茨城県つくば市にあるKEK(高エネルギー加速器研究機構)の一般公開に今年も行ってきました。
初めては2009年ごろだったので、7年目です。
KEK(高エネルギー加速器研究機構)は、巨大な加速器を使って宇宙の起源、物質や生命の根源を探求している研究施設です。
関係するのではニュートリノの研究も加速器を使っています。(姉妹施設のj-PARKの加速器から行われています。)
どれぐらい巨大かというと下記の写真で。(KEKより)
写真のKEKBは、高エネルギー物理学実験の電子・陽電子リング(周長約3 km)、PF(フォトンファクトリー)とPF-AR(フォトンファクトリー・アドバンストリング)は、放射光利用実験のためのPF(周長187 m)およびPF-AR(周長377 m)のリングがあります。
まあ要約するとでっかい実験施設という事で。
ちなみにフォトンファクトリーを大規模にしたのが西の加速器施設である兵庫県にるSpring8です。
まず加速器にビームを入射する電子陽電子入射器。長さ600mです。
そのビームの入射された先の一つが放射光利用実験用のフォトンファクトリー。
写真の奥からビームがやってきます。
そして加速器へ。下の1枚目は左(上の写真と同じ)から入り、2枚目で左へ行きます。
そして周回して速度を上げて必要なところから外に出して(2枚目の右がその一つ)測定機器へ行きます。
測定器の一つはこんな感じ。右側が終端です。
次にメインであるSuperKEKB加速器です。大きな関係はこんな感じ。(KEKから引用)
次の写真は黄色のラインと赤の陽電子リングとの合流点です。
少し離れて。右側が入射ライン、左がリングコースです。
で、長いリングコースを周回させて電子の速度を上げていきます。
そして衝突点の測定器がBelle IIです。デカイ。
横からはこんな感じ。下側にとんがった機器がある部分がリングラインです。
リングライン上から。
来年にはこの場所に機器が移動して実験が行われるようです。
仕事とはかけ離れていますが、気分転嫁にこのような一般公開に行ってみると新たな発見があるかもしれません。
施設内には錆びた古いフェアレディZが。