方がユーザーの悩みを解決できていそうな記事だから」という意味です。
つまり文字数が多いから検索上位に表示されるというわけではなく「文字数が多いとユーザーの悩みを解決する情報が載っていてGoogleから評価されやすい」から検索上位に表示されるというわけです。
画像(SEOと文字数の関係性)
また文字数とSEOに直接関係がないことはGoogleのジョンミュラー氏が公式で言及しています。
- 記事の長さは気にせずユーザーにとって有益で魅力的なものを提供するようにしていきたい
- 短い記事でも長い記事でもOK
- 100単語までは認めない、100~500単語が望ましい、500単語を超えると写真があった方がいい」みたいなアルゴリズムは持っていない
- ページ全体を見てユーザーにとって魅力的かどうかを判断している
- つまり文章が長いが短いか、また画像が多いか少ないかは関係ない
このように述べています。
つまりGoogle側からの見解としても「SEOに文字数は関係ない」としているわけです。
2. 結論:文字数というより情報を網羅しているかどうか
「SEOと文字数に直接的な関係はない」というわけですが、ユーザーの悩みを解決するためにはある程度の文字数が必要です。
SEOで大切なのは文字数という概念より「情報を網羅しているかどうか」というわけです。
検索されたキーワードに対する情報を網羅したコンテンツを作成することができれば、検索での上位表示が期待できます。
3. 網羅性の高いコンテンツを作成するポイント7選
ここからは網羅性の高いコンテンツを作成するポイントを7つご紹介します。
- ユーザーの求めていることを考える
- 専門的な知識や情報を入れる
- キーワードによって最適な文字数は異なることを知る
- 記事のタイトルは内容を書いてから考える
- 文字数が多くても内容がスカスカでは意味がない
- テキストだけでなく画像を適度に入れる
- 1記事にテーマはひとつ
では1つずつ解説していきますね。
3-1. ユーザーの求めていることを考える
SEO対策は文字数とか画像の有無とか見出しの入れ方とかさまざまいろいろなことが言われていますが、一番大切なのは「ユーザーの求めていることを考える」ということです。
しかしこれができていないサイトが数多く存在します。
少し極端な例ですが「チーズケーキ レシピ」といったキーワードで検索した時に「チーズケーキとは?」みたいな見出しから始まるサイトがあります。
これはユーザーの求めていることとはズレていますよね。
他にも「鎌倉の歴史」が知りたいのに「そもそも日本とは?」みたいなところから書き始める記事もあったりします。
確かに関連性がないわけではないですが「チーズケーキ レシピ」で検索する人は「チーズケーキの概要」を知りたいわけではないですよね。
同様に「鎌倉の歴史」で検索する人は鎌倉の歴史が知りたい人であって「日本とはなんぞや」を知りたい人ではないわけです。
このようにユーザーの求めているものと少しずれてしまうものを書いてしまう人は少なくありません。
もちろん網羅性の高いコンテンツを作るには、さまざまな観点から情報を入れる必要がありますが、あまりにズレた内容をトップに持ってきてしまうと、それはユーザーの求めているものではなくなってしまいます。
記事を執筆する時には「ユーザーの求めていることとは何なのか」「このキーワードで検索してきたということはこういうことが知りたくて検索してきているんだな」とユーザーの気持ちになって考えていくようにしましょう。
3-2. 専門的な知識や情報を入れる
当たり前の話でもありますが、網羅性を高めるには専門的な知識や情報を入れた方が上位表示されやすいです。
今回の記事のように「SEO 文字数」で上位表示したいという場合は、検索エンジンで上位表示されている記事を参考にしたり、そのことについて言及している書籍を参考にしたりするといいでしょう。
また実際に経験した内容を記載するのもおすすめです。
今回の例で言えば、同じキーワードで文字数だけ異なる記事を上げて、どちらが上位表示されるかといったケースを提示できると上位表示しやすくなります。
ただ実際に経験するものは時間がかかってしまうものも多いため、このあたりは自社のリソースを考えながら実践していきましょう。
また自分で書くだけの知識や情報がない場合は専門家に監修してもらうのもおすすめです。
Google側も公式に
記事は、トピックに関して明らかに充分な知識を持つ専門家や愛好家によって書かれているか。あるいは、内容の薄いものであるか。
質の高いサイトの作成方法についてのガイダンス
このように発表しています。
専門的な知識や情報を提供できるように意識して記事を執筆していきましょう。
3-3. キーワードによって最適な文字数は異なることを知る]
キーワードによって最適な文字数が変わるというのも非常に大切なポイントです。
なので一概に「1000文字あればOK」とか「10000文字書いたら絶対上位表示される」とか言えないわけです。
例えば「松本人志 年齢」などと検索する人は長い文章は求めていないわけです。
この検索をする人はただ単に松本人志さんの年齢を知りたい人ですよね。
つまりそこまで長い文章はいらないわけです。
少し極端な話ですが年齢の記載を先延ばし先延ばしにして最後に記載するといったことをしているサイトも少なくありません。
このようにキーワードに対しての最適な文字数というのは大きく変わるので「このキーワードはどのくらいの文字数が最適なんだろう」と考えて、執筆していきましょう。
またざっとした文字数の目安を知る方法はこちらをご覧ください。
3-4. 記事のタイトルは内容を書いてから考える
記事のタイトルというのも非常に大切です。
ユーザーは検索エンジンで検索をして「記事のタイトル」を見て、サイトに訪れます。
つまり記事のタイトルは記事の顔であり、流入の誘導口であるわけです。
