毎度、川勝です。
東北地方太平洋沖地震で被害に遭われた方、謹んでお見舞い申し上げます。
また現在避難中の方、お寒い中大変かと思いますが、心よりご健康をお祈りいたします。
震災の日の東京の夜は電車はほとんど動かず、レンタカーはほぼ全車貸し出し中、タクシーは
捕まらず、道路は大渋滞でほとんど動けずという交通麻痺の状態でした。
駒沢通り、明治通り、山手通りはそれぞれ震災発生から深夜まで徒歩帰宅の人の群れが
途切れることなく続いていました。Twitterなどの情報によると主要幹線道路は同様に人の群れだったようです。
みんなが感じたはずです。東京はなんて人が多いのだと。
大阪出身の私にとっても東京は人口過多の街に思えます。16,7年前に東京に遊びにきたときから
同じ思いですが、電車に乗ると「いったいこの人たちはどこからどこになにしに向かっているのだろうか」
という思いをよく抱きます。
福島原発問題が長引いていますが、250km近く離れた東京には大きな影響はないというのが専門家の見方です。
それでも念には念をということで疎開する人も多いと聞きます。
原発の放射能漏れも大きな問題ですが、それが解決しても関東圏の電力不足は解消できないと言われています。
どこかに原発を建設しなければならないようですが、地元の理解を得るのはどのエリアでも困難と思います。
となると電力は今のままで増やすことができず、現在の需要を支えることができなくなります。
結果として東京の人口は多すぎるという結論になります。
かつてTOYOTAが愛知県に本社機能を移したように、大企業において関西圏を中心とした西日本への
本社機能の移転が加速するのではないかと見ています。
それに伴い、下請け孫請け関係会社などの生産拠点の移動も行われ、消費の移転も行われます。
被災地も含めると1000万人規模の人口移動が行われるのではないかと予想しています。
主に関西圏への移転ですが海外移転組も多そうです。特にアジアへ。
この災害を期に大きく世の中が変わる気がします。
私は基本的には東京に留まりたいですが、顧客や仲間の声を聞きながら活動エリアはフレキシブルに
対応したいと思います。