朝になったということは、起きなければならないということだ。でも果たして本当にそうだろうかと僕はベッドの中で考える。
僕は起きてもいいし起きなくてもいい。どちらを選択するかは完全に自由だ。ただ一つ言えることがあるとすれば、働かざるものは食うどころか住むことすらできないということだ。特に都会ではそれが顕著だ。
「やれやれ」
僕はベッドから降りる。昨夜遅くに飲んだスコッチが効いたみたいで、寝ている間一度も目を覚ますことがなかった。
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