毎度、川勝です。
ベトナムでオフショア開発をやっています。
今年も色々ありましたね。
世相を見るには流行語大賞を見ればなんとなくわかりますが、
http://www.oricon.co.jp/news/2081601/full/
ノミネートされた中で個人的に気になったのは、以下です。
EU離脱/トランプ現象/マイナス金利/民泊/PPAP
今年はイギリスとアメリカという大国の選挙結果にビックリしたことが一番の印象ですね。
後世にどのように語られるか、どのような転機になるのか、非常に興味深いです。
EUのような歴史ある巨大な枠組みを、選挙で抜けることができる、という発想すら無かったです。
当初はヒール役のようなトランプ氏がまさか当選するとは。
そこまで米国人が現状に不満を持っていたとは思いもよらなかったです。
選挙結果と同様、自分にとって想像外のことが起きたという意味においては、「マイナス金利」です。
マイナス金利はそのまま解釈すると、預金していると金利を取られ、借入すると金利をもらえる、
こういう逆転現象を指します。勿論一般企業や一般人に対してではなく、銀行間の取引金利のことですが、
そういう禁じ手のロジックが成り立つということに衝撃を受けました。
次に民泊。
今年は訪日外国人が2000万人を大きく超えました。
http://www.jnto.go.jp/jpn/statistics/visitor_trends/
日本に来て外貨を落としてくれることは経済的に非常にありがたいことです。
けど宿泊施設が不足しています。
大阪出張の際、数年前までは1週間前でも7000円以内で心斎橋近辺でいくつかホテルの候補がありましたが、今では1ヶ月前に10,000円程度で探さないと見付かりません。1週間前だと高級ホテルの高い部屋しか空いていないです。恐らく東京の宿泊施設も似た状況と思います。これ以上訪日外国人が増えると収容できる宿泊施設が足らないです。
ではホテル建設しよう ⇒ 職人が集まらず賃金高騰 ⇒ 建築費高騰 ⇒ ホテル代上昇
という悪循環に陥っており、一般的なビジネスホテルでも1泊2万円になったりすることも。
これは問題だということで民泊の議論。
日本は安心安全を売りにしている国でもあるし、そういう政治家が選ばれる風土でもあるので、AirbnbやUberのように国の管理下にないサービスの普及は難しいようです。
PPAP
愚直にやり続けてやっとヒットした作品。
好きなことを信じてやり続けることがいかに大事か、
そうしないと日の目を見ることがいかに難しいか、
一発当てればいかに大きな注目を集め賞賛されるか、
ということの典型ですね。
2017年はどんな年になるのでしょうか。
予想もできないこと、理解するのが難しいこと、など多数のことが起こるでしょう。
時代の流れを理解しながらも確固として自己をもち、廻りの声に耳を傾け、愚直に努力していくしかありません。
2016年ほんとうにありがとうございました。
特にスタッフのみんなにはいつも助けられ、感謝の気持ちでいっぱいです。
来年も良い年とすべく頑張っていきましょう!