こんにちは。制作部の根岸です。
最近雨ばかりで憂鬱ですね。
ところで皆さんは、最近、バディ組んでいますか?
私は幼稚園のプールの授業で隣の子と組んだのが最後です。
そもそも、バディって何でしょうか。仕事仲間?友人?必然?偶然?何?
しかも24時間という期限付き、事件発生直後の初動捜査の間だけ。
よくあるでこぼこコンビかと思いきや、ドラマとは思えないリアルでいい意味に「ありがち」な掛け合いと「いつもの」安心感、そしてすれ違う情熱がゆえに胸の熱くなるような葛藤…。
バディのすばらしさはプールの授業では習いませんでした。
何を言いたいかというと、
金曜夜10時よりTBSで放送中のドラマ「MIU404」がおすすめということです。
(以下ドラマ公式サイトより抜粋)
約2年ぶりのTBSドラマ出演となる
綾野剛&星野源のW主演!
×
『逃げ恥』『アンナチュラル』の脚本家・野木亜紀子による
オリジナル脚本でお届けする一話完結のノンストップ
「機捜」エンターテインメント!警視庁“機動捜査隊”(通称:機捜)で
綾野・星野がバディを組み
24時間というタイムリミットの中で
犯人逮捕にすべてを懸ける!唯一の武器は機動力。誰よりも早く、犯人を追え!
もう「アツい」な…。
ここだけ読むと、まあアツい展開で二人の絆を描くよくあるやつでしょ~というのがご感想かと思います。私もそうでした。
しかし地上波で5話まで視聴したいま、ちょっとした違和感を抱き始めています。
これは本当にでこぼこバディが繰り広げるよくある胸アツ捕物帳なのか…?
ということで今回は僭越ながら、簡単に一視聴者としてこのドラマの「ちょっと違うところ」をお伝えし
おすすめに代えさせていただきたいと思います。
正直自分もまだ明確な確信のないまま観てるので、私の書く感想を読んで、え~そんなおおげさな~と思ったら是非その目でご覧になって正解を教えてください!!!!!!!
以下の内容にドラマのネタバレは含みませんが、ピュアな気持ちで見たい方は読まないでください!
また完全に私個人の主観と根拠のない感想です!
このドラマは一話完結型で、各回巻き起こる事件の犯人やそれを取り巻く事情の描写が非常に丁寧なのが特徴です。
劇的な部分もあれば、ネットで度々議論される問題に触れていたり、妙にリアルな人間性もあったり…。
もっと言えばここまで見てきて、主人公2人の関係(まだ絆と呼べるまではいってない気がするので関係という表現で!)もですが、それ以上に、加害者となる人々、被害者となってしまう人々の事情に胸打たれます。毎回泣いています。
いや、バディバディ言ってたのは何だったんだ。
ということになってしまうんですが
ここからが個人的によくあるバディものとちょっと様子が違うぞ…、と思う部分です。
あくまでこの物語には、加害者がいて、被害者がいて、事件を捜査する人がいて…、という大きな世界が丁寧に確立されています。
それぞれの事情の中に
「一人の捜査員ともう一人」が漠然とバディを組んでいる様が前提としてあり、
決して主人公2人だけを中心に世界は回っているわけではない、と思わせるような運びが、よりリアルに2人の存在を際立たせているのです。
しかもリアルな中にエンターテイメントがしっかりとあり、すっと物語が入ってきます。浸透圧がちょどいいかんじ。
もちろん、主人公はそれぞれのキャラクター性や信念があるし、そうなるに至った2人の過去など、これから展開される部分も大きいとは思います。
今週第6話では主人公の片方の過去について取り上げられるようですが、
脚本を手掛ける野木亜紀子さんはSNSで「人はそう簡単に救えないし、救われない」と内容に言及しています。
…。
実際、妙なリアルさに手汗をかきながら、これ2人は幸せになれるのか!?とどきどき視聴している身には恐ろしい言葉だ…。
でも愛情深い!気がする!
ここまで来て月並みな言葉ですが、すごく「今っぽい」!!!
え~おおげさだわ~!と思ったら是非ご自身の目で確かめて!そして正解を教えて!!
さらに特筆すべきは主題歌の米津玄師「感電」
これがかかると絶対泣きます。
YouTubeでMV見れるので聴いてみてください。
是非一度見てください…お願いします…。
それではさようなら!