「インスタで保存率が大事とは聞いたけどどうして大事なの?」
「インスタの保存率を上げる方法を詳しく知りたい!」
「インスタの保存率の目安や計算方法は?」
インスタの運用を始めてから「保存率が大事」「保存率がフォロワーを増やすカギ」といった言葉が耳に入ってきませんか?
様々な企業が口をそろえて【インスタは保存率が大切】と言っていますよね。
そこで今回の記事ではそんな"インスタの保存率を上げる方法”について、初心者でも分かりやすく徹底的に解説いたします。
- インスタで保存率が大切といわれている理由
- インスタで保存率を上げる7つのポイント
- 保存率の目安や計算方法
などインスタの保存率についてあらゆる観点から解説いたします。
また記事の後半では「インスタで保存率を上げた後にやるべき2つのアクション」も解説しております。
ぜひこの記事を参考に保存率を上げて次のステップに進んでみてくださいね!
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目次
1. インスタの保存率を上げる7つのポイント
まずはインスタの保存率を上げる7つのポイントについて解説いたします。
- ユーザーが投稿を保存する理由を考える
- 保存訴求画像を入れる
- まとめコンテンツを制作する
- 心理学を活用する
- 競合アカウントの投稿を分析する
- トレンドに合わせた投稿を発信する
- 自分の過去に保存した投稿を見返してみる
ひとつひとつ詳しく解説いたしますのでぜひ気になるところから読んでみてくださいね。
1-1. ユーザーが投稿を保存する理由を考える
ユーザーが投稿を保存する理由は主に3つあります。
- 有益性:ノウハウ系など「参考になる」と感じるもの
- 再現性:料理のレシピやファッションコーデなど「真似したい」と感じるもの
- 意外性:アイテムの意外な使い方などベーシックから少し外れたもの
まずはこの3つが自社の投稿に含まれているかをチェックしていきましょう。
基本的にはこのような要素が入っていない投稿は保存されません。
リアルな友人の投稿などを思い浮かべていただくと分かりやすいのですが「保存しよう」とはなかなか思わないですよね。
対して写真に文字入れをした雑誌のようなコンテンツはプライベートなものに比べて保存したくなるはずです。
その理由は上記のような「有益性」「再現性」「意外性」といった保存したくなる要素が含まれているためです。
またそのほか
- トレンドを取り入れた「誰かに見せたくなる気持ち」を促す"流行性”
- 95年生まれあるあるなど「たしかに」「わかる」「それそれ」と感じる"共感性”
- 猫や犬などのペットなど「かわいい」「ほっこりする」と感じる"癒し”
- 芸能人やモデルなど「これすごい」「こうなりたい」という"憧れ”
なども保存率を上げるのに効果的な要素です。
1-2. 保存訴求画像を入れる
保存訴求画像とはカルーセル投稿(複数枚投稿)の最後のページにある保存のアクションを促す下記のような画像のことです。
このように「ここをタップしたら保存ができます」とユーザーを誘導してあげることで保存率がアップする傾向にあります。
これは「CTA(コール・トゥ・アクション)」というもので、ユーザーを次の行動に促すスイッチのことを指します。
- YouTubeのチャンネル登録はこちらをクリック
- 通販サイトの「カートに入れる」「今すぐ買う」といったボタン
- ブログ記事の「関連記事はこちら」「続きを読む」といったボタン
などがこれにあたります。
スーパーに行ってすごい良い商品がたくさんあってかごに入れたとしてもレジの場所が分かりづらかったら、買う気は失せてしまいますよね。
これと同じでユーザーにしてほしいアクションはしっかりと提示してあげることが大切です。
今回のインスタの例で言えば
- 保存数をあげたかったら保存のアクションに促す
- コメントが欲しかったらコメントのアクションに促す
- プロフィールのハイライトを見てほしかったらそのフローを動画で説明する
などといった施策が有効です。
また上記の画像はあくまで例ですので、インスタのアプリを開いて実際に見てみることをおすすめします。
自社のイメージに近いような保存訴求画像を真似してぜひ作ってみてくださいね。
1-3. まとめコンテンツを制作する
まとめコンテンツとは
といった体系的に整理されたコンテンツを指します。
こういった投稿は保存数を上げるのにうってつけです。
というのもこういった投稿は"今は全部見ないけど後で時間ある時にしっかりと見たい”といった気持になりやすい投稿だからです。
例えば何気なくインスタを眺めていて「レシピ系の投稿」が回ってきたらどうでしょうか。
「今、料理を作りたくて見てるわけじゃなかったけど、これいつか作ってみたいから保存しとこっと」みたいな気持ちになりませんか?
