「インスタでホーム率っていったい何?」
「インスタのホーム率が大切って聞くけどどうして大切なの?」
「インスタのホーム率の上げ方が知りたい!」
インスタの運用を始めてから「ホーム率が大事」「ホーム率がフォロワーを増やすカギ」といった言葉が耳に入ってきたことはないでしょうか?
様々な企業やインスタ運用担当者が口をそろえて【インスタはホーム率が大切】と発言しています。
そこで今回の記事では、そんな"インスタのホーム率を上げる方法”について、初心者でも分かりやすいように徹底的に解説いたします。
- インスタでホーム率が大切といわれている理由
- インスタでホーム率を上げる7つのポイント
- ホーム率の目安や計算方法
などインスタのホーム率についてあらゆる観点から解説いたします。
また記事の後半では「インスタでホーム率を上げた後にやるべき3つのアクション」も解説しております。
ぜひこの記事を参考にホーム率を上げて次のステップに進んでみてくださいね!
Instagramの保存率UP施策のお役立ち資料を配布しています。
下記リンクよりダウンロード可能です▼
目次
1. インスタのホーム・ホーム率とは?
まず「インスタのホーム」がどこを指すのか知っておきましょう。
「ホーム」とはインスタのアプリを開いたときに一番最初に表示される画面を指します。
メニューで言えば左下の「家のマーク」の部分になります。
このストーリーズやフィード投稿が見れる画面の部分をホームと呼びます。
続いては「ホーム率」について解説いたします。
ホーム率は端的に言えば「フォロワー数のうち、どれだけホームからアクセスしてくれたか」を表す数値です。
このホーム率という指標がインスタ運用においては非常に大切で、ここを意識するだけで運用の"難易度”は格段に下がります。
1-1. ホーム率の計算方法
では続いてホーム率と計算方法について見ていきましょう。
ホーム率は「ホームのインプレッション数 ÷ フォロワー数 ×100(%)」で計算することができます。
またホーム率は「40~50%」を意識して運用していくようにしましょう。
- フォロワー数が1000の場合はホームのインプレッション数は500(500/1000=50%)
- フォロワー数が2000の場合はホームからのインプレッション数は1000(1000÷2000=50%)
- フォロワー数が1500の場合はホームからのインプレッション数は600(600÷1500=40%)
このあたりを意識して運用して「ホーム率40~50%」を目指すと発見タブにも掲載されやすくなります。
自社のホーム率がこの目安の数値を達成しているかチェックしてみてくださいね。
1-2 ホームのインプレッション数の見方
また「ホームのインプレッション数」については、インスタのインサイトから確認することができます。
- ホーム率を知りたい投稿をタップ
- 「インサイトを見る」をタップ
- インプレッションの「ホーム」の横にある数値をチェック
ホームからのインプレッション数は上記の3STEPで確認することができます。
2. インスタのホーム率が超重要な理由を解説
ここからはインスタのホーム率がどうして重要なのかといった理由を解説いたします。
結論から書くと「ホーム率が高いと発見タブに掲載されやすくフォロワーが増えやすいから」といったものになります。
では詳しく解説していきますね。
2-1. インスタのホームは時系列順ではなくレコメンド順
現在、インスタのホームは「時系列順」ではなく「レコメンド順」になっています。
どんな投稿も絶対にフォロワーに表示されるというわけじゃなく「ユーザー同士のつながり」「リアクションの多さ」「やりとりの有無」などによって、優先的に表示されるかどうかが決まっているというわけです。
そしてこのアカウント同士の関係性のことをインスタでは「シグナル」とか「親密度」と呼んでいます。
つまりこの「シグナル」や「親密度」に応じてホームの表示順が決まっているわけです。
2-2. ホーム率が高い=アクティブなフォロワーが多い
インスタのホームがレコメンド順になっている状態でホーム率が高いということは、たくさんのフォロワーとの「シグナル」「親密度」が高いと言い換えることができます。
つまり「アクティブなフォロワーが多い」わけです。
そしてアクティブなフォロワーが多いアカウントは発見タブに掲載されやすい傾向にあります。
ではその理由を解説するにあたって"インスタの目的"に立ち返って考えてみましょう。
2-3. インスタの目的に立ち返ってみよう
インスタの目的というのは「インスタというアプリをより多くのユーザーにより長く使ってもらうこと(様々なSNSがある中で生き残っていくために)」です。
