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    カテゴリー 技術 / デザイン / 制作

    レゴバットマン ザ・ムービー

    今回は石川が見てよかった映画の紹介をします。
    それは「レゴバットマン ザ・ムービー」です。

    本作は2014年に公開された「LEGO ムービー」のスピンオフです。
    レゴブロックの世界を舞台にレゴのバットマンと仲間たちが大活躍します。

    僕はとにかく前作が大好きでした。
    レゴで長編映画を一本作るという無謀にも思える課題をなんなくこなし、数々の巧みなギャグと演出、
    そして創造することとは何かという問いかけるメッセージ性の高いストーリー。

    「レゴのアニメなんて…」と思っている方にこそ見て欲しい、大傑作だったと思います。

    今回は「LEGO ムービー」でも登場したバットマンを主役にした話です。

    皆が知っているバットマンの、暗くて、ニヒルなイメージを逆手に取ったギャグは
    非常に面白い!

    ここで重要なのは強調されてはいるもののバットマンというアメリカンコミックのキャラクターの1面を上手く
    引き出しているということです。

    例えば途中でジョーカーはバットマンに相手にされなくて、泣きそうになります。
    実写映画で見る怖いジョーカーを考えると笑っちゃうシーンです。

    しかしこれもジョーカーの1側面と言えます。
    ジョーカーは決して快楽殺人やお金を稼ぐために犯罪をしているのではありません。
    彼の目的はバットマンの掲げる正義に挑戦することです。

    そしてバットマンはジョーカーやその他の犯罪者を根絶しようとしますが、同時に彼らがいなくなってしまうと自分の
    存在意義をなくしてしまいます。

    バットマンとジョーカーは光と影であり、コインの裏表であり、
    そしてお互いを必要としてもいるのです。

    このように本作ではただバットマンを茶化しているだけではなく、その本質を突いたギャグや展開が
    あるので、バットマンのファンも楽しめる作品になっていると思います。

    もう一つ巧みだなと思ったのは子育ての表現です。
    見た方は思い出して頂き、見ていない方は少し気に留めてほしいのですが、バットマンがロビンに何をさせるのか、
    それに対してロビンはどう反応し、それを見たバットマンにどういう感情が生まれるのか、
    二人の関係性の変化を気にしてみると、最後にバットマンに下した決断の意味もより
    感動的なものになるんじゃないでしょうか。

    演技自体は問題ないですが、吹き替えの芸人さんのギャグを押し過ぎじゃないかとちょっと気になるところもありますが、
    家族向けのアニメーションとしても、バットマンの映画としても非常に素晴らしいできでしたので、
    是非映画館で観て下さい。できれば前作も。