同様に掃除形のコンテンツが回ってきた時も「今、掃除するわけじゃないけど今週末掃除するタイミングで見返したいから保存しよ」といった感じで保存したことないでしょうか。
このように体系的に整理された"まとめコンテンツ”は「今じっくり見るわけじゃないけど、あとで見返したいから保存しよう」という気持ちになりやすいものというわけです。
ぜひ自社のジャンルでまとめコンテンツを作るなら何ができそうか考えてみてくださいね。
1-4. 心理学を活用する
心理学も保存率UPにはかなり効果的です。
代表的なものだと…
- カリギュラ効果:「見ないでください」など禁止されるほど見たくなる心理現象
- バンドワゴン効果:「20代の7割がやっている」などみんながやっているとやりたくなる心理現象
- カクテルパーティー効果:自分が必要としている情報が、自然と耳に入ってくる心理現象
などがあります。
そのほか「インスタで使える心理学」については下記の記事で詳しく解説しています!
1-5. 競合アカウントの投稿を分析する
インスタを伸ばす秘訣はインスタに転がっています。
なのでインスタの保存率を上げるヒントはインスタにあるわけです。
そこで保存率を上げるために"競合アカウントの投稿の分析”を行うのがおすすめです。
インスタでは他のユーザーの保存数は知ることはできませんが、発見タブに表示されている投稿はある程度保存数がついているはずなので、何かしら保存したくなるような要素が入っています。
- 有益な情報がたくさん入っている投稿なのか
- レシピやファッションコーデのようにあとで見返したくなる投稿なのか
- 友だちに見せたくなるような投稿なのか
といった形で「この投稿は一体どの部分が保存したくなる投稿なのか」ということを考えていきましょう。
そしてその要素を自社の投稿にも活かせないか検討しましょう。
「どのような投稿が保存されやすいのか?」を常に考えて、要素を分解・言語化し、投稿に活かすことができれば、自ずと保存数は上がっていきます。
1-6. トレンドに合わせた投稿を発信する
季節に合った投稿やトレンドに合わせた投稿も保存数が伸ばしやすいです。
夏には筋トレで腹筋を割る投稿が伸びやすいですし、秋には紅葉スポットをまとめた投稿が伸びやすく、冬にはお鍋のレシピぴを紹介している投稿が伸びやすいです。
このように季節に合わせた投稿は保存数が獲得しやすいです。
また現在はやっているものをまとめるのも有効です。
タピオカが流行っていた時におすすめのタピオカのお店を紹介すると保存数が獲得しやすいですよね。
同じように今はやっているものと絡めることで保存率UPが見込めます。
何かトレンドと絡めることができないかぜひ考えながら投稿を作ってみてくださいね。
1-7. 自分が過去に保存した投稿を見返してみる
「自分が過去に保存した投稿を見返してみる」というやり方も非常におすすめです。
またこれは運用をある程度やっている方ではなく「SNS運用初心者の方」に非常におすすめのやり方です。
いち発信者として運用をスタートすると発信者目線で投稿を見てしまうようになります。
発信者もインスタの投稿を保存していますが、多くのユーザーは発信も何もしていないいちユーザーです。