このタイトルの選定でミスをしてしまうと、どれだけ良いコンテンツを作ったとしてもユーザーには見てもらえません。
記事のタイトルは最初につけてしまう人も多いですが、内容を書いてから記事タイトルをつけるといった順番で書くのがおすすめです。
もしくは見出しで構成を作ってから記事のタイトルをつけるようにしましょう。
というのも内容を書かずにタイトルをつけてしまうと、内容とタイトルがズレてしまい、ユーザーも「あれ、こんなことを知りたいわけじゃないんだけどな」とすぐに離脱してしまう可能性が高くなります。
なのでしっかりと内容とタイトルが合うように「内容を作ってからタイトルをつける」ようにしましょう。
3-5. 文字数が多くても内容がスカスカでは意味がない
ここまで網羅性の高いコンテンツを作る方法を記載してきて分かった人もいるかと思いますが「文字数」というのは基準に考えるものではありません。
結局は網羅性の高さであったり、コンテンツの質が大切です。
小学生の読書感想文をイメージしてもらえれば分かりやすいですが、どれだけ枚数が多くても
「ぼくが〇〇を読んだ感想についてこれから書いていきたいと思います。僕は59ページの〇〇と〇〇が〇〇で会話しているシーンがものすごく印象に残りました。どうして59ページの〇〇と〇〇が〇〇で会話しているシーンが印象に残っているかというと…」
みたいな形で文字数だけ多くして文章を書いても中身が上記のようにスカスカだとよい読書感想文とは言えないですよね。
記事も同じように"文字数"が大切と言わけではなく、コンテンツの質や網羅性の高さみたいなものが必要というわけです。
3-6. テキストだけでなく画像を適度に入れる
記事には画像を適度に入れていくのがおすすめです。
テキストだけの記事だとユーザーが読むのが大変です。
そのため画像を適度に入れてユーザーが読み安陽な記事にしていくようにしましょう。
また画像には「画像優位性効果」というものがあります。
画像優位性効果とは「文字や言葉だけで伝えるよりも、同時に画像を含んで伝えた方が記憶に残りやすく理解しやすい現象」のことを指します。
またブレイン・ルールの著者のジョン・メディナ氏によると「文字と言葉だけの伝達では、72時間後にそのうちの10%しか記憶に残っていないが、写真や画像が加わるとそのうちの65%が記憶に残る」という研究結果が出ています。
つまり文字のみだと伝達や記憶に残すことは難しいですが、写真を加えることで記憶に残りやすくなるというわけです。
3-7. 1記事にテーマはひとつ
たまに網羅性を高めるためとしてさまざまなテーマを混在させて1記事にしているサイトを見かけます。
ただテーマが混在しているとすべてが中途半端になってしまい、上位表示されにくいです。
網羅性というのは様々なテーマを網羅するという意味ではなく「1つのテーマで網羅性を高める」という意味なので、しっかりとテーマを特化して記事を書いていきましょう。
またテーマがもし変わる場合は新しい記事にして、リンクを貼ってユーザーを回遊させるようにするとサイトの評価も高くなりやすいです。
4. 文字数のざっとした目安を出すには?
「文字数より網羅性が大切なのはわかったけどある程度の文字数は大切なんだよね?ざっとした文字数の目安はないの?」
ここまで読んできてこのように思った方もいるでしょう。
もちろんある程度の文字数は必要です。
ここで大切なのは検索キーワードに対して必要な文字数(上位表示されやすい文字数)は変わってくるということです。
例えば「今日は何の日」みたいなキーワードで検索するユーザーに対して、10000文字の記事を書くのは適切じゃないですよね。
逆に「日本の歴史」のキーワードに対して100文字で記事を書くのも適切じゃないわけです。
つまりキーワードごとに上位表示されやすい文字数というのはある程度決まっているというわけです。
またそのざっとした文字数の目安は「ラッコキーワード」を使って調査ができます。
①まず「ラッコキーワード」を開いて狙いたいキーワードを検索しましょう
②検索したら左側のメニューにある「見出し抽出(上位20サイト)」をクリックします
➂すると上位20サイトの記事タイトルや見出し数、文字数などが一覧で表示されます。
④また中央上部に「平均見出し数」と「平均文字数」が記載されています。
⑤ここでざっとした文字数の目安を確認できます。
「SEO 文字数」というキーワードだと平均文字数9810文字とありますね。
ただ最低文字数が3218なので3000文字程度でも上位表示されるといえます。
あくまで個人の感覚ではありますが、この場合はざっと「6000~7000文字」程度を目指して記事を書くといいかなと思います。
また書いていく途中で「この部分いらないな…」とか「ここはもっと書いたほうがいいな」みたいなものは適宜調整していきましょう。
このようにラッコキーワードでざっとした文字数の目安を確認してから、ユーザーのためになるような有益な記事を書く意識を持つと上位表示しやすくなりますよ。
また記事を書いた後は「文字数カウント」というツールで文字数を確認しましょう。
中央に文字をペーストし「字数を数える」で簡単にチェックすることができます。
5.SEOで大切なのはユーザーが欲しい情報を網羅しているかどうか
今回は「SEOと文字数の関係性について詳しく知りたい」といった悩みを抱えているあなたに向けて、それを解決するための方法や関係性について解説しました。
またSEO対策には文字数のことはもちろんのこと、Googleアナリティクスで自社サイトを分析するのが非常に重要です。
以下の記事では「Googleアナリティクス ~基礎編~」を図解付きで詳しく解説しているので「Googleアナリティクスを分析してSEO対策したい!」といった方は、こちらもダウンロードしてみてください。
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