ワークパーミット(労働許可証)の取得方法【ベトナム編】

    毎度、川勝です。
    海外で正規で働くためにはワークパーミットが必要です。それぞれの国によって資格要件や
    必要な手続きは違いますが、必要書類は似てるかもしれませんので参考にしてください。

    1)犯罪証明書

    オフショア会社員の犯罪証明書
    犯罪証明。日本語・英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語で記載されています。

    お住まいの都道府県の警察で取得できます。東京都の場合は警視庁でした。桜田門です。
    http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/tetuzuki/tokou/tokou.htm
    取得にはパスポートと身分証と「提出先機関からの証明書を要求する文書等、証明書発給の必要性が確認できる書類」
    の3つがいるそうです。この3つ目がわかりづらいのですが、弊社の場合ベトナム人のadminが該当書類を用意してくれたため、すぐに申請できました。
    両手の5本指すべての指紋を1本ずつ撮りますのでちょっと緊張しますね^^;そもそも警視庁が物々しいのでいい経験になりました。

    ちなみにベトナムでも簡単に取得することができるそうですが、日本に照会するためか日数はかかるようです。
    日本で取得の場合は2週間程度ですが、ベトナムで取得する場合は1か月程度かかるようです。

    2)健康診断結果

    オフショア会社員の健康診断結果
    健康診断は日本とほとんど同じでした。血液検査の結果が二日で出たのがちょっと驚きでした。

    正確にはどういう項目を網羅する必要があるのかわかりませんが、英語とベトナム語で健康である旨が記載されたドキュメントを提出しました。健康診断は日本で行うものと何ら変わりません。ひとつ特徴だったのが、HIV検査でしょうか。
    「もし陽性だった場合、当局に通知します」という書類にサインする必要がありました。
    特に思い当たる節もなかったのですが興味本位でもし本当に陽性だったらどうなるか聞くと、その人の経験では陽性の人に当たったことはないようですが、恐らくワークパーミットが取得できないのではとのことでした。

    3)大学の卒業証明書

    オフショア会社員の大学卒業証明書
    うちの大学はすぐに発行してくれました。

    これは卒業した大学ですぐに取得できます。英語で取得してベトナムに送ってもらいました。
    証明書は私の大学では無料で複数枚発行してくれました。
    ちなみに大卒でない場合、親会社で5年間の勤務経験が必要だそうです。また大卒であっても新卒の場合は1年間の就業経験が必要なようです。それを満たすまではワークパーミットの取得ができず、ビザの更新で対応することになります。

    他、記載するドキュメントや証明写真などもありますが、いつでも準備できるものばかりなので割愛します。また、これはひとつの方法であって他にもやり方はあるかもしれませんので是非お調べください。弊社の場合、既に現地法人があるので楽なほうと思います。
    ベトナムは日本に対してはかなり甘い国だと思いますがそれでも上記のような書類が必要です。身近な国ではシンガポールはワークパーミットの取得が厳しくなってると聞きますし、アメリカも結構厳しいです。

    何かの参考になれば幸いです。
    ではでは。