個人的にはこの発信者として保存する感情といちユーザーとして発信していない方が保存する感情は微妙に違いがあるような気がしています。
だからこそ「自分が過去に保存した投稿を見返してみる」ということが大切なわけです。
過去の自分に対して「どうして保存したのか」「この投稿を保存するときに何を思ったか」などを振り返ってみると、保存をする気持ちがストンと腑に落ち、投稿に活かすことができると思います。
自分が思ったことであれば信じやすいですし、投稿にも活かしやすいので、SNSを運用する前に保存した投稿を振り返りながら分析してみてくださいね。
2. 【超重要】インスタの保存率を意識すべき理由
ここからは「インスタの保存率」を意識すべき理由について解説します。
一言で言えば「保存率を上げることでリーチ数が上がりフォロワーの増加につながる」からです。
ひとつひとつ詳しく解説していきます。
SNSで一番大切なことは滞在時間
今やインスタをはじめ、僕たちの周りにはTwitter、YouTube、TikTokなどさまざまなSNSがありますよね。
SNSというフィルターを外せばNetflixやAmazon Primeなどがあります。
そういった現代の中で一番大切なのは「そのアプリにおける滞在時間」だと考えられます。
他のアプリではなく「どれだけ自社のアプリを使ってもらえるか」ということを各企業は考えているはずです。
つまり可処分時間を奪い合っているわけです。
またインスタは無料で利用できる媒体です。
つまりインスタを運用するために必要な収益の大半は利用料などではなく「広告」から得ているわけです。
広告で一番大切なのは「どれだけユーザーがその広告を見てくれるか」「どれだけ広告をクリックしてくれるか」です。
インスタ側にとっては
- ユーザー数が多ければ多いほど良い
- 利用してくれる時間が多ければ多いほど良い
というわけです。
つまりインスタ側は一番ユーザーの滞在時間が長くなるような投稿がたくさん表示されるアルゴリズムを組んでいると考えられます。
またインスタの基本的なアルゴリズムについて知りたい方はこちらの記事もおすすめです!
▶【2023年版】インスタのアルゴリズムを初心者にもわかりやすく解説!
保存率を上げることで発見タブ掲載につながる
この滞在時間というポイントに立ち返ったときに「保存というアクション」が出てくるわけです。
インスタの投稿に対してできるアクションは
- いいね
- コメント
- 保存
- シェア
の4つです。
では一番滞在時間が長くなりそうなものはどれでしょうか。
いいねやコメントやシェアより、あとでまた見返してくれる可能性が高い「保存」が一番滞在時間が増える感じがしますよね。
つまりインスタ側は、この保存というアクションを一番高い評価に設定しているはずというわけです。
保存数が高い投稿をレコメンドとして発見タブに掲載したりハッシュタグの上位に表示させることで、ユーザーの滞在時間が上がり、ひいては収益の増加につながります。
発見タブ掲載について詳しく知りたい方はこちらの記事もおすすめです!
▶インスタの発見タブに乗る方法は?アルゴリズムも踏まえて解説!
