ベトナムには、忍者もいますよ!それは、「忍者リード」です。

    ベトナムの忍者って聞いたことがありませんか?世界で忍者と言えば、ユニークな黒ずくめの装束で刀や手裏剣(しゅりけん)などの武器を使う日本の人のイメージですね。でも、忍者は日本だけではなく、ベトナムにもたくさんいるんです。日本の忍者と比べるとそんな歴史は長くなく、現代社会の中で登場した名称ですが、ベトナムに行くと、あちらこちらですぐに忍者の姿が目に入ります。

    ベトナムの忍者の特徴:

    ・何枚もの派手な模様の服を着て、サングラスと手袋をしています。

    ・よくバイクに乗っています。(自転車の場合もあります)

    ・活動時間:大体2月〜9月の昼間の時間だけ。(特に暑くて晴れてる日)

    ・一人、二人またはチームで活動してます。

    活動中の忍者リード

    彼らに気をつて近寄らないでください!「忍者リード」を甘く見すぎないでくださいね、あるいは、何が来ているのかすぐに分かるよ!

    しかし、実際は、「忍者リード」というのは、男性、女性に関係なく身勝手な運転手に揶揄されている名称なんです。

    日よけ服で覆い、ホンダ製リードのような大型スクーターに乗って、何より「この道路は私の専用道路だ!」と言わんばかりに運転するのが最大の特徴だ。ぶつかられた時は当然ですが、自分が他人にぶつかってもすぐに「お前、何をやってるの?」「目がついてないの?」などと相手を怒鳴ることが多いです。

    この背景には、忍者リードと呼ばれる人には、働くママが多いことが関係しています。「学校で子供が待っているので早く迎えに行きたい」、「スーパーに早く行かないと新鮮な物もない!」「早く帰って家事、晩御飯を準備しないといけない」「外で暑いから、早く帰りたい」などと思えば思うほど、歩道にも乗り出して走ります。

    同時に「今日の晩ごはんは何にしよう、明日の朝ごはんはどうかな」などといった、家族のことだけではなく、勤務先のこともあれこれ考えながら運転しているため、思いついたら急に曲がったり、左ウィンカーを出して右折したり、ウィンカーを出しても曲がらないでずっと走ったり、電話があったらすぐに道路の真ん中にバイクを止めて電話を出たりする。

    僕もママの皆さんの気持ちはめちゃくちゃ分かりますよ。なぜなら、ベトナムの女性は本当に世界の中でも一番すごいと思います。ベトナムの軍隊は、戦争の時でも女性の軍隊がないと、絶対に中国、フランス、アメリカに勝てないとよく言われていました。

    「長い髪の軍隊」と言う女性軍隊です。

    平和な今でも、ベトナムの女性は男性の2倍の仕事をこなしていますので、仕事と家事をうまく両立させるように、急ぎないとはいけないじゃないですか?

    そんな忙しいママがいなくなるように、男性も家事、子供を迎えに行くとかたくさん手伝って欲しいですね!