ベトナムからベスパを輸出&輸入してみた〜その①〜

    こんにちは、名前のルーツが次元大介と最近気づいたおーみです。
    偶然にも同じPALL MALLを吸ってました。

    半年以上前になるのですがベトナムから帰国した時に向こうで乗っていたベスパを日本に輸出&輸入しました。
    理由は日本で買うとえらく高いから。

    しばらく日本へ運ぶまでの話を投稿しようかと思います。
    もしかしたら次で終わるかもしれませんが・・・。

    まずベスパとはなんぞやという話ですがバイクです。
    イタリアで作られたビンテージバイクです。ローマの休日で出てくるアレです。

    ベトナムラボ型オフショア開発

    ベスパ(Vespa)= スズメバチ を意味していて由来は↓からきています。
    ・エンジン音が「ビー」という蜂が飛ぶ音に似ているから
    ・車体のフォルムが蜂のようだから

    最初に登場したのが1946年で戦後の大衆車として多くの人に愛されてきました。
    原付バイクとは違って部品を交換して手入れさえしっかりしていれば何十年でも乗れるバイクです。
    現在でもベトナムでは多くのベスパが走ってますしパーツも豊富に流通しています。

    しかしなんでまたベトナムにイタリアのバイクがたくさんあるのか?
    それは戦争の歴史が大きく関わっています。

    1954年までベトナムはフランスの植民地でした。
    1960年代にヨーロッパで自家用車が普及しはじめてお役御免となったベスパ。
    そんなベスパがベトナムに安く大量に輸入され、現地にいたフランス人たちが乗っていたものがそのまま残されて現在に至っているというわけです。
    (だいぶ説明はしょってます)

    置き土産となったベスパやランブレッタをベトナム人たちは高い技術力で時にはパーツやボディまでも自作し、現在まで乗り継がれているのです。

    そんなベスパがバンバン走っている夢のようなベトナム。
    入社直後に赴任先として1年間生活していたわけで。
    中学生の時に知らないおっちゃんがかっこいいベスパを乗っているのを見て以来ずっとほしいと思っていた私。
    これはもう買うしかないと思い至り社内のスタッフにお願いしてついに買ってしまいました!

    ちなみにお値段はというとだいたい15万〜20万程度。
    現地通貨だと4000万ドン!前後。分厚い札束でお金持ちになった気分になれます。
    日本で買うとピンきりですが状態のいいものは40万〜100万前後とだいぶお高くついてしまいます。
    たまにヤフオクなんかで10万前後で売りに出ていますが状態が良くないものが多いので修理費等含めるとあまりおすすめできません。。。

    私は運の良いことにベスパが欲しいと話していたらベスパ好きのスタッフ(Binh)が聞きつけて個人オーナーを紹介してくれたのであまり苦労せず買うことができました。
    ちなみに彼もベスパに乗ってます。

    ベトナムラボ型オフショア開発
    <Binhのベスパ(50sのスモールタイプです)>

    とは言ったものの購入することに決めたオーナーさんが当時私の住んでいたホーチミンから遠く離れたダラットにいるということでどうしようと悩んでました。
    (ホーチミンからダラットまで120kmくらい)

    そんなところにBinhが「ボクがダラットまで行って買ってきてあげるよ」と心優しい言葉をかけてくれたのです。
    頼る人がいなかった私は神様仏様と彼に感謝して現地に行ってもらいました。

    彼曰く、素人目ではベスパの良し悪しはわかりにくいので詳しい人が状態を見ないとカモられるだけとのお話。
    現地までバスで行き、走行テストと交渉をして若干値下げまでしてくれて帰りは8時間かけてホーチミンまで乗って運んできてくれました。
    彼にはベスパのこと以外でもとてもよくしてもらったので本当に感謝で頭が上がりません・・・。

    購入後の話も一気に書いてしまいたいのですが長くなりそうなので続きは次回で。

    ではではまた。