ここまでの流れを簡単に図にまとめてみました。
- SNSで一番大切なのはアプリの滞在時間を増やすこと
- いいねやコメントより保存というアクションを高く評価している可能性が高い
- 保存数が高い投稿をレコメンドとして発見タブやハッシュタグの上位に表示させる
- 保存率を上げることでリーチ数の増加につながる
もちろんこの理論は推測の域を出ませんが「投稿の保存率」は非常に大切と考えております。
これまであまり保存率を意識してこなかったという方は、ぜひ数値を意識して運用してみてくださいね。
3. インスタの保存数の見方
ここでは「インスタの保存数の見方」について解説いたします。
インスタの保存数の見方は
- プロアカウントに切り替える
- 投稿から「インサイト」を開く
- 保存数を確認する
この3ステップです。
3-1. ビジネスアカウントに切り替える
①インスタのアプリを開いて右上の「三本線のマーク」をタップ
②「設定」をタップ
➂「アカウント」をタップ
④下にスクロール
⑤「プロアカウントに切り替える」をタップ
⑥「次へ」をタップ(その後も「次へ」をタップ)
⑦カテゴリを選択して「完了」をタップ
⑧「クリエイター」か「ビジネス」をタップ
(どちらもそこまで違いはありませんが「クリエイター」を選択すると、リールの音源で有名な邦楽を選択できます。またビジネスにしてしまうと人気の曲を使えない場合があるので「クリエイター」がおすすめです)
⑨「次へ」をタップ
⑩これでインスタのアカウントを「プロアカウント」の設定は終わりです
3-2. 投稿から「インサイト」を開く
⑪投稿を開いて「インサイトを見る」をタップ
3-3. 保存数を確認する
⑫保存数を確認する
保存数を確認出来たら「保存率の計算」に移っていきましょう。
4. インスタの保存率計算方法と目安
ここからはインスタの保存率計算方法と目安について解説いたします。
インスタの保存率の計算は「保存数÷投稿のリーチ数」です。
例えば保存数が10で投稿のリーチ数が100の場合は「10÷100=0.1」で%に直すと保存率は10%となります。
保存数が30で投稿のリーチ数が1500の場合は「30÷1500=0.02」で%に直すと保存率は2%となります。
また保存率の目安は「2~3%」です。
投稿のリーチ数が1000の場合は保存数は20~30くらいで、投稿のリーチ数が1500の場合は保存数が30~45必要になります。
保存率が2~3%を超えると"発見タブ掲載”にもつながりやすいので、一つの目安として覚えておいてくださいね。
5. 保存率を伸ばした後にやるべき2つのアクション
では最後に保存率を伸ばした後にやるべき2つのアクションについて解説します。
インスタ運用の基本的な目的は「フォロワーの獲得」ですよね。
つまり保存率をどれだけ上げて発見タブに掲載できたとしてもフォロワー獲得にまでつながらなければ意味がないわけです。
ここでは保存率を伸ばした後に見るべき
- プロフィール遷移率
- フォロワー転換率
の2つの数値について解説いたします。
5-1. プロフィール遷移率を上げる
プロフィール遷移率とは「投稿からプロフィール画面に移った率」を表す数値です。
これは「プロフィールアクセス数÷投稿のリーチ数×100(%)」で計算することができます。
プロフィールアクセス数が100で投稿のリーチ数が1000の場合は「100÷1000=0.1」でパーセントに直すと10%のプロフィール遷移率になります。
また目安は「2~3%」と言われているので、投稿のリーチ数が1000の場合は、プロフィールアクセス数は20~30くらいあるといいでしょう。
この数値を計算して目安を達成できているか確認してみてくださいね。
5-2. フォロワー転換率を上げる
フォロワー転換率とは「プロフィールに訪れたユーザーがどれだけフォロワーになってくれたか」と表す数値です。
こちらは「フォロワー増加数÷プロフィール閲覧数×100(%)」で計算することができます。
フォロワー増加数が10でプロフィール閲覧数が100の場合は「10÷100=0.1」でパーセントに直すと10%のフォロワー転換率になります。
また目安は「6~8%」と言われているので、プロフィール閲覧数が100の場合は、フォロワー増加数は6~8人ほどいるのがベストです。
こちらもプロフィール遷移率と合わせて計算してみて目安の数値を達成できているか確認してみてくださいね。
またフォロワー転換率を上げるプロフィール設計についてはこちらの記事もおすすめです!
▶インスタプロフィールの作り方!フォロワーを2倍に増やす方法とは?
6. 保存率を上げて投稿をバズらせよう
今回は「インスタの保存率を上げたい」をあなたに向けて、それを解決するために見るべきポイントと保存率を上げた後にやるべきアクションなどについて解説しました。
フォロワーを増やすには、保存率などの数値を上げてリーチ数を獲得することが非常に大切です。
以下の記事では「Instagramの保存率UP施策」を"図解付き”で詳しく解説しているので、こちらも合わせてご覧くださいませ!
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