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    カテゴリー 日常 / プライベート

    初めは子どもだった大人の皆さんへ

    この間このアンケートを偶然に目を通して、ちょっとえ?と思いました。

    Source: https://hugkum.sho.jp/132447

    子供がうるさいと考えている大人が普通より多すぎるんじゃないですか? 

    逆に子供の立場で、大人に対するアンケートを見てみたいですね!笑

    しかし、よく考えたら、私たちも子供だったじゃないですか?どうして自分のことをうるさいと思うのでしょうか?もしかして私たちはそんなことを忘れてしまいましたか? 

    まあ、そうなのかもしれないですね。

    去年の夏に撮った写真(萩)

    なぜなら、私たちは毎日、衣食住、人間関係、会社の上下関係などのことばかり考えているじゃないですか。そんな覚えても何もできないことを覚えてる暇はないですから。(言い訳かな 笑)

    それと、自分のスッキリした笑顔を最後に見たのがいつで、もうどのぐらい見ていないかも皆さん多分もう覚えていないですよね?

    去年の春に撮った写真

    そんな私たちは、子供だけではなくて、隣のアパートの人が夜中にちょっと騒がしいとか、電車の中にある人が大きい声で喋るとか、ような騒音があればすぐに怒るじゃないですか?そんな時に癒される本をこれからご紹介させていただきます。

    それは、「星の王子さま」です。

    1943年に発表されたアントワーヌ・ド・サン=テグジュベリによる永遠の名作「星の王子さま」は、世界中で300以上の言語・方言に訳され、翻訳の多さでは聖書に次ぐ世界的なベストセラーとなり、その数は今も増え続けています。

    僕がこの本を読み始めましたのは、24歳のすでに大人になってからでした。社会人になったばかりの時に、やはり色んな悩みがあって、寝られない夜も結構あり、小説とかを読んだら寝やすくなるかなと思って、この小説を読んだのがきっかけです。

    去年の夏に撮った写真(ブルーサルビア)

    最初の印象は、分かりにくい抽象的な表現が多くて、読むとぐっすり寝られるといったものでした。

    次の日の夜もまだ1ページを読んでないのにあっという間に寝てしまいました。でも、その次の夜は違いましたよ!

    なぜかと言うと、話の中にとても印象に残る場面がありました。

    もしある子供に以下の写真を見せて、これは何ですかと聞くとどう返事しますか?

    もしかして帽子と答えますか?もし帽子と答えたなら、何も疑わずとも貴方は完全に大人です。

    大人も結構面倒臭いですね、詳しく描かないと分かってくれないし、そして、その子供はまた以下の絵を描き直さなければならないのです。

    実際は、これは、森ですごくでかい蛇が象を食べている凄まじく怖い絵のです!

    それと、例えば、Maiさんはどんな人ですか?と聞かれるなら、どう返事しますか?

    Maiさんはお金持ちですよ、Maiさんは高い車を持ってるよ、Maiさんはすごくかっこいいですよと返事したら、子供に「Maiのことが全然わかってないじゃん」と怒られますよ、そんな返事は絶対に許されません!

    Maiさんは寿司、茶碗蒸しがめっちゃ好きですよ、筋トレ、プール、スケボーも好きですよ、Maiさんは寂しい時に夕焼けをよく見てるよと返事したら、子供はめちゃくちゃ感心して「あ、この大人は結構Maiさんのことをよくご存知ですね、素晴らしいね!」と思ってくれます!

    そのうち、あっという間に、最後まで夢中でこの小説を読みきってしまいました。今まで、ベトナム語版、英語版、日本語版を数えないほど繰り返し飽きることなく読みました。

    以下は僕がものすごく大好きなセリフです。

    ”心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ。”

    ”砂漠が美しいのは、どこかに井戸をかくしているからだよ……”

    ”俺は君を目の隅で見るようにして、君の方も言わない。言葉は誤解の元だからね!”

    ”きみが夕方の四時に来るなら、ぼくは三時から嬉しくなってくる。そこから時間が進めば進むほど、どんどん嬉しくなってくる。そうしてとうとう四時になるともう、そわそわしたり、どきどきしたり。幸福って言うのがどんなことか分かる!”

    まだ沢山ありますけど、こちらで全部書いちゃうとダメじゃないですか?

    皆さんもぜひ時間があれば読んでみてくださいね!

    去年の春に撮った写真(ポピー)