ワインの資格勉強をしていたごろ、何度か日本人の方から中国ワインのお話を聞きました。近年、外資参画の背景で、話題になってきました。
中国人の私ですが、まだ中国ワインを一度も飲んだことがありません。こんな時に、たまたま中国ワインのセミナーを見かけて、わくわくしながら中国ワインを勉強に来ました。
講師の伊田先生はとても面白いです。ワインとともに、中国茶の資格も取っていました。コーヒーとかにも詳しいです。そして、NOといわないテイスティング世界観が楽しく体験できます。
〜 中国ワインの三大産地プチ解説|山東・寧夏・雲南 〜
🌊 山東・蓬莱
黄海に寄り添う優しい風土、中国で最も早くブドウ栽培が始まった地のひとつで、柔らかな日差しと湿った海洋性気候。
フランス流のワイン造りを取り入れたシャトー・ナイン・ピークス(九顶庄园 / Chateau Nine Peaks)は、シャルドネやカベルネ・ガーニッシュ(蛇龙珠 / Cabernet Gernischt)で魅せられている。
🪨 寧夏・賀蘭山東麓
かつては砂漠地帯、いまや力強いブドウが育つところ。
乾いた大陸性気候と砂利質の土壌が、シルバー・ハイツ(银色高地 / Silver Heights)のような個性なワイナリーが誕生した。ビオディナミ農法の導入も、注目されている。
🏔️ 雲南・シャングリラ
標高2200mを超える山々に抱かれた秘境、珍しい“高地テロワール”。霧に包まれ、強い日差しに照らされている。
LVMHグループのアオ・ユン(敖云 / Ao Yun)が現地と共に築いた赤ワインは、力強くも繊細。
飲み比べたワインは、5種類がありました。
🍷No.1 The Last Warrior White 2022
モモやメロンのようなトロピカルの香り、伸びやかな酸とミネラル感が印象的。乾燥した気候が、果実のピュアさを際立たせている。
参考価格:¥5,060
🍷No.2 Chardonnay Reserve 2022
柑橘系のフレッシュな香りと、ほどよい樽熟成のクロワッサンの香りが心地よい。酸が控えめ、食中にもぴったり。
参考価格:¥9,020
🍷No.3 Le Sixième Élément Terroir 2018
ラズベリー、肉、紅茶の香りが印象的。軽やかだけど深みがあり、余韻はやや長め。繊細なピノに感動する味わい。
参考価格:¥9,240
🍷No.4 Cabernet Gernischt Collection 2019
黒果実とスパイシーさが際立つ。果実の厚み、酸とのバランス、飲みごたえも抜群。中国らしい表現がぎゅっと詰まった赤。
参考価格:¥8,800
🍷No.5 Ao Yun 2019
より熟した黒果実、スパイス、ボタンなど、複雑な香り、しっかりした骨格と長い余韻。贅沢な味わい。飲んだ瞬間、記憶に残る。
参考価格:¥58,000 ※アカデミー・デュ・ヴァンより輸入
この一日を通して、中国ワインの産地の多様性、テロワールの個性、そして作り手の愛情を感じました。
これからも、まだまだ知られていないワインの世界に踏み出していきたいです。