WEB大好き竹内です。こんにちは。
生活の殆どがWEBと繋がっています。
レスポンシブウェブデザイン。流行っていますね。
実際の導入以上に言葉がバズワード化して一人歩きするのはこの業界ではよくあることですが、これもまたそのひとつと感じています。
レスポンシブウェブデザインの定義がはっきりしないまま「PCとスマホで同じコードで見られること」とか「PCとスマホでレイアウトが変わる」とか「画面サイズを変更するとレイアウトが変わる」など漠然とした意味でこの言葉を使っている人も多い気がします。
別に言葉遊びがしたい訳ではないので「レスポンシブウェブデザイン」がどうということでもないですし、レスポンシブウェブデザインの意味について問いただそうという訳でもないです。
ただ、流行言葉になってしまったこの概念が少し寂しいなと感じています。
と言うのも、
レスポンシブウェブデザインの様な「多種のデバイスで適切なアウトプット」という概念は、もっともっと昔から存在して、その頃はまだスマートフォンやらタブレットやらが存在していた訳ではないので、あまり目立った主張や華やかな世界ではなかったのも事実なのですが、その当時でも「テキストブラウザ」や「音声ブラウザ」の様なブラウザ、いわゆるPDAと呼ばれる様なデバイスなどは存在していて、それらの利用者に対しても問題なく情報が伝えられるというのが標準化(ではないかもしれませんが)などの理念に含まれていた様に思っています。
それが今やHTML5だ、JavaScriptを用いたリッチインターフェイスだ、レスポンシブウェブデザインだ、モバイルファーストだと叫ばれ始め、旧デバイス利用者はどの様にWEBを利用出来ているのかを想像すると心が痛みます。
僕自身、WEBは弱者の為にこそあるべきだという想いが強いので、
このままWEBが先端者(?)だけのものになって行かなければいいなと思っています。
そこにかける優しさがあるのであればこっちにも。。。そんな風に思いながらレスポンシブウェブデザインという言葉を眺めるそんな夏の終わりでした。