おススメの本、「奇跡の経営」リカルド・セムラー著

    毎度、川勝です。
    普段は自己啓発や経営の本はあまり読まず、小説ばかり読んでいるのですが、
    書評が気になったので久しぶりに読みました。

    「奇跡の経営」リカルド・セムラー著

    奇跡の経営 一週間毎日が週末発想のススメ
    企業なのに組織図がない、階級がない、人事部がないから社員をコントロールするしくみもない、トップには戦略がない……。

     

    セムラー氏が父親から受け継いだときは倒産の恐れもある会社だったのが、大胆な改革を経て、
    6年間で売上が35億円から212億円へ成長、従業員数も3000人となる。(1ドル100円で計算)

     

    ・組織階層がなく、組織図が存在しない
    ・ビジネスプラン、戦略、計画がない
    ・会社のゴールやミッション、長期予算がない
    ・CEOが不在ということもよくある
    ・標準作業を定めてないし業務フローもない
    ・人事部がない
    ・キャリアプラン、職務記述書、雇用契約書がない
    ・レポートや経費の承認を必要としない
    ・作業員を監視監督していない

     

    パラパラとめくって以上のようなことが書かれていたので読みました。
    社員を一人前のビジネスマンと認めて、それぞれが最大限のパフォーマンスを発揮できるよう、
    毎日楽しく仕事ができるように、環境整備に努め、
    主体性を持って成果を上げやすいよう、ストレスが無いように、勤務時間や勤務場所の制約をなくす。
    社員にはやってもらいたい職種をやってもらう、
    なければ新規事業の立案をしてもらう。

     

    これらは数多くある取り組みの一例ですが、フレックスタイム制にして、勤務場所に制限を設けないと、
    誰も来なくなって全く成果が上がらなくなるように思われますが、実際はそうではない。
    チームのパフォーマンスが最大化されるよう、みんなが協力し合って、誰の指示も管理もされずに、
    最適な体制に落ち着く。自主性をもってそのようにしているので、ストレスなく働くことができ、
    成果にフォーカスしやすい。

     

    なるほど。言うは易しだが。
    理想ですね。

     

    自社でも現場に任せて社内コンセンサスを取るようにだけ注意していれば、
    正解に近い答えを出すのと同じですね。

    社内システムさえ整えば、バイタリフィもフレックスで場所に捉われず、自分の好きな業務に取り組むことが
    できるようになると思います。そのシステム作り、基盤作りは経営やマネージメントの仕事ですね。

    弊社は8月決算なので、もうすぐ第4四半期に入ります。次期事業計画を見据え、最適なシステムを構築して、
    全社員が楽しくやる気をもって仕事に取り組めるようにしていきたいです。