ベトナムに赴任した仲間に向けて

    毎度、川勝です。
    1月9日に崎山・田村・兼松がバイタリフィアジア(ホーチミン)に赴任しました。
    崎山は筆頭取締役で田村・兼松がマネージャー。更に崎山・田村はco-founderでもあります。
    一気に3人もの幹部が日本を離れて海外の子会社に出向したことになります。

    私としては自分自身が赴任するような気持ちにもなっているので、自分自身に対する備忘録の
    つもりで彼らへの贈る言葉としてブログを書きたいと思います。

    1)流されず自分が決めたことをやる
    バイタリフィアジアは150名(2012年1月現在)もスタッフがおり、多数のプロジェクトが走っています。
    常に忙しい状態です。その渦中に飛び込むので廻りからは「手伝ってもらえる」と単純に期待されるでしょう。
    仕事は探さなくてもいくらでもあります。強い意識を持って行動計画を練らないと、ただ忙しく日々が終わってしまい、
    月日が経過してしまいます。また英語も使うし、企業の社長クラスが頻繁に視察にもお越しいただくので、
    刺激的でもあり仕事をした気にもなります。

    さらには東南アジア特有の’ゆるさ’もあるので環境に流されやすくなります。
    私は大阪から東京に出てきたのでよくわかるのですが、やはり東京は世界有数の都市であり、仕事をバリバリする
    環境としてはかなり優れているといえます。ところがホーチミンは世界で何番目の都市かわかりませんが、
    鼻息荒く仕事をしている人はマジョリティではないため、より流されやすくなります。

    強い目的意識と高い目線をもたなければなりません。


    2)視察にお越しいただく施策を徹底する

    今思いつくのはWEBコンテンツの充実(主に動画や写真で訴求)や広告、現地でのネットワーク構築、
    他社との相互送客、セミナー・講演・交流会、パブリシティなどでしょうか。
    徹底的に考え抜けば面白いアイデアも出ると思うので期待しています。

    特に動画コンテンツは海外の顧客にも有益ですし、視察の擬似体験にもなるので楽しみのひとつです。


    3)tech系の情報に特に留意

    ホーチミンでも東京でも同時に同じ情報を得られます。
    東京の場合はネットの情報だけでなく肉声も聞けますが、ホーチミンの場合はやはり対岸の火事のように聞こえると思います。
    tech系の情報には特に意識して情報集めをしないと浦島太郎になりかねません。
    ニュースに気を配ることも重要ですが、やはり多くの人と会うことで感度を高めるしかないと思います。

    4)大袈裟なくらいスマートフォンに注目する
    日本でスマフォの普及台数は1000万台くらいでしょうか。2000万台くらいでしょうか。
    正確な統計がないのでわかりませんが、まだ日本での普及率は2割に満たないと思います。
    向こう1~2年で一気に5割程度まで普及すると思いますが、このとき(この過程)で起こる化学反応はものすごいと思います。
    あらゆることに使われ、あらゆるデバイスと繋がります。関連するプロジェクトも5倍や10倍でなく、100倍以上は増えると
    想定しています。この波に絶対乗り遅れないようにアンテナを張らなければなりません。

    以上4点です。ここに書きにくいことは口頭で何度も言いました。
    個人的には6年以上もともに活動してきた仲間が、私のいない場でどのような活躍をするのか、
    3人も幹部がいなくなった日本の組織でどのような化学反応が起こるのか、非常に楽しみです。

    赴任していくみんなの活躍と健康を祈ります。