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    カテゴリー 技術 / デザイン / 制作

    iPhoneアプリのAdHoc(アドホック)配布でつまずく

    小林です。

    今仕事でiPhoneアプリ開発のディレクションを担当しているのでこのネタについてお話します。

    今や世界でも右肩上がりで伸びているスマートフォンユーザー

    その代表的な存在ともいえるiPhoneのアプリ開発に携わっているわけです。

    前のTwitter案件に引き続き「トレンドをつかむ」のまっ最中ですが
    そのアプリ開発には多くのハードルが存在していました。(小林の場合)

    実際にアプリ開発をしているのはバイタリフィアジアのベトナムスタッフですが
    日本で確認するためには、当然日本にあるiPhoneにインストールしなければなりません。

    この「開発中のアプリをiPhoneにインストールする作業」に小林はつまずきました。

    Macの使い方やXcodeについては、半日もいじっていれば何とかなるのですが
    「Certificates」「Provisioning Profile」「Distribution」などなど
    普段聞き慣れない用語が目白押し。

    しかもインストールに必要なファイルをDownloadするサイト
    「iOS Provisioning Portal」は全て英語という状況。

    まぁGoogle先生のおかげで何とか必要なファイルは揃えたのですが
    エミュレータでは動くものの実機で確認すると、えらーエラーERROR…

    ↓このエラーがどうにも直せずGoogle先生の情報はバラバラで解決できず
    「a valid signing identity matching this profile could not be found in your keychain」

    言ってることは、Profileが証明書と紐づいていないからダメ。という内容。

    何とかならんものかと制作部の方々に相談したところサクッと解決。
    (ありがとうございました!)

    その対応とは以下のとおり↓

    1)キーチェーンアクセスから、インストール済みのiPhone Developer ,iPhone Distoribution,  Apple Worldwide Developer Relations Certification Authority の3つの証明書を削除
    2)同じくキーチェーンアクセスから、公開鍵と秘密鍵を削除
    3)証明書アシスタントから、認証局に証明書を選択して必要情報を入力してCertificateSigningRequest.certSigningRequestを取得
    4)iOS Provisioning Portal から作成済の証明書を削除して再作成
    (再作成するときに3)でダウンロードしたファイルが必要)
    5)作成した証明書をダウンロードしてキーチェーンアクセスに登録(クリックでokなはず)
    6)App ID と Profile を新しく作り直す
    7)6)で作り直したProfileをダウンロードしてクリックするとXcodeのオーガナイザに登録されて完了

    横で見ていただけなので正確性には欠けますが大体こんな感じ。

    あとは、Google先生の言うとおりの手順で無事AdHoc配布完了。

    この情報が、同じ所でつまずいている人の役に立てたら幸いです。