ベトナムのオフショア開発の体制/実績について

    毎度、川勝です。
    最近ベトナムのオフショア開発についての問い合わせが増えてきました。
    それもそのはず、ソーシャルゲームやスマートフォンアプリの開発が急増しており、
    ⇒国内エンジニアが不足 ⇒争奪戦・高賃金化
    という流れの中、各社満足にエンジニアリソースを確保できていません。

    このサイト及びバイタリフィアジアのサイトを見ても、実績は詳しく記載されていないので
    実際ベトナムでなにがどのようにできるのかわかりづらいと思います。
    今後可能な限りホットな情報を開示していきたいと思います。

    まずはバイタリフィアジアの組織体制ですが、スタッフが40名強います。
    社長が日本人で計数管理からプロジェクト管理、人事に至るまでトップマネジメント業務を行っています。
    他日本人が3名でそれぞれがBSE(Bridge System Engineer)としてプロジェクトの橋渡しの役割や、人材教育・品質管理・標準化などのマネジメントに近い業務を行っています。
    他はすべてベトナム人で、通訳兼テスターが4名、デザイナーが5名、ベトナム人BSEが5名、エンジニアが25名という体制です。
    ベトナム人もリーダーやマネージャーがいて、日次でタスク管理・モチベーション管理などを行っています。

    バイタリフィアジアで最も開発実績が多いのは日本のガラケーサイトの開発です。
    エンタメ系コンテンツが多く、Flash合成の技術を使ったものが特に多くなっています。

    あなたダンスメーカー
    きぐみん
    パシャポン!
    エモッピ!

    こういったものをカスタマイズしたサービスです。
    ちなみにガラケー開発の場合、ベトナムでは実機検証ができないので、FireMobileSymulatorでプログラムチェックを行い、問題ない場合、日本で実機検証を行います。このプロセスが一見手間に見えますが、我々は2年間もやっていて勘所を掴みましたので、通常のケースでは慣れたものです。

    最近ではiPhone/iPad/Androidなどのスマートフォンアプリの開発が非常に多いです。
    スマフォは現地にも実機があってチェックできますし、開発用のSDKやマニュアルなどが英語なので非常にオフショア向きと言えます。

    開発進行上のコミュニケーションは、RedmineというWEBベースのプロジェクト管理ツールとメーリングリストを活用しています。
    本社とベトナムをつなぐだけでなく、要望に応じてクライアント様にも進捗を確認してもらったり、指示出しを行ってもらったりします。
    また希望に応じて日次進捗報告メールを送っています。
    あとはスカイプ通話で微妙なニュアンスの齟齬などをなくします。

    次にオフショア開発のメリットをお知らせします。
    1、コストパフォーマンス
      1人月は22万円~なので、貴社専用で10名をアサインしても、22万円×10名=220万円~と相当低コストです。10名全員エンジニアというわけにはいかず、1名BSE・1名通訳兼テスター・8名エンジニアとしても安いです。
      日本人だと4名相当のコストなので倍のパフォーマンスがあります。
      ※10人月規模を数ヵ月契約いただけるならボリュームディスカウントもさせていただきます。
    2、迅速に増員などが可能
      日本と違ってベトナムは景気もよく労働者の流動性も高いです。
      大きなプロジェクトで10名、100名と必要な場合でも迅速にアサインが可能です。
      弊社でも数万円の求人媒体コストで数100名の応募者があります。
    3、保守・改修などの単純作業
      コストの高い日本人エンジニアにシステム保守や改修などの作業をやらせたくないと思います。
    4、コストの変動費化
      社員を雇うと固定費となり業績によってはしんどくなりますが、オフショアは変動費なので予告いただければ(契約によりますが)1ヶ月程度で解約できます。

    だいたいこんな感じでしょうか。
    ご不明な点などがあれば何でもお問い合わせください。
    随時情報は更新/公開していきます。