どうも。
今回のテーマは「空間」でいこうかと思います。もう11月ですし。
人間が「空間」をどう認識しているのかに興味を持ってたりします。西洋人と日本人とでは空間の認識の仕方が違うと、誰かがいってるのをどこかで聞きました。
ここでいう日本人は、「明治維新前の日本人」のことで、今の日本人ではありません。今の日本人は西洋教育を受けており西洋的な空間認識をしてるので。だそうなので。
西洋人てのは、空間をパースペクティブ(遠近法)で捉えており、西洋の絵画の多くは近くにある物を大きく描き、遠くにある物を小さく描いて立体感を出しています。
一方、日本の大和絵はというと、遠近法では描かれていません。遠くにある物も近くにある物も同じ大きさで描かれています。そのため昔の日本人は世界を大和絵的に捉えていたのではないかと仮説を立てているんですね。日本画が西洋に比べて遠近感がなく平面的なのは、当時の絵描きさん達のスキルが低かったのではなくて、本当に”そう見えてた”からなのでは?日本人はレイヤー構造で空間を認識していたのでは?という仮説なのです。
この仮説は非常に興味深くおもしろいです。歴史が割と好きなのでこういった日本人の特異性であったり、そのルーツと現在に至るまでの軌跡に関心があったりします。