どうも、営業部の佐々木です。
漫画は一日で10巻くらい読めてしまうのに小説はなかなか進まないので、コスパがいい、ということで小説ばかり読む傾向にあります。
とはいえ、たまには読みたくなるので、気まぐれで買ってみました。
惡の華って漫画です。全11巻一気読み。
感想書きなぐってみます。
ネタバレ注意で!!
具体的な名前は言いませんが、最近お茶の間を賑わせている某事件に非常に似ていると感じる話でした。
壮絶な中二病生活を送ってきた健やかに育ってきた佐々木にとっては、少し、ほんの少し「子供の頃こんなこと考えてたなー」という描写もちらほら。
今、20歳で仕事をしていますが、あの頃となにが変わったのかはわかりませんが。
思春期を終え、大人になっていく子どもたち
一時は衝動を抑えられず、街中を騒がせた事件を起こした少年少女も、時間が経てば大人になっていくんだなー、という描写が後半に向けてちらほら。
その過程で、意味が変わっていく「キレイ」という言葉にも、考察の余地がありそうです。
思春期特有の、愛情より強いけど、時間より弱い繋がりを的確に描写していた様には息を呑みました。
みんなどこかおかしいところを持っている
これも感じました。
というのも、自分の”おかしな”部分を引き出されていき、どんどん逸脱していく主人公たちが、驚くほどリアルで「あー、これフィクションのようでフィクションじゃないな」とか思ったからです。
異常なほどの執着や、反対に異常なほどの無関心を、人はどこかに持っているんだなあ、とかそんなことを考えながら読んでいました。
二度と来るなよ、ふつうにんげん
このセリフ、いいですね。
思わず読みながら声に出したのを覚えています。
ふつうにんげん、って悪いことというよりはむしろいいことなんですけど、それを真っ向から否定するようなセリフ。いいですね、こういうの。
そして、そのセリフの前に、主人公目線でいう”過去の人”と殴り合いの大げんかをします。
言ってしまえばよくある展開でしか無いんですけど、その時、”現在の人”をその大げんかに引きずり込んだことで、よくある展開ではなくなりました。
櫓の上でさようなら
クライマックスといえる部分で、”過去の人”は、主人公目線で痛烈に裏切ります。
裏切りが救うこと、っていいですね。
それがなかったら主人公と過去の人はふたりとも消し炭です。
あの時の「お前は連れて行ってっやんない」っていうセリフは、砂浜のシーンにリンクしていて、つまるところ、「ふつうにんげんで生きるのも悪くないんじゃない」って言ってるんですよね。
過去の人目線では、明らかに唯一の支えだったはずです。
それを、「お前はふつうにんげんになれ」って突き落としたシーンは、主人公のことを思ってでしょうね。
ここは泣けます。
まとめ
こう、思ったことを「ガーーーッ!!」と吐き出したので、時系列や文脈がぐちゃぐちゃになってしまいました。
まとめるのって難しい。。。
そんなわけで!
社内に読んだ人がいたら感想語り合いましょ!
では。