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2021.04.01

インタビュー

スマートフォンと同じUI/UXを実現!ネットビジネスと店舗ビジネスの中間地点になりうる”自由販売機”とは?【スキマデパート社インタビュー】

こんにちは。バイタリフィアプラボニュース編集部です。

今回、バイタリフィがモック開発に携わらせていただいた”小さなスペースから世の中を面白くする”をミッションに掲げる株式会社スキマデパート芳屋様(写真左)と岡部様(写真右)へ独占インタビューをして参りました!

スキマデパート社は一体どんな事業をされている会社なのか?また、バイタリフィが担当した納品物の出来栄え、成果はどうだったのか?様々なお話を伺っております。

インタビューの模様をぜひご覧くださいませ!

◆最初に、スキマデパート社の事業内容について教えてください。

スキマデパート社

元々は飲料自販機ベンダーという会社からスタートし、現在、弊社は3つの事業を展開しております。

1つ目は100円飲料自動販売機事業です。街中に100円で購入可能な自動販売機を設置しており、オペレーションも含めると2月時点で約5,000台近く日本国内に展開している事業です。

2つ目は今回、バイタリフィ社へ依頼することになった案件である自由販売機事業です。自動販売機や小さいスキマの価値を見直した時に何か違うことができるのではないか。という発想の中から、自由販売機事業をはじめました。自由販売機はおもちゃやサンプリングなど飲料に限らず自由に売りたいものを売ることができます。小さなスキマさえあれば出店することが可能なので、例えばこれまで空いているスペースを持っていたけど上手く使えていなかった人も、そのスペースに自由販売機を設置することで何もなかったところが収益を生み出す場所として活用できるようになります。

3つ目はpaspaと呼ばれる小さなスキマを利用したスモーキングスペース事業です。この事業では、タバコを吸う人吸わない人両者にとって快適な環境を提供中です。街の美化や国民の健康増進、屋外喫煙者抑制をテーマに電子タバコ専用と煙タバコ併用のスモーキングスペースを運用し現時点では都内を中心に展開しています。

◆今回バイタリフィへご依頼いただいた自由販売機について具体的に教えてください

▼自由販売機の事業を展開されるきっかけは何だったのでしょうか?

スキマデパート社インタビュー風景

小さいスキマをみると勿体ないと思うことが多くあり、このスキマを利用してより儲かるビジネスができるのではないかと考えていたことがありました。そんな時に、100円飲料を販売する自動販売機と出会ったことが大きなきっかけです。自動販売機の魅力に気付きビジネスを始めてから、日本では約230万台ほど設置されている自動販売機の多くが飲料を売っているとを知りました。この背景には、自動販売機を保有している企業の多くが飲料メーカーであることがあげられます。

私は、自動販売機は24時間無人で収益を生み出してくれる媒体であり、ビジネスには有効な手段であると考えています。だからこそ、飲料だけにとどまらず自由に何でも商品を販売することができる自由販売機を事業で始めることにしました。

▼自由販売機の魅力や他社に負けない強みはありますか?

スキマデパート社インタビュー風景

自由販売機の魅力は2つあります。

1つ目は、店舗ビジネスを始めたい方にとって自由販売機がトライアルの存在を担うことができる点だと感じています。店舗ビジネスを始めるためには、土台となる土地や建物が必要で初期投資に多くの費用や工数を要することになり、成功する確約がないまま多額の投資を行うことは非常にリスクを伴います。しかし自由販売機なら、販売機や土地は我々が用意するため初期投信の費用も比較的安く抑えられ、工数をかけず簡単にビジネスを始めることができます。

そのため、店舗ビジネスを始める前のトライアルとしてリスクの低い自由販売機を使っていただければ、自由販売機で商品が売れた場合はそのまま店舗ビジネスを始める方向性が見えてきますし、もし自由販売機を使っても商品が売れなかった場合は店舗ビジネスへ進む前にビジネスモデルを考え直すきっかけを作ることもできます。

また、市場が高まり誰でも比較的参入しやすいネットビジネスで売れた商品を、店舗ビジネスでも試してみたいと思った方も同様に自由販売機でファーストステップを兼ねたトライアルをすることができるので、ネットビジネスと店舗ビジネスの中間地点の役割を担っている点も強い魅力の1つだと思います。ネットビジネスが流行っているからこそ、次のステップに進みたいと考える人が多いと思うので、まずはトライアルで自由販売機を使ってもらえたら嬉しいです。

