毎度、川勝です。
最近ベトナムでのオフショア開発へのニーズが高まっており、引き合いが急増しています。
背景は、中国問題・ベトナムへの期待・需給バランスが要因と考えています。
すなわち、中国の人件費上昇、中国集中によるカントリーリスクの増加といった中国事情、
ベトナムのローカルマーケットへの期待、親日度合い、勤勉さといったベトナムという国に対する注目度、
オフショアの一般化、国内エンジニア不足、スマートフォン対応などの需給の問題があります。
ベトナムでのオフショアに関する引き合いには私が対応することが多いので、よくある質問をまとめました。
前回ブログもご参考にしてください。
1、1人月はいくらか?ボリュームディスカウントは可能か?
1人月は22万円~です。
5人月×6ヵ月程度の継続契約があればディスカウントさせていただきます。
値引き率は契約内容にもよりますので詳しくはご相談ください。
ドル建て資産をお持ちのお客様はドル払いも可能です。
2、バイタリフィアジアはどのような案件が得意か?
日本のガラケーの開発案件を数多くこなしています。言語はPHP、DBはMySQLが最も多いです。
最近ではスマートフォンアプリの案件が非常に多くなっています。
iPhone/iPad/Androidともに豊富な実績があります。
日本のスマフォの実機も多数揃えております。
3、バイタリフィアジアはどういう人材が多いか?
ホーチミン工科大などの理工系大学卒で実務経験3年を目安に採用しています。
外資系開発会社での勤務経験や語学能力のある人を重視しています。
4、早急に10~20名増員したいといった対応は可能か?
ベトナムは外資の出入りが多く、好景気でもあるので人材の流動性も比較的高いです。
一般的な求人媒体でも短期間で数100名の応募があるので、問題なく採用できます。
また人材紹介会社も複数存在しており、幹部候補・日本語能力などの付加価値の高い人材の採用も可能です。
5、どのように教育しているか?
元々即戦力の人材を採用しているのでOJTによる教育をメインとしています。
朝昼夕の1日3回は進捗確認を行います。
プロジェクトにアサインし、問題なければそのまま戦力化します。
iPhoneアプリなどの特殊言語は一定の勉強期間を設けて習熟させます。
勿論、フレームワークなどの開発標準化は随時進めているので個人の能力のみに依存するものではありません。
6、どのような業務が適しているか?
お客様のニーズや予算に応じてあらゆる開発フェーズに対応可能です。
ただし、要件定義や基本設計などの上流工程はオフショアには向かないし、ベトナム在住の日本人が対応することになりますのでコストメリットはありません。
コーディングのスピードは問題ないので通常のプログラミングが一番適していると思います。
7、BSEや通訳・テスターなどのコストはどうなるか?
プロジェクトでのコミット度合いにもよりますが、通常のケースではPG1人月22万円~で吸収しています。
大規模案件や大規模なLabなどで拘束割合が多い場合は別途相談させていただきます。
8、日本側の窓口はどのような対応になるか?
基本的には営業窓口のみとなります。
勿論、ご要望に応じて企画・要件定義・ディレクションなどの業務も可能ですが、普通の日本価格となります。
日本法人も40名の人数と5年強の実績がありますのでご安心ください。
9、ベトナム在住の日本人はどのような対応になるか?
日本人は4名で、3名がBSEになります(残り1名は代表者)。日本人をメインに対応させることは可能ですが
プロジェクトに対する稼働率が高まるとコストも日本人価格なので高くなります。
日本人は裏方のマネージャーとして全般の管理に努めたり、コミュニケーションの潤滑油となるべく
全力でサポートさせていただきます。
10、コミュニケーションはどのように取ればいいか?
日本語でのメール・Redmine・スカイプなどでのコミュニケーションになります。
英語での対応も可能です。その他の言語によるコミュニケーションもご相談ください。
11、緊急時対応はどのような体制か?
これも契約次第です。日本人より残業を嫌う傾向と言われていますが、責任感は日本人と変わりませんので
不具合対応も日本並みではないかと考えています。
12、現地を視察したい
是非お知らせください。場合によっては空港までお迎えして各種視察にご案内します。
13、とりあえずやってみたいがどうすればよいか?
①バイタリフィの営業窓口に相談し、一連の流れを確認する
②契約(仮契約)の締結
③関係者のメーリングリストの作成、メールでの質疑応答
④スカイプでのキックオフミーティング
⑤通常の流れへ
必要に応じて日次進捗や稼働時間などの報告を差し上げます
14、ベトナムの治安はどうか?
バイクが多いため交通事故は多いようです。
窃盗事件などは発生しているようですが、凶悪事件はあまり聞きません。
感覚ですが治安は東京よりは良いと思います。
15、中国との差は?
良い点:英語が通じやすいこと、単価が安いこと、親日的であること
悪い点:地理的距離(Airで約5時間)、海外パケホ対象外(2010年12月現在)
16、ベトナムでのオフショア開発のリスクは?
現状は特に問題は見当たりませんが、将来的な(5年後くらい)懸念材料としてインフレによる賃金増が予想されます。開発リソースのポートフォリオをベトナムに依存していると将来的には危険かもしれないので、日本国内とベトナム+αのようなポートフォリオをお勧めします。
政治も現状では問題ありませんが一般的なカントリーリスクはあると思います。
あと通貨のドンですが米ドルとほぼ連動するため、円安が進むことによる為替リスクはあります。
ざっとこんな感じでしょうか。
また追加があればお知らせします。
ご質問があれば何なりとお問い合わせください。