ビジネスで活かせるコミュニケーション術「ソーシャルスタイル」とは?

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    こんにちは、UP事業部の中村です。

    突然ですがビジネスでもっとも重要なスキルってなんでしょうか?
    論理的思考力?自己管理力?業務遂行力?
    もちろん全部大事です。

    でもこの質問をしたとき必ずでてくるものがあります。

    そう、それは、「コミュニケーション力」です。
    今回は、ビジネスをする上で最も重要なスキルの一つである、

    コミュニケーションに関するテクニックを紹介をします。
    このテクニックを学べば、こんなことができるようになります。

    ・顧客との深いコミュニケーション
    ・多様な年齢や職種のメンバーとの連携
    ・ビジネスでの交渉
    などなど、とにかくあらゆるビジネスの場面で活かすことができるようになります。
    さて、それはどんなテクニックでしょうか。
    それは「ソーシャルスタイル」と言われる理論です。
    この理論は、アメリカの行動科学研究者によって構築されたもので、
    グローバル企業や大手企業で多く導入されています。
    このソーシャルスタイルを学ぶことで、先ほど述べたようなスキルが身に付きますので、
    ぜひ最後まで読んでいただけたら幸いです。
    では、具体的にどのようなものか説明していきます。
    このソーシャルスタイルというのは、「人の行動傾向」に注目し、
    2つの尺度で計るというものになります。
    その2つとは以下になります。
    1.「自己主張度」:意見を「主張」するタイプか?もしくは意見を「聞く」タイプか?
    2.「感情表現度」:感情を「率直に表現する」タイプか?もしくは感情を「抑える」タイプか?
    この2つを組み合わせ、4つの区分「ソーシャルスタイル」に当てはめることで、
    人の行動傾向が読み解けるようになります。
    それぞれの名前は下記の通りです

     ・「エクスプレッシブ」 →「自己主張度」が主張タイプで、「感情表現度」が率直タイプ
     ・「ドライビング」   →「自己主張度」が主張タイプで、「感情表現度」が抑えるタイプ
     ・「エミアブル」    →「自己主張度」が聞くタイプで、「感情表現度」が率直タイプ
     ・「アナリティカル」  →「自己主張度」が聞くタイプで、「感情表現度」が抑えるタイプ
    そしてそれぞれのタイプは、具体的に下記のような行動傾向があります。
     【エクスプレッシブ】
      考えを素直に出す、形式ばらない、表現が豊かで話し好き
     【ドライビング】
      行動が早い、冷たく見える、競争心が旺盛
     【エミアブル】
      親しみやすい、協調的な態度、世話好き
    【アナリティカル】
      ひかえめ、形式や論理性を重視する、粘り強い。
    何となくそれぞれの特性について、イメージがわきましたか。
    このように色々と説明してきましたが、あなたはどのソーシャルスタイルでしょうか。
    「私はエミアブルかな」、とか「俺はドライビングだ!」などなど思ったかもしれません。
    しかし、ここで1点注意すべき点があります。
    それは、このソーシャルスタイルは、
    「他人から見た自分」
    の行動特性ということです。
    そのため、自分では「話しを聞くタイプだ!」と思っていても、
    周りからは「意見の主張が多い」と思われている、などといったことはよくあります。
    このことから、自分のソーシャルスタイルを知るには、
    会社の同僚に聞くことが一番有効です。
    人によって見え方は違う可能性があるため、
    5人以上に聞けば正しいソーシャルスタイルを知れると言われています。
    「それは難しい!」という方は、下記のようなサイトもあるので試してください。
    http://kazupc.com/s-style/

    次回は、この「ソーシャルスタイル」の活かし方についてお話しします。

    それではまた。