こんにちは!はじめまして。11月に入社しました尾崎と申します。
ブログ初投稿になります。何を書こうか悩みましたが、まずは自分が得意な分野である日本酒について書こうかなと思います。
なぜ日本酒?それも兼ねて軽く自己紹介をいたします。
名前:尾崎充志
前職:日本酒メーカー(いわゆる蔵元)で営業
つまりはそういうことです。一般の方の一生分の日本酒は既に摂取済みです!
さて、日本酒についてみなさんはどのような印象をお持ちでしょうか?
悪酔いするとか、酔うための飲み物といったあまり前向きなイメージがないと思います。
もちろん日本酒が大好きでよく飲みます!という方もいらっしゃいますが、大半の方にはまだ定着していません。
なぜ日本酒を飲まないのか!それは日本酒に関して知らないことが多いからだと思います。
ヒトは知らないことに対してマイナスに捉える傾向があるそうです。少し前にセカオワも言ってましたね。
日本酒の知らないを解決し少しでも飲む人が増えたらな、を目指して元メーカーの私が魅力を書いていきます。
前置きが長くなりましたが、今回はこんなこと書いていこうかなと思います。
・原料と作り方による違い
・日本酒の旬と季節による変化
・日本酒が買える場所
・悪酔いしない飲み方
原料と作り方による違い
そもそも日本酒って何でできてんのさ!という話です。
日本酒の原料は米と麹と水です。これらをアルコール発酵させたものになります。
より詳しくすると延々に続いてしまうので、ざっくり米と麹と水でできてるんだなって認識で十分です。
日本酒は造り方によって名称が変わります。
聞いたことあるけど何言ってるか分からん!がこの表を見ての感想だと思います。
意味をわかりやすくするため私なりの解釈の仕方を書きます。
・「吟醸(純米吟醸は除く)」や「醸造」が付くものは「醸造アルコール」使用している
・「純米」が付くものは「醸造アルコール」使用していない(仕込み時に発生するアルコールのみ)
・「大」が付くものは米をめちゃくちゃ削ってる
・「特別な製造方法」は蔵元が工夫して作ったよ!っていうアピール(気にしなくてよい)
・全部美味しい
こんな感じです。
醸造アルコールとは、サトウキビ由来の食用エタノールです。身体に悪いものじゃないです。
精米歩合とは、米一粒の何%を使用していることを表します。削れば削るほど米粒は小さくなるので原料のコストが上がります。コストの観点から純米大吟醸や大吟醸は値段が高い傾向にあります。
味の違いとしては、「純米系」は香りが高くふくよかな味わいで、「吟醸・醸造系」はキリっとした澄んだ味わいというように分かれます。これはあくまで傾向です。私が勤務していた蔵元の吟醸酒はとても香りが華やかでした。
また、造り方の幅が広いことから、蔵元の技術力や個性、特性が出やすいのが特別純米酒になっています。特別純米酒は味わいや香りが、蔵元やお米の種類によっても全く変わってきます。何に飲むか迷ったらとりあえずまずは特別純米酒を飲んでみることをおすすめします。
季節による変化
実は日本酒にも旬ってのがあります。
結論から言いますと今です。そうです冬です。
なぜか?日本酒は一般的に冬に作られます。発酵において低温が必要になるからです。温度的に暑い時期より寒い時期のほうが造りやすいんですよね。
仕込み始めたお酒が出来上がって市場に出回っている状態です。
今日本酒を飲むとそのほとんどができたてフレッシュなお酒です。
このできたてフレッシュなお酒は春先ごろまで飲むことができます。
ちなみに年中酒を作ること「四季醸造」と言います。これは年中フレッシュなお酒を提供したいという蔵元さんが行なっています。
日本酒はどこで買えばいいの?
居酒屋以外でも飲みたいってなった時結局どこで買えばいいか分からず、コンビニやスーパーマーケットで購入している方が多いと思います。
たしかにコンビニやスーパーで買うのもいいと思います。手軽ですし。
ただ、個人的には酒専門店いわゆる酒屋での購入をお勧めします。
問屋を通さず直接蔵元から仕入れているのと、冷蔵庫による保存管理が行き届いてるためお酒が非常にいい状態で売られています。
私個人のお勧めの酒屋を教えたいところですが、せっかくなので自分で検索をかけてみてください。意外とけっこうあります。百貨店とかにも入ってますしね。
悪酔いしない飲み方
日本酒は他のアルコールと比較して特にアルコール度数が高いため、断然に酔いが回りやすいお酒です。
それじゃどうやって飲めば悪酔いせず次の日に残らないか。答えはけっこう単純です。
お酒と水を1:1の比率で飲むこと
です。シンプルですねぇ。
日本酒を1合飲んだらお水も1合飲みましょう。それだけで悪酔いもせず二日酔いにもなりません。これは全国どの蔵元も推奨している飲み方です。日本酒玄人の方もみんなお水と併用して飲んでいます。
日本酒を飲む機会があった際は、注文といっしょにおひやも注文しましょう。
最後に
日本酒のことをつらつら書いてきましたがいかがでしたか。
結論:
・迷ったら特別純米酒
・旬は冬
・日本酒:水を1:1で飲む
・美味しい!
少しでも日本酒を飲む方が増えればいいなと思います。
機会があればまた日本酒の魅力を伝える内容を書きたいと考えています。
それではまた!