制作部の里山です。
久々に音楽的な開拓をしようと思い、いくつか聞いてみました。
その中の一つに【BABYMETAL】というグループがおり、中々のヒットでした。
BABYMETALは、グループ名の通り音楽性はヘヴィメタルであり、
アイドル系の若い女子が歌って踊るというグループです。
以前から世界的な評価は高く、MetallicaやGuns N’ Rosesといった超大御所との共演歴もありながら、
個人的には「アイドル」ということが引っかかって何となく敬遠していたわけですが、
完全に食わず嫌いでした。
ライブは見ていないのでCD(アルバム:Metal Resistance)を聴いた感想としては…
①とにかくVocalが心地よい
女性Voを擁するヘヴィメタルバンド(パンク系、スクリーム系ではない)は豊かなビブラートと、
オペラっぽい歌唱を押し出してくることが多い印象なのですが、
それとはまったく違い、曲にもよるでしょうがビブラートや裏声は使わない歌い方。
多分天性の声質なのか透明度が抜群で非常に抜けが良く感じ、
高音域がキンキンした感じではないため聴き疲れがほとんどない。
もし、最近のアイドルが皆こうなのであれば、
自分の価値観を結構大きく変えないといけないと思うほどでした。
②「神バンド」の演奏がすごい
BABYMETALの楽器隊はサポートメンバーが務めているようですが、神バンドと呼ばれるだけあり自分のような素人目にも凄さが一瞬でわかります。
「Sis.Anger」ではブラストビートも織り交ぜられておりモッシュピットが盛り上がること間違いなしだし、
「KARATE」ではDJENTを彷彿させるゴリゴリの展開からの、サビで一気に広がるグルーヴ感は聞きどころだと感じます。
動画(Official)はこちら
重低音メタルが好きならストライクでしょう。
③上田剛士による楽曲提供
元THE MAD CAPSULE MARKETSで現AA=として活動中の上田剛士が「あわだまフィーバー」で楽曲提供しています。
この曲は彼お得意のデジタルパンク系サウンドで、アルバムの中でも個性が強いです。
事前情報なしでアルバムを流した時に一瞬で彼の作曲と分かるくらいには立っていました。(後からクレジットを見て納得)
ちなみに、AA=は日本の音楽シーンでは5指に入るくらいには好きです。
アイドルっぽい要素もところどころにあるので、その点で好みはあるかもしれませんが、
食わず嫌いならとりあえず聞いてみるといいと思います。
では。