毎度、川勝です。
経営者がいつも考えていることといえば、
わが社はどこに向かえばいいのか?
どうやってそこに向かえばいいのか?
真の顧客は誰か?競合はどこか?
このようなことだと思います。
今日は競合について書きたいと思います。
みなさんの会社の競合相手ってどこですか?
バイタリフィは設立6年を経過したので、一定の認知もあり、コンペなどで競合することもあります。
毎年決算時には3C分析(Company/Customer/Competitor)も行うので’目先’の競合はよく理解しています。
しかしWEB業界での真の競合って現在の競合相手ではないと、最近よく感じます。
1998年の時点で、ビル・ゲイツが最も恐れている競合はどこかと問われて
(サン・マイクロシステムズやオラクルではなく)
「どこかのガレージで全く新しい何かを産み出そうとしている連中だ」と答えたそうです。
まさにその時に生まれてきたのがGoogleというエピソードですが、やはりWEB業界にとっての競合相手は
名も無いベンチャーだと思います。
そのGoogleも現在は2004年設立のFacebookにトラフィックでは抜かれています。
今年の7月にシンガポールに出張に行った際、「バイタリフィの強みは何か?」と現地の人に聞かれ、
英語力の問題もあって「ベトナムの安い労働力」と答えましたが、
すぐさま「そんなもん、ガレージベンチャーには勝てないよ」と言われました。
確かにそうです。ベトナム人の賃金が安いといってもウチでは1人月30万円くらいなので、
20歳くらいの日本人エンジニアには価格勝負では負けてしまいます。
※注:末尾ご参照
人件費は一般的には年齢とともに上昇するので、20代の若者が経営する会社の人件費は
社長本人の給与も含めて、アラフォーの私が経営する会社の人件費より格段に安いと思います。
1円でも高く売って、1円でも経費を抑えるのが経営の重要な側面であることを考えると、
若い人が経営する会社というだけでコストが安いので、決して侮れなくなります。
要は価格勝負での生き残りは難しいということです。
また既存事業でコストパフォーマンスが良ければ、利益を将来投資に振り向けることができます。
これは変化の激しいWEB業界においては大きなアドバンテージとなります。
では我々のようなスタートアップではないベンチャー企業はどうすればいいか?
1)とにかくスピード
2)智恵を使う
この2点と思います。時間は誰に対しても平等なのでスピード勝負を制すれば世界を制すことができます。
経営層やマネジメント層の意思決定スピードは勿論のこと、スタッフの業務処理のスピードに
至るまで、あらゆることをスピードアップして対応したいと思います。
次に「智恵」。常に付加価値を考え、頭のいい対応を心掛けたいと思います。
誰でもできることはやらず、バイタリフィしかできないこと、自分にしかできないことに集中して、
頭を使って成果を出していきたいと思います。
スピードと智恵でvisionを達成したいと思います。
Our group vision:
We will be No.1 smartphone software development company in the world.
※注
弊社の強みは「日本のクリエイティブとベトナムのテクノロジーのコンビネーションです」が
当時は準備不足もあり、英語でうまく言えませんでした。