auから6月に発売されたHTC J Butterfly (HTV31)を事前予約して入手しました。
前回のプログで欲しいと書いていましたが、やはり予想通りに。
HTC端末は、HTC Desireからの付き合いです。
さて、今回のHTC J Butterflyの特徴は、Android 5.0、VOLTEに対応、WQHD(2560×1440)の液晶、20.2Mのカメラ等々があります。
しかし触れられていない点としてCPUが従来の32bitから64bit化されたという事でしょうか。
iPhoneは、一足先にiPhone 5sから64bit CPUとなっています。
実は重要なトピックスなのに話題とならない。
大きな変化でもある64bit CPU化について少し書きます。
まず32bitから64bitになったら何が変わるの?
数字が2倍だから処理速度も2倍になるんだと思われている方、それは間違いです。
実は同じ処理である場合、基本的には処理速度は変わりません。
扱える整数値が、32bitは最大4,294,967,295 (4ギガ)に対して、64bitは最大18,446,744,073,709,551,616 (16エクサ)と遥かな値となっています。
この扱える値が大きくなったのが64bit化です。
64bitは、32bitと比較して一度に扱えるデータのサイズが大きくなったのでより精密が計算が1回で出来るのが強みです。
身近な所では、PCでメモリが4GB以上を扱えるようになった所でしょうか。
これはメモリアドレスという数値が、32bit(4GB)から64bit(16EB)になる事によって、従来の4GBの制限が解放された事が理由です。
このように膨大な値が扱えるようになった64bitですが、iPhoneやAndroidで採用されたけどメリットあるの?と思う方はいるかと思います。
実は現状では大きなメリットはありません。
それはモバイル機器である事が大きく影響しています。
64bitを生かせるような大容量メモリ入れても無駄にバッテリー消費するだけだし、複雑な計算させてもバッテリー消費が増える。
モバイルならではの難しさがあります。
PCだと制限気にせず全開で効果が出せるのですけどね。
そんな状態ですが、iPhone、Android共に64bit対応への改良は進んでいます。
正直、今すぐにメリットを生かせる状態ではないけど、来年、再来年になると64bit CPUが生かされて来ると思います。
まあ、現行モデルは過去の遺物になっている可能性もありますが。
そんな状態なので、64bit CPUというのが売りになっていないのでと思います。
さて、新しいHTC J Butterflyについて。
まずVOLTE。VOLTE同士の通話の品質は全然違います。ただ相手が限られるのが残念。
カメラについて、画素数が増えた事もありますが写真の質は先代よりも大部よくなった印象です。
アプリもAndroid 5.0の効果か先代HTC J Butterflyと比較して軽快感が出ています。
しかし重いゲームアプリを使っているとバッテリー消費が多いのは致し方ないかな。
もう少し使い込んで次回のレポートでまとめたいと思います。