こんばんわ、加藤です。
先日出勤中の電車のなかでスティーブジョブス氏の訃報を知りました。
私は元々HTMLを書いていた人間です。
最初はデザインが苦手だからHTMLの仕事をガリガリと受けてやっていました。
そうすると、そのうちユーザインタフェースというものに興味を持ち始めます。
使いやすさ、情報の伝えやすさ、そしてかっこよさ。というものを考えます。
時にはデザイナのデザインに(でしゃばり過ぎですが・・・)「このデザインだとボタンが小さすぎて使いづらいよ」とか言いながらHTMLを書きます。
そのうち考えます。使いやすさってなんだろう?と。
そのまま私はディレクタ、開発系のプロジェクトにもジョインされるようになりました。
時代は移り普通のWEBサイト(いわゆるHTMLを書くだけで成り立つサイト)からJavascriptで動きをつけることが当たり前になりました。
Javascriptを書くのはとても楽しい!jQueryすげぇ!prototypeむずい!みたいな日々を過ごします。
そしてまた足りない頭で考えはじめます。
コードを書いているのは楽しいけれど、そのコードが何を実現するのだろうか。と。
Javascriptでリアルタイムに処理ができるようになった。
JavascriptでレスポンシブなWEBサイトを作ることができるようになった。
じゃぁ、どういうものが実現できるんだろう?
今までのWEBサイトになくて、これからのWEBサイト(アプリケーション)にあるといいものはなんだろう?
アップル社の新しいソフトウェアやデバイスの発表でスティーブジョブス氏が連発することば
「イノベーション」「ユーザエクスペリエンス」
イノベーションは「新機軸」「新しい切り口」「新しい捉え方」「新しい活用法」(を創造する行為)(via. Wikipedia)という意味だそうです。
ユーザエクスペリエンスは「ユーザーがある製品やシステムを使ったときに得られる経験や満足など全体を指す用語」だそうです。
よくわかりませんね。
自分のしごとや環境と照らしあわせての自分なりの解釈でしかないのですが・・・
「便利」であることってユーザインタフェースを作る上ですごく当たり前のことで、ユーザエクスペリエンスとは、その先にあること。だと私は認識しています。
便利の先にあるものっていうのはなんだろう?使いやすくて情報が伝わりやすい。WEBやアプリケーションにおけるユーザインタフェースとは「使うためのもの」なのでこれはもう当たり前のこととして考えなくてはいけない。その先を創造して初めてユーザエクスペリエンス!と言えるのかと。
ユーザインタフェースを考えたときにそれを忘れてはいけない。と。
便利の先にあるものはなんなのか、それはそのプロダクトの性質等によるのだとは思うのですがひっくるめると「感動」なのかなぁ。と。面白い!とかすげぇ!とか、もしかしたら最初は「なにこれ!」かもしれません。
そしてそれがその次の瞬間には「当たり前」になることがイノベーションなのかなぁ。と。
まぁこういう話をし始めると長くなってしまうので・・・
スティーブジョブス氏に改めて教わったこの2つのキーワード。
大事にしていきたいと思います。
ご冥福をお祈りいたします。