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    カテゴリー 技術 / デザイン / 制作

    ディレクター視点でのiPhoneアプリ開発注意点

    小林です。
    バイタリフィにAndroidの検証端末として IS03 と Desire HD が追加されました。
    触ってみた感想としては、ハードの出来はDesireが上で、UIはIS03が上かと思います。
    まぁ未だにガラケーユーザーなので、IS03が使いやすいと感じるのは当然かも。
    iPhoneと比較するとまだ未成熟に感じますが、その分、今後の発展が非常に楽しみでもあります。
    さて、今回も引き続きiPhoneアプリ開発ネタについてお話しようかと思います。
    今回のキーワードは「XAuth」と「検索パス」と「iOS Deployment Target」です。
    内容は題名のとおりiPhoneアプリを開発しているディレクター向けかと思います。
    ■キーワード「XAuth」
    これはTwitter関連の機能を実装するときに必要になります。
    iPhoneのブラウザを使用するのであればOAuthでいいのですが、
    カスタマイズされたUIでTweetする場合はXAuthが必要です。
    通常は1週間以内にXAuth申請が通るのですが、1週間以上たっても申請が通らない場合は
    申請メール内容の不備で放置されている可能性があります。
    申請メールの内容を見直して再申請してください。
    ■キーワード「検索パス」
    これは、プロジェクト設定の「ヘッダ検索パス」と「ライブラリ検索パス」を指しています。
    Xcodeに詳しくない人は見落としがちになる部分です。
    iPhoneアプリであればAdHoc版として提供するタイミングがあるかと思います。
    もし、ディレクターがXcodeをビルドしてAdHocファイルを生成する場合は、
    開発者の環境とディレクターの環境が異なるのでビルドエラーになる場合が多いです。
    小林もここで悩みました。
    プロジェクトの「ターゲット」の設定が漏れていることになかなか気付けなかったんですよ。
    まさか、プロジェクトとターゲットの両方に「検索パス」の設定が必要だとは思いもしませんでした。
    (AdHocの生成はディレクターがやることになっていたので)
    プロジェクト側に設定しても、ターゲット側には設定が反映されないので気をつけてください。
    ※もしかしたら、Xcodeの設定次第なのかもしれませんが…
    ■キーワード「iOS Deployment Target」
    これはアプリの仕様によりますが、2010年12月現在であればiOS3.2~iOS4.2をカバーしていれば
    問題ないかと思います。
    小林は一度 iOS4.2 のみ対応としてAdHocファイルを生成してしまいました。
    これはなかなか気づかないので注意してください。
    毎回確認する方がが安全です。
    以上、この情報がお役に立てたら幸いです。