Paypayブランド統一の報
何書こうかな、と思ってたところにちょうどニュースが来たので。
ZHD、「Yahoo! JAPANカード」「ジャパンネット銀行」など金融事業をPayPayブランドに統一
全部PayPayにするんですね。
ロゴがきれいに統一されて、その繋がりがわかりやすいです。
一気に普及したPayPayに金融サービスを一気に寄せた、というかブランドを統一する事によってユーザーに相互接続性をイメージさせることができるのは結構大きいことだな、と思いました。
なんせPayPayはユーザー数は3000万人を突破したと言いますし、その何割かはしっかりチャージ用の実利用銀行口座に紐けされてて、かつその何割かは交付金とかに直結しているわけですから、いま金融系ブランドに利用しない手はないってことなんでしょうか。
ああ、なんか連携して動くって素晴らしい!と感じます。
(サービスの実態は知りません。フィーリングです。)
かと言ってあんまりソフトバンクさんを全面に出されるのもなあと感じる方もいるでしょうし、Yahooブランドに統一しなかった理由もなんとなく察するところです。
バリバリ景気良い還元キャンペーン連発は、今思えばこういうことだったのねと納得する一方で、はからずもCovid-19からもキャッシュレス促進というかたちの追い風を受けることになったりして、風を読んで波に乗るのは大切なんだなと改めて思いました。…社名の切り替え事務作業は壮絶かとは思いますが。
日産自動車もまたブランドロゴを変更
そういえば、ブランド切り替えといえば日産自動車もロゴを変更するのだそうな。
脱カルロス・ゴーンさんとも揶揄されてもいるようですが、そこじゃあないんだろうな、と素直に想像します。そういう動機ならコーポレートカラーを三色から赤に変えたのもゴーンさんなわけでして。ここは思い切って「黄色」に…はしませんよね。
新しいブランドロゴが、日産の新たな地平を開く(日産ストーリーズ)
書いてある事は自分にはフワッとしていてよくわからないんですが(笑)
とりあえず、前々から更新の検討をしてはいたんですね。
新しいロゴは、工業的でハードな印象から、上品で親しみやすく、デジタルとの親和性の高いデザインへ移行したと言えるでしょう。そして、日産が伝統的な自動車メーカーとしてだけでなく、モビリティとサービスを提供する会社へと進化していくことを示しています。
要するにスキューモーフィックでメタリックなロゴは重く権威主義的で、これからのクルマ時代の在り方に合わないってことなのかと思ってます。自動車は個人が所有するよりも、シェアしたり誰でも乗れるフラットなものにシフトしないといけないわけですし。デジタルにも馴染む形を、という事には見た目だけでなくいろんなコンテクストがあるんだな、と思いました。
スマホのUIトレンドがユーザビリティ的な理由でスキューモーフィックからフラットやマテリアルデザインに移行した理由とは、また微妙に違うんだな、と認識しています。
ただの意匠更新ではなく、機能的にも意味を持つ
実用面で言われているのが、ニッサンの新ブランドロゴは電気自動車時代を見据えているのだという話があります。
バッテリーで走る電気自動車はラジエターを失い、フロントグリルという大きな空気吸入口を失っていくわけで、するとエンブレムみたいなものはボンネットフードやボディにプリントしても馴染む形に、空気抵抗削減にも馴染んだデザインに移行するのだと。
そこで立体感を前提としたデザインから、フラットでも認識しやすい形が望ましく、その裏に自動運転用のLiDERセンサーが埋め込まれても問題のないものになっていくのだ、と。(最近、フロントグリルのロゴの裏側にアダプティブ・クルーズコントロール用のセンサーを埋めている車が増えてますので)
なるほどな、と思いました。
そういえば、BMWもVWもそんな感じでフラットにエンブレム意匠を変えていたのでした。同じようなコンセプトや理由からなのかは、キリがないので深掘りはしませんよ。ええ。
何やらまとまりのない話でしたが
ともあれ、意匠と機能は深くつながっているのだねえという話でした。
数年前にユベントスがエンブレムをシンプルに変更した理由は、LiDERのエンベッドや空気抵抗関係ないとは断言できます。
なんぼ現代サッカーがハイテク化したところで。