投稿日:

    カテゴリー 日常 / プライベート

    苦手意識が教えてくれること。

    私はよく警察に呼び止められます。
    ・・・犯罪は犯してないですよ。

    チャリの電気をつけるのを忘れるからです。
    なぜいつもこんなに忘れるのかしら!
    そろそろ末期か・・・と思っていましたが、ある日ふと気がつきました。

    「電気つけると重くてこぎにくくなるしなー嫌だな。つけたくない」
    と心の中で自分でつぶやいていることに。
    (単に忘れてるだけだろ!それに自転車の法律は厳しくなってて、犯罪になりつつあるぞ、コノアマ!と、つっ込みたくなったそこのお兄さん、ちょっと待って下さい)

    私は小学生の時、誰よりも自転車に乗れるまでに時間がかかった子でした。

    現在は雪でコケて、股の間を打ってまでも乗るくらいのチャリ大好き人間ですが、(※実話/一応お上品な表現)
    小学生だった私は自転車にのれないコンプレックスがとても強かったです。
    なんせ、乗れるようになったの小5ですから!

    「明日の遠足は自転車で行くよぉー(・ω<)/」
    という先生の無邪気な冗談にも知覚過敏なみの反応してましたよ。

    そんな私だったので、もちろん運転も下手でした。
    小さい体でやっとこさのれるようになった自転車。
    電気をつけるとペダルを踏むときに重くなって更にバランスがとりづらくなるので、ずっとつけないでいました。
    「ライトをONにしたら、怪我するぜ。」的なあれです。
    いろいろよけられない系です。

    その後、図体のでかい大人になって、私の体は縦にも、悲しいことに、
    横にも大きくなり・・・
    電気をつけると「重い」と感じることもなくなりました。
    どっちかっていうと私の身体自体が重いよ。

    けれど、私の中で「自転車乗るのが苦手」コンプレックスはずっと意味もなくあり続け、
    その習慣を続けていました。
    本当は”今はできるのに”、”まだできない”と心の奥底で思っているんですよね。
    それが自分自身につぶやいた「電気つけると重くてこぎにくくなるしなー」っていう思い込みです。

    こんなハナシがあります。

    象のお話
    あらま、小象はかわいいです。

    これ有名なエピソードなんで見たことある方もいると思います。

    多分大きくなった象なんて

    かかってこい コラァ!みたいな

     

    マツコ・デラックスも真っ青くらいに大きいのに、心の中の象(心象)は
    ちびこい可愛らしい象のままだったわけです。
     

    まさに私の場合もこれにあてはまります。

    過去の習慣、思考回路、口癖が無意識化して習慣になっていて、今の現実ではどうなのか?を考えていません。

    自分がふとキライ・苦手と思う人やもの。
    そこには過去からずっとひきづっている固定観念が隠れているかもしれません。
    この固定観念に気づき、はずしていくことが、苦手意識の克服なのかなと感じます。

    そして、そのためにはやっぱり「行動」するしかないのかなぁと思うのです。

    心理療法に「認知療法」「行動療法」というものがありますが、
    前者はある強い感情を覚える出来事に対して、あとから
    「その出来事に対しての自分の感情をなるべく客観的に分析する」手法です。
    「行動療法」はある強い感情を覚える出来事をいくつかステップにわけて徐々に慣らして行動していく方法です。

    うつ病の治療などに使われることが多いですが、時々やるようにしています。
    どちらも、固定観念を外す作業です。

    「自分が正しい」と思っていることを分析するのはとてもしんどくて時にとても怖いです。
    鼻水垂らしながら書くこともあります。(うぇうぇ)

    でも、何かの拍子に新しい見え方が見えると、自分の感じ方も変わります。
    そうすると楽しいですよねっ。

    そうやって少しづつ、いろんな見方ができる人間になれればいいなと思います。

    実は今回、英語のまとめ回だったので英語の苦手意識も少しづつとりのぞこう!
    的なオチにしようとしたのですが、自転車のくだりが長すぎて失敗したので、
    オチがつくれない苦手意識は強化されました。

    がんばれ、わたし。(^q^)