ホラー小説を読んだら怖くて眠れなくなりました

    こんにちは。制作部の本多です。

     

    ここ2ヶ月ほど、休日は近所の図書館で過ごしています。本棚の間を適当にぶらつき、タイトルから興味を持った本を読むのですが、その日目についたのは「異形家の食卓」という本でした。

    小説の棚に置いてありましたので、どんな話だろうと思い手に取ってみると、それはホラー小説、というよりスプラッタ小説でした。

     

    内容を記すことは遠慮しておきますが、その本の中では「とある効果音」が絶妙なタイミングで使われおり、それがストーリー全体の気持ち悪さ、というよりえぐさを引き立てていたのです。

     

    短編集の形を取っていたその本、最初の数ページを読んだ段階で、「あ、これは読まない方がいいやつだ」と気が付いたのですが、背筋に寒いものを感じながらも、どういうわけかページを捲る手が止まらず、そうしているうちに、とうとう私は一番最初の短編を読み終えてしまいました。

     

    困ったことになったと気が付いたのは、家に帰って就寝しようと電気を消し、目をつぶった時です。

     

    私の頭の中に「あの効果音」が響き渡るのです。

     

    私はその日初めて、怖くて眠れないという経験をしました。社会人になったら体調管理も仕事のうちだとはよく聞く言葉ですが、ホラー小説をなるべく避けて睡眠を害されないようにすることも、私にとっては「管理」の中に含まれるのだと、私はその日、この上ない実体験と共に自覚しました。

     

    体の健康を維持するためには、食べるものに気を遣わなければならないように、心の健康を維持するのには、読むものや見るものに気を遣わなければならないようです。皆さんも、一目見てやばいタイトルだなと思う本は、興味本位で開かないことをお勧めいたします。私は金輪際、ホラーっぽい小説は読まないことに決めました。