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    カテゴリー 日常 / プライベート

    「芸」の話

    ものまね芸人が好きだったりするので、ものまね芸について話しますー。

    ものまね芸は、まさに職人芸であると思う。
    文字通り、ものを真似る芸。
    ものまね芸人に自分自身の個性は関係ないと思う。(コロッケさんはこれには含まれない)
    勝負すべきフィールドは自分の土俵ではなくて、真似る対象の土俵に近いところなのではと。

    ものまね芸とは、お笑い芸人に必要とされる「発想力」や「創造力」というものは一切不要な分野の芸だと思う。
    大事なのは、当たり前のことで、「似ていること」。 
    必要なのは目の付け所、つまり着眼点。

    ものまね芸人たちの芸を見てもわかるように、真似る対象<本物>のする何気ない仕草や表情の、とても細かい特徴をも見逃さずコピーすることで、大きな感動と笑いを生むことができる。
    視聴者が、普段本物に対して意識していない特徴までをも真似できていると、はっとするぐらい笑える。
    特に気にしていない仕草や口調でも、無意識にその特徴をインプットしているのが人間だから、いつもは意識していない細かい所まで似ている芸を見ると思い出したように驚き鳥肌が立つ。

    どうやって質をより高めていくかというと、おそらく練習だろう。それしかないはず。
    何回何十何百何千、何万回も、繰り返し練習するのだろうきっと。

    ツートン青木さんの息子で、父親と同じくものまねタレントの青木隆治さん。この人が歌う美空ひばりさんの「愛燦燦」は、極芸ではないかというくらいすごい。びっくりするくらい似ている。
    まさに職人。

    その努力、見習わないとですねm(__)m