裁判や法律をテーマにした漫画、ドラマ、ゲームがたくさんある。
全部まとめて「法廷もの」という。
私は法廷ものが大好きだ。
法律が好きなわけではない、「法廷もの」が面白いのには3つの理由がある。
爽快感!
古くは「大岡裁き」「遠山の金さん」から始まる法廷ものの基本ストーリーは「勧善懲悪・大団円」だ。
理不尽によって虐げられる市民が登場し、
新米検事や新米弁護士がスーツに身を包んでさっそうと立ち向かう。
最後は司法の力で悪を倒し、
みんなが納得できる「お裁き」になる。
例外はあるが、見た後はいつでも気持ちがすっきりしてあとくされがない。
リアルで濃厚な人間ドラマ!
離婚、犯罪、相続・・
裁判は人生の最も濃いところを煮詰めたような場所だ。
裁判所にいけば面白いドラマが転がっている、だからいつの時代も「裁判の傍聴」を趣味にしている人が多い。
「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」みたいな実話をもとにしたような作品もある。
雑学が身に付く!
雑学は雑学でも、身近な問題に触れているのでなんだかクセになるし
頭がよくなった気がしてきます。
というわけで、私のおすすめの法廷ものを1位から順に紹介します。
1位:そこをなんとか(漫画)
弁護士は儲かる!
という思い込みで司法試験にギリギリ合格した新米弁護士「改世楽子」が奮闘する弁護士コメディー。
ドラマ化もした人気作ですね。
今作の魅力は
お金大好きな楽天家女子(だけどお人好し)な楽子と、クールな先輩弁護士(やっぱりお人好し)の軽妙な掛け合い!
そして次から次へとテンポよく繰り出される怒涛の痛快法律知識。
作者の頭の中が見てみたい。
ミステリー | – |
爽快感 | 〇 |
キャラクター | ◎ |
リアリティー | 〇 |
法律知識 | ◎ |
2位:逆転裁判(ゲーム)
新米弁護士の成歩堂龍一は、就職早々、勤め先の弁護士事務所で殺人事件に遭遇。
その後、次から次へと起こる事件にとまどいながらも、無実の人を救うため絶対不利な裁判に立ち向かっていく。
ゲームの歴史を変えた大作推理ゲーム。
斬新なシステム、ゲーム好きからも評価された名作ですが、
推理ものとしてもよく出来ています。
同じスタッフが出掛けたモバイル向けゲーム「えどたん(江戸探偵)」も面白いですよ。
ミステリー | ◎ |
爽快感 | ◎ |
キャラクター | ◎ |
リアリティー | – |
法律知識 | – |
3位:ジキルとハイドと裁判員(漫画)
主人公の直留(ジキル)は、気弱だが正義を志す新米裁判官。
ひょんなことから「ハイド」という名の寄生生物にとりつかれ、
被告人が有罪なのか無罪なのかがわかる能力を身に着けてしまう。
証拠が示すのは無罪。
でももしも、有罪だと自分だけが知っていたら・・?
新米裁判官を主人公にした異色のダークヒーローミステリー。
裁判を舞台に展開される「デスノート」のような濃厚な心理戦は圧巻です。
ミステリー | ◎ |
爽快感 | – |
キャラクター | ◎ |
リアリティー | – |
法律知識 | 〇 |
4位:ゲームで裁判員!スイートホーム炎上事件(ゲーム)
2009年、ついに日本に裁判員制度が導入された。
他人事だと思っていた主人公は、ある日一通の手紙で裁判所に呼び出された。
お好み焼き屋のおばちゃんやイケメン芸人など、個性的な面々とともに、とある放火事件の裁判員に選ばれたことを知らされる・・。
大阪弁護士会が企画・制作した、本格的な裁判員体験推理ゲーム。
裁判員による話し合いがメインに描かれている点は『ジキルとハイドと裁判員』と同じだが、
心理操作に重きをおくジキルとは違い、
いかに他の裁判員の意見を引き出して真実に近づけるかに重点を置いたシナリオが絶妙(ネタバレ)。
無料でダウンロードできるのでぜひ遊んでみてほしい。
https://www.osakaben.or.jp/web/saibangame/index.html
ミステリー | 〇 |
爽快感 | ◎ |
キャラクター | 〇 |
リアリティー | 〇 |
法律知識 | 〇 |
5位:BULL 法廷を操る男(海外ドラマ)
トライアル・アナリシス・コーポレーション (TAC)のボス、ブルは弁護士ではない。
裁判員の心理を読み、評決を操る心理学者だ。
おっさんでイケメン、美女にモテモテ、でも依頼人を信じる気持ちはいつでもまっすぐ!
日本でも現在シーズン3が放送中の人気ドラマ。
一癖も二癖もある依頼人を信じ、見事に評決を勝ち取るブルの手腕が見事だ。
日本とアメリカの裁判制度の違いに注目するのも、なかなか面白い。
ミステリー | 〇 |
爽快感 | ◎ |
キャラクター | 〇 |
リアリティー | 〇 |
法律知識 | – |