この点に立ち返ると「アクティブなフォロワーを抱えているアカウント(=ホーム率が高いアカウント)」は、インスタに長く滞在してくれるユーザーを多く抱えている可能性が高いわけです。
このような背景からインスタ側はホーム率の高い投稿をレコメンドする傾向にあり、発見タブにも掲載されやすいといえるわけです。
3. インスタのホーム率を上げる7つのポイント
ここからはホーム率を高める「7つのポイント」について解説いたします。
- 定期的に投稿をする
- DMやコメントにきちんと返信する
- ストーリーズでフォロワーと交流する
- インスタライブを行う
- フォロワーがアクティブな時間に投稿する
- 滞在時間が長くなりやすい投稿を作成する
- 相互フォローになり主体的に交流を行う
- 投稿のエンゲージメントを増やす
- ハイライトでアカウントに長く滞在してもらう
では1つずつ解説していきますね。
3-1. 定期的に投稿をする
定期的に投稿することはホーム率UPに非常に効果的です。
テレビ番組でもYouTubeでもそうですが「毎週月曜日夜21時」とか「毎日19時更新」とか定期的な配信が決まっていると見やすいですよね。
SNSも同じで定期的に同じ時間に投稿することでアクセス数がアップする傾向にあります。
また定期的に投稿しているアカウントは側の評価も高くなりやすく、優先してレコメンドしてくれるようになります。
さらに定期的な投稿はザイオンス効果(単純接触効果)が働きます。
これは単純接触効果とも呼ばれ「何度も接触することで次第に評価や好感度が高まる心理学」のことです。
定期的な投稿にはこういったさまざまな効果があるので、ぜひ毎日同じ時間に投稿してみてくださいね。
3-2. DMやコメントにきちんと返信する
DMやコメントに対してきちんと返信することも大切です。
自分がコメントやDMをしてそれが返ってきたらよりその人のことを好きになりますよね。
こういったDMやコメントはフォロワーとコミュニケーションをとる貴重な機会なので、お礼の意味も込めて返信を行うのがおすすめです。
またこのような返信は定型文で「コメントありがとうございます!」と返すだけではなく、その人に向けたメッセージで返すとより良い密なコミュニケーションが取れます。
またコミュニケーションをとることで毎回投稿を見てくれたり、定期的にコメントをくれるようになるので、しっかりと返信していくようにしましょう。
3-3. ストーリーズでフォロワーと交流する
DMやコメントと同じようにストーリーズでもフォロワーとコミュニケーションをとっていきましょう。
ストーリーズには様々な機能があり
- 通常の動画や写真の投稿
- アンケート機能
- 質問ボックス
- クイズ
などさまざまな機能でフォロワーと絡むことができます。
またこのような機能を使ってフォロワーを絡むと「シグナル」と呼ばれるフォロワーの親密度を高めることができます。
このシグナルが高くなるとホームでも優先的に表示されたり、ストーリーズもなるべく左側に表示されるようになります。(よくDMでやり取りをしている人やよくストーリーズを見ている友達のアカウントがストーリーズの左の方に表示されるのは、その人に対するシグナルが高いというわけです)
ここまでをまとめると…
このようになります。
ストーリーズはシグナルを貯めてホーム率を高めるのに非常に最適な機能なので、最低でも【1日1回】投稿できるようにたくさん使っていきましょう。
3-4. インスタライブを行う
インスタライブを行い、フォロワーとリアルタイムでコミュニケーションをとるのもおすすめです。
インスタライブのは"リアルタイムでのコミュニケーション"なのでストーリーズでの返信やアンケート回答より、インスタというアプリに時間を使ってるといえます。
そのため非常にシグナルが高く、評価も高まりやすいです。
- ユーザーからよく聞かれる質問に答えるライブ
- 自社の新商品を紹介するライブ
- 何かノウハウを提供したり勉強会を行うライブ
など色々なライブのパターンが考えられるので、自社でも出来そうなものを考えてみてくださいね。
またインスタライブを行うにはリアルタイムで視聴してくれるユーザーがある程度確保できるタイミングで始めるようにしましょう。
内容やファンの密度にもよるかと思いますが"最低でも1000人以上のフォロワー"を獲得できてから始めるのがおすすめです。
3-5. フォロワーがアクティブな時間に投稿する
定期的な更新と同じくらい大切なのが「投稿時間帯」です。
こちらは自社のジャンルによって適切な時間帯は変わってくるため、分析・検証してみるのをおすすめします。
またターゲットによってもアクティブな時間帯は変わってきます。
- 主婦層なら朝夜を避けたお昼の時間帯
- サラリーマンなら朝夜の通勤時間か昼食の時間帯
- 学生なら通学の時間帯か放課後~夜の時間帯