2つ目は、余っているデッドスペースに自由販売機を置くことで収益、集客に繋げることができる点が魅力であると感じています。自由販売機は、百貨店や商業施設など建物の中にある小さなスキマで始められるビジネスなのでこれまでにないビジネスチャンスを掴むことができます。

また弊社の強みに関しては、オペレーション部分を弊社が一括で管理している点があげられます。これによりお客様側としては人的コストを割くことなく自由販売機の運用を行えるようになります。自由販売機を運用する際お客様からよく相談いただく「商品の入れ替え作業を誰が担うか?」や「在庫管理を誰がするか?」「お金は誰が改修しに行くの?」といった課題を我々なら解決することができます。

◆今回ご依頼いただいた自由販売機の特長を教えてください。

スキマデパート社実績風景

バイタリフィ社へ依頼したAndroidアプリのモックアップを実際に使っているのは、サイネージ搭載型の自由販売機です。ケータイのAndroidと同じような動きができるタッチパネルをイメージしたサイネージとなっており、普段ケータイでネットショッピングされる方がストレスなく操作できることをベースにしていました。

自由販売機で販売する商材は種類を固定せず様々な商材を販売する予定なので、汎用性が高くなるように商品構成の数を2パターン(12個、24個)用意してもらいました。また、サイネージの盤面サイズは利用者が使う上で丁度良いサイズに調整してもらうことや、自由販売機の商品を購入した時に利用者が分かりやすいようタイムループを作ってUI部分を強化したり、一度の会計で複数の商品が購入できるようカートへ連続で追加できる仕組みを作るなど利用者視点で機能の発注をさせていただきました。

◆実際に完成したサイネージ搭載型自由販売機は御社のイメージ通りでしたか?

発注している内容に関して齟齬も全くなく注文通りのものを作ってもらうことができ、非常に満足感が高かったです。

しかし、実際にリリースして自分たちで見て触って、初めて気付くことも多くありました。例えば、「利用者に特別な体験をしてもらうためには何が必要か?」や「馴染みのないサイネージ搭載型自由販売機で商品を買うという概念をどう見せるか?」「買い方をどう表現するか?」「人を寄せるための導線をどのように作っていくか?」など、今後さらに改良していくべきポイントがありました。

そのため、「既存機能の改良で、さらにこういう機能を追加したい!」という依頼をバイタリフィ社へさせていただくのではと思っています。ぜひ御社からも、良い提案があればお待ちしています(笑)

◆サイネージ搭載型自由販売機がリリースしてからこれまでで、何か反響はありましたか?

スキマデパート社インタビュー風景

御社に制作いただいたAndroidアプリのモックアップを使った自由販売機は、現時点で東京都の池袋ALTA、新宿ALTA、東急吉祥寺百貨店の屋上、アクアシティアお台場の都内4か所と大阪ルクアを含めた計5か所で全国展開をしています。まだリリースしたばかりで定量的な効果は不足しているのですが、様々な方に興味をもっていただくことができています!

◆最後に、記事の読者へメッセージをお願いします!

スキマデパート社インタビュー風景

自由販売機がネットビジネスと店舗ビジネスの中間地点となる存在として今後広まって欲しいと思います。「ネットビジネスが成功し、店舗ビジネスへ挑戦してみたいと思っているけど費用や工数の面で悩んでいる。」というお悩みを持った方がいればぜひお声がけいただきたいです。

在庫管理やオペレーションを一括で担っており、ロケーション開拓も行っています。例えば、渋谷に自由販売機を展開したいというご要望があれば、我々が場所を確保しに行きます。既に自動販売機が置かれている場所でも自由販売機に差し替えすることもできますし、自由販売機に興味あるけど場所の問題が気になるといった方も大歓迎です!

◆まとめ

ベトナムでのオフショア開発とスマートフォンアプリ開発のバイタリフィ

芳屋様、岡部様、インタビューのお時間いただき誠にありがとうございました!

弊社制作物に関してご満足いただけるとのコメントをいただき、非常に嬉しく思います。

バイタリフィでは、今回ご依頼いただいたAndroidアプリのモックアップ開発以外にも様々な開発実績を保有しております。エンタープライズ系、エンタメ系、IoTなど多種多様なジャンルを得意としておりますのでご興味ある方はぜひお気軽にご相談いただけますと幸いです!【ご相談無料】

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