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    カテゴリー 日常 / プライベート

    卒制の版画に食いつく我が子

    どうもどうも。
    2011年に出版したイラストなどの本
    かわいいもの素材集を
    卒業制作の時の担当の先生が購入していてくれて
    ちょっとじーんとして嬉しかった上田です

    大学の時、卒業制作で銅版画をやっていたのですが
    その時の作品を実家に飾っていて、
    先日実家に行ったときに
    子供がやたらと指差したりと、食いついていたので
    おかげで卒業制作の時のことを懐かしんで
    その頃を思い出すきっかけとなりました。

    私がやったのは銅板をグランドという防触剤で覆って
    ニードルという先の尖ったもので
    乾いたグランドをひっかいて描画し、
    それを腐食液(塩化第二鉄の強い酸化剤)に浸すと
    ひっかいた線のところだけ腐食されて
    腐食時間を長くしたり短くしたりして
    線の強弱をつけて製作していく
    なんともアナログな感じのものなんですが、
    夜遅くまで友達とよくしゃべりながらガリガリやってました。

    友達は腐食の時間をはかったり、
    1時間でこのくらい腐食されて、
    線の太さがこのくらいになるから⋯と
    計算したり実験したりを繰り返してやっていましたが、
    私は⋯なんとなくでやっていました笑
    でもなんだか思い通りの線ができましたよ笑

    長く腐食液につけておくと銅が溶けて削られて
    手で書いたのとはまた違った
    ハンコのような感じになり、
    この線の感じにこの時期すっかりハマって
    もくもくと集中してやっていました。

    こういう時間、またほしいですねぇ。
    今は子供がいるしで自由な時間があまりなく、
    電車の中かお風呂の中くらいですからね。。。
    自由を謳歌したすぎてお風呂では歌っちゃいます。。。
    (でも歌うのは子供番組の歌か童謡。。笑)

    銅板ができると、それを和紙に刷って
    何枚でも同じものが印刷できるので
    水彩で色をつけたりアレンジして
    展示会にまた出しちゃったり。。笑

    今は自分の部屋に飾ってます
    当時の楽しかった思い出の製作物が
    子供に興味を持ってもらえたようで、
    なんだか嬉しかった、そんな日でした

    おしまい