などターゲットによっても狙うべき時間帯は変わってくるため「自社のターゲットはいつごろインスタを見ているのか?」ということを考えて投稿していくのがおすすめです。
3-6. 滞在時間が長くなりやすい投稿を作成する
また滞在時間が長くなりやすい投稿を作成するのも効果的です。
というのも
- カルーセル投稿(複数枚投稿)で最後のページまでしっかり見られた
- 投稿を見ていた滞在時間が長い
こういった行動もシグナルが貯まっていくためです。
毎投稿毎投稿見ていただくためにもこういったところでシグナルを貯めていきましょう。
3-7. 相互フォローになり主体的に交流を行う
ホーム率を高める簡単な方法は「フォロワーと仲良くなること」です。
友達が1000人いて全員自分のことが好きで投稿を楽しみにしていたらホーム率は1000÷1000で100%になりますよね。(芸能人やアイドルのアカウントが伸びやすいのはこういったホーム率が高くなるという側面もあります)
つまりフォロワーと仲良くなれば、必然とホーム率も高くなるわけです。
そのうえで
- 自分からフォローして絡みにいく
- 自分からコメントやDMをしてみる
- 自分からいいねをする
といった手法もおすすめです。
またこういった時には「返報性の原理」といった心理も働きます。
返報性の原理とは、相手から何かを受け取ったときに「こちらも同じようにお返しをしないと申し訳ない」という気持ちになる心理効果のことです。
- 「いいねをもらったからいいねを返さなきゃ」
- 「コメントもらったから返信しなきゃ」
といったような心理が働き、何らかのアクションをしてくれるようになります。
こういった積み重ねでコミュニケーションの輪が広がり、ホーム率も高まっていくので、ぜひ実践してみてください。
3-8. ハイライトでアカウントに長く滞在してもらう
プロフィールにハイライトを設置してアカウントの滞在時間を増やすのもおすすめの施策です。
ハイライトでは…
- オウンドメディアや公式サイトへの導線
- アカウント紹介
- いただいた質問をまとめる
- ノウハウ情報をまとめる
- 店舗や会社までのアクセスを記載
といったものを載せるのがおすすめです。
3-9 投稿のエンゲージメントを増やす
ホーム率を高めるには投稿のエンゲージメントを高めるのも大切です。
エンゲージメントとは
- いいね
- コメント
- 保存
- シェア
など"ユーザーが投稿に対して行うことのできるアクション"を指します。
このエンゲージメントを高めることもユーザーのシグナルや親密度を高めることにつながるので、積極的に取り組んでいきましょう。
また保存数を上げるための施策については下記の記事がおすすめです。
4. インスタのホーム率を上げた後にやるべき3つのアクション
では最後にホーム率上げた後にやるべき3つのアクションについて解説します。
インスタ運用をしている最終目的は「フォロワー増加」ですよね。
またフォロワー増加に伴った顧客獲得や売上UPかと思います。
なのでどれだけホーム率を上げたとしてもフォロワーが伸びていなければ意味がないわけです。
というわけでこの章ではフォロワー増加という本来の目的を果たすためにやるべき
- 保存率を上げる
- プロフィール遷移率を上げる
- フォロワー転換率を上げる
3つのアクションについて解説していきます。
4-1. 保存率を上げる
まず保存率というのは「保存数 ÷ 投稿のリーチ数 ×100(%)」で表すことができるもので、投稿に訪れたリーチ数のうち、どれだけ保存してくれたかを表す数値になります。
【保存率を意識しなければいけない理由】
世の中にはインスタをはじめX(旧Twitter)やTikTok、YouTube、MetaなどさまざまなSNSであふれかえっています。その中で生き残っていくためには、他のSNSではなく自社のSNSを利用してもらう時間を増やしていく必要がありますよね。
つまりインスタをはじめSNSの目的というのは「自社のSNSを利用してもらう時間を増やすこと」にあります。
そのうえでインスタが利用してもらう時間を増やすためにできることは「ユーザーがインスタというアプリに長く滞在してくれそうな投稿をおすすめすること」です。
そしてインスタ側は長く滞在してくれそうな投稿を「ユーザーからのアクション」で判断していると仮定します。
ユーザーからのアクションは「いいね」「コメント」「保存」「シェア」などがありますが、この中で一番長く滞在してくれそうなのは「後から投稿を見返す可能性が高い」保存というアクションですよね(シェアも高い傾向にありますがここでは割愛)。
つまり保存というアクションはインスタ側が評価を高めに設定していると考えられるわけです。
「なら保存数を上げればいいのでは?」と思われるかもしれませんが、保存数にした場合、単にフォロワーの多いアカウントが有利になってしまうので「保存数 ÷ リーチ数」で算出できる【保存率が大切】となるわけです。
このような背景から、保存率が高い投稿というのはインスタ側からレコメンドされやすく、発見タブに掲載されやすいといえます。
保存率を意識して数値を上げることで発見タブに掲載されやすくなるので、ぜひこの数値は意識して改善していきましょう。
また保存率は「2~3%」を意識して運用していくようにしましょう。
- リーチ数が1000の場合は保存数は20(10/1000=2%)
- リーチ数が2000の場合は保存数は40(40÷2000=2%)
- リーチ数が1500の場合は保存数は45(45÷1500=3%)
このあたりを意識して運用して「保存率2~3%」を目指すと発見タブにも掲載されやすくなります。
4-2. プロフィール遷移率を上げる
まずプロフィール遷移率とは「プロフィールアクセス数 ÷ 投稿のリーチ数 × 100(%)」で表すことができるもので、投稿からプロフィール画面に遷移した率を表す数値になります。
【プロフィール遷移率が大切な理由】
どれだけ投稿がバズって発見タブに長期掲載されたとしても、投稿からプロフィールに移る率が低ければ、フォロワーは大きく伸びていきませんよね。
投稿に訪れたユーザーをなるべくフォロワーにしていくために、まず「投稿→プロフィール画面」への遷移ユーザーを意識する必要があるわけです。
プロフィール遷移率をしっかりと上げていくことで、効率よくフォロワーを増やしていくことができるようになるので、ぜひこの数値は意識して改善していきましょう。
またプロフィール遷移率は「2~3%」を意識して運用していきましょう。
- 投稿のリーチ数が1000の場合はプロフィールアクセス数は20(10/1000=2%)
- 投稿のリーチ数が2000の場合はプロフィールアクセス数は40(40÷2000=2%)
- 投稿のリーチ数が1500の場合はプロフィールアクセス数は45(45÷1500=3%)
このあたりを意識して運用して「プロフィール遷移率2~3%」を目指すと効率よくフォロワーを増やすことができます。
5-3. フォロワー転換率を上げる
まずフォロワー転換率とは「フォロワー増加数 ÷ プロフィール閲覧数 ×100(%)」で表すことができるもので、プロフィールに訪れたユーザー数のうち、どれだけフォロワーになってくれたかを表す数値になります。
【フォロワー転換率が大切な理由】
プロフィール遷移率と同様、個々の数値が低すぎる場合はフォロワーは増えてはいきません。
またフォロワー転換率が低いという場合は、プロフィール画面にまで訪れている非常にフォロワーになりやすいユーザーを逃していることになります。
投稿の質もよくて投稿からプロフィールへの導線も引けているのに、最後の最後で取り逃がしてしまっている状態です。
フォロワー転換率は2倍に改善すればフォロワー増加数も2倍になりますし、10倍に改善すればフォロワー増加数も10倍に改善するといったように、一番効率よくフォロワーを増やすことができます。
なので、ぜひ意識して運用していくようにしましょう。
フォロワー転換率をしっかりと上げていくことで、効率よくフォロワーを増やしていくことができるようになるので、ぜひこの数値は意識して改善していきましょう。
またフォロワー転換率は「6~8%」を意識して運用していきましょう。
- プロフィール閲覧数が1000の場合はフォロワー増加数は60(60/1000=6%)
- プロフィール閲覧数が2000の場合はフォロワー増加数は120(120÷2000=6%)
- プロフィール閲覧数が1500の場合はフォロワー増加数は120(120÷1500=8%)
このあたりを意識して運用して「フォロワー転換率6~8%」を目指すと効率よくフォロワーを増やすことができます。
フォロワー転換率を上げるプロフィール設計については下記の記事がおすすめです!
5. ホーム率を上げて発見タブ掲載を狙おう
今回は「インスタのホーム率を上げたい」をあなたに向けて、それを解決するために見るべきポイントとホーム率を上げた後にやるべきアクションなどについて解説しました。
フォロワーを増やすには、ホーム率の改善は必須条件なので、この記事を見ながらぜひ実践してみてくださいね。
以下の記事ではホーム率を上げた後にやるべきアクションである保存率UPについて「Instagramの保存率UP施策」を”図解付き”で詳しく解説しているので、こちらも合わせてご覧くださいませ!
▶Instagram保存率UP施策のダウンロードはこちらから
また自社のリソースが足りないといった方は外注に依頼するのもおすすめです。
以下のページでは弊社バイタリフィの”SNS運用プラン”について解説していますので、こちらも合わせてご